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 ゲームのように楽しい勉強を その3「遊びの大切さ、『させる勉強』から『する勉強』に」 言葉の森 | 作文国語教室【公式】
 
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ゲームのように楽しい勉強を その3「遊びの大切さ、『させる勉強』から『する勉強』に」 as/1720.html
森川林 2013/01/20 04:01 
修 削



■能率的な勉強でできた自由な時間は個性を育てる遊びを

 家庭における国語、算数・数学、英語、理科、社会の勉強の仕方を身につけておけば、勉強の能率が上がり自由な時間が確保できるようになります。

 子供の教育で最も大事なのが、この自由な時間にその子の個性を伸ばすことです。みんなと同じことが、より優れたレベルでできるというだけでは、優れた規格品になったということにすぎません。
 規格品の先にあるのが、自分にしかできないものを持つことです。この個性の芽を、子供時代に育てておくのです。

 優秀な高校生の中には、やりたいものがわからない、勉強しか得意なものがない、やりたいことを見つけるために大学に行くという人がよくいます。しかし、それでは大学に入っても、やりたいことは見つかりません。
 自分の本当にやりたいことの芽は、子供時代の自由な遊びの時間の中で育ちます。だから、子供時代は、勉強と同じぐらい自由な遊びが大切なのです。

 ただし、現代の社会では、商業主義的な遊びの機会が多いため、遊びが創造的なものではなく消費的なものになりがちです。創造的な遊びの環境を用意するというのも、親の役割になってきます。

■「させる勉強」から「する勉強」に

 さて、理想的な勉強法を確立するためには、子供の勉強の仕方を、させる勉強から自ら進んでする勉強に変える必要があります。
 小学校低学年のうちは、子供は誰でも親の言うことをよく聞きます。もし低学年のうちから言うことを聞かないとすれば、それはまた別の問題です(そのことはいつかまた別の機会に説明します。)。
 その言うことをよく聞く時期に、勉強の中心を、「させる勉強」から「する勉強」に切り換えていく必要があります。
 そのためには、子供自身が、何をするか、どれぐらいするか、どう評価するかという過程に参加できるようにすることです。勉強の内容も、分量も、その評価も親や先生が決め、子供はただ馬車馬のように言われたことを遂行するだけというのでは、「自ら進んでする勉強」にはなりません。
 馬車馬のようなスタイルの勉強で意欲を持たせようとすると、賞罰や競争が欠かせないものになってきます。もちろん賞罰や競争はあってもいいのですが、それが勉強の目標のように大きなものになると、勉強の本来の目標がかえってわからなくなります。
 小学校低学年のうちは、子供が言うことを素直に聞くので、親の決めたとおりに勉強をさせることができます。しかし、子供がやがて自立する時期になると、勉強をさせられすぎた子ほど、親の言うことを聞かなくなります。その結果、学年が上がると、塾に通わせるような勉強スタイルになることが多いのです。
 ところが、塾の勉強が中心になると、勉強の内容を親が把握できなくなります。すると、勉強の方法の改善ができなくなり、かえって能率の悪い勉強が続いてしまうことも多いのです。
 子供が自分の力で勉強法を改善できるようになるのは高校生ぐらいになってからです。中学生の間はまだ周囲の大人(親や先生)がアドバイスをしなければ、勉強法の改善はできません。だから、中学生の間までは、勉強は家庭中心で、できれば家庭の居間で行う方がいいのです。

■ゲームのような勉強の工夫

 では、具体的に家庭での勉強はどのようにしたらいいのでしょうか。
 言葉の森では、毎週の作文の課題とは別に、毎日の自習で長文の音読、暗唱、読書などをすすめています。しかし、勉強は無理なく楽に続けることが最も大事なので、いろいろなことをしようとして三日坊主になるよりも、最低限の自習として読書だけは毎日続けると考えていくといいと思います。(読書さえも続かないというのは、また別の問題で、それにはまたそれなりの対処法があります。)
 音読や暗唱は単調な勉強なので、子供が自主的に進んでやることはまずありません。しかも、形に残らない勉強なので、親が強制してもなかなか続けられません。
 計算練習をしたり、漢字の書き取りをしたり、問題を解いたりする勉強は形が残るので、取り組みやすいのですが、本当に実力がつくのは、読書をする、音読や暗唱をする、問題を読む、という形に残らない勉強です。
 この形には残らないが実力のつく勉強の仕方は、まず形をはっきりさせることから始まります。
 (つづく)



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