ログイン ログアウト 登録
 読み書きの土台ができていれば、成績はすぐに上がる Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
Onlineスクール言葉の森・サイト Onlineスクール言葉の森
記事 1558番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/2/2
読み書きの土台ができていれば、成績はすぐに上がる as/1558.html
森川林 2012/06/08 22:44 


 これまでいい作文を書いていた子が、急にあまり面白くない形だけの作文を書くようになることがあります。

 その原因の第一は、多忙です。よくあるのが、塾の勉強を始めたので、その宿題などに時間がとられるようになったというケースです。つまり、次々と知識を吸収しなければならない時間が続くので、子供に余裕がなくなってしまうのです。言葉の森の作文は、項目指導をしていることが特徴ですが、勉強の予定が詰まっている中で作文を書くと、どうしてもその項目の形だけをほどほどに仕上げるということになりがちです。

 そういう子供の場合は、字数も、決められた字数のところまでしか書こうとしません。作文というのは、書きたいことがあれば、字数の目標など考えずにいくらでも書きたくなるものですが、余裕がないので、いつでも目標字数ぎりぎりまでしか書かないようになるのです。

 子犬の遊びや訓練のときの注意点は、飽きるまでやらないということです。ボールを投げて取ってくるという練習でも、子犬は喜んで何度でもやりたがりますが、そこでたっぷり満足するまでやると、次からはもうその遊びに飽きてしまい熱中して取り組むことがなくなります。

 人間でも同じです。食事と同じように、遊びでも勉強でも八分目でやめて余裕を残しておくことが大事です。ところが、親は、遊びの八分目はできるのですが、勉強の八分目はなかなかできません。新しい勉強を始めて、子供がそれなりに興味を持ってやっていると、やりすぎるところまでやらせてしまうことが多いのです。そういうことを繰り返すと、子供は、すべてほどほどにやるようになります。

 では、子供たちはなぜそんなに多忙なのでしょうか。それは、重要なことも重要でないことも、すべて同じようにがんばってやらせようとするからです。

 数学も、英語も、ピアノも、スイミングも、サッカーも、全部やらせようとすれば、どうしても時間は足りなくなりがちです。その足りなくなった時間のしわ寄せを受けるのが読書だとなると、かえって長い目で見て学力は低下します。

 また、勉強も、音楽も、スポーツも、文武両道ですべて育てたいという考えは貴重ですが、最も大事なのは勉強です。この重点を勘違いしている人が多いのです。貝原益軒の江戸時代にもやはり同じような問題はあったようで、益軒は習い事は元となるものを末となるものを見極めよというようなことを述べています。

 習い事というのは、かけた時間に比例して上達します。音楽やスポーツは、成果が形としてはっきり出てくるので、つい時間をかけすぎてしまいます。その結果、勉強の時間が後回しになれば、これも本末転倒です。そうならないために、親が、全体のバランスと軽重をしっかりと把握していることが必要です。

 江戸時代の勉強は、読み書きそろばんでした。この平凡な勉強が、現代でも小中学生の勉強の最も大事な骨格です。現代流にいえば、どんな本でもばりばり読めること、必要に応じてわかりやすい文章を書けること、中学3年生までの数学は一応全部できること、と言っていいでしょう。この土台があれば、あとは本人が意欲的に勉強に取り組むようになったとき、すぐに成績は上げることができるのです。



コメント欄

コメントフォーム
読み書きの土台ができていれば、成績はすぐに上がる 森川林 20120608 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
くけこさ (スパム投稿を防ぐために五十音表の「くけこさ」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
子育て(117) 勉強の仕方(119) 
コメント1~10件
【合格速報】東 ふつ
合格おめでとうございます。 毎週真剣に取り組み、どんどん上 1/7
記事 5403番
国語力、読解力 森川林
読検の解答は個別れんらくでお送りください。 12/29
記事 4331番
国語力、読解力 すみひな
本日の読解検定を受け忘れてしまいました。回答をどちらに送れば 12/27
記事 4331番
森リン大賞が示 森川林
作文力を上達させるコツは、褒めることでも直すことでもなく、書 12/13
記事 5398番
作文コンクール 森川林
 子供たちの教育で大事なのは、知識の詰め込みではなく、読書と 12/10
記事 5395番
読書と作文が子 森川林
 小学生時代は、勉強よりも読書。  中学生以上は、勉強と同 12/9
記事 5394番
子どもの文章力 森川林
今の受験は知識の詰め込みの勉強になっています。 考える問題 12/8
記事 5392番
作検研究。森リ 森川林
作文は、褒められても注意されても、そこに客観的な基準がなけれ 12/7
記事 5391番
「作文検定」「 森川林
 今は、AI社会の前夜。  昔は新聞やテレビが中心だった。 12/7
記事 5390番
AI時代に子ど 森川林
AI時代には、先生の役割は「教えること」ではなくなります。 12/6
記事 5389番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
Glitchの 森川林
https://hnavi.co.jp/knowledge/ 1/22
森川林日記
2026年1月 森川林
●作文について  忙しい中学生高校生が作文を能 1/22
森の掲示板
読解検定のやり 森川林
====読解検定のやり方 1.オンラインクラス一覧表の「全 1/16
国語読解掲示板
小4の12月の 森川林
問3 ○B すずめは、見慣れみな ないものが立っている 1/9
国語読解掲示板
2025年12 森川林
 12月8日から、中根が休講してしまい、いろいろな連絡が遅れ 12/22
森の掲示板
3I/atla 森川林
日本にはかつて穏やかに何万年も続いた縄文文明があった。そのよ 12/12
森川林日記
Re: 11月 森川林
 これは、解き方の問題ではなく、読む力の問題です。  読解 12/5
国語読解掲示板
Re: ICレ 森川林
 ChatGPT、あまり文章うまくないなあ(笑)。  音声 12/5
森川林日記
ICレコーダと 森川林
AI時代に子どもが伸びる――全科学力クラスという新し 12/5
森川林日記
noteのペー 森川林
https://note.com/shine007 12/4
森川林日記

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン