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短時間で実力のつく勉強をしつつ、遊びの時間をたっぷり確保する as/2688.html
森川林 2016/09/25 11:32 

(△こんな岩の隙間に、めげずに)

 私が小学生のとき、塾に行く子などはほとんど誰もいませんでした。
 みんな、遊びが楽しくて、学校が終わってまで勉強しに行くというのは、よほどできない子か、ごくまれに中学を受験するらしい子だけだったのです。
 だから、感じとしては塾に行くような子は百パーセントいないという雰囲気でした。

 しかし、今は多くの子が塾に通っています。
 中学生で塾に行かないというのは、かなり珍しいと思います。
 そして、子供自身も高学年になると、友達も行っているからという理由で自然に塾に行きたくなるのです。

 なぜそういう大きな変化があったかというと、私が先日気がついたのは、遊びが面白くなくなったからです。
 小学生のころは、本来遊びに熱中する時期です。
 朝から晩まで遊びっぱなしでも飽きないのが、この時期の子供たちです。
 しかし、今の遊びは、家で暇つぶしにゲームをやるような惰性的な遊びになっているのです。

 勉強自体は、決して悪いことではありません。
 しかし、勉強の面白さがわかるのは、一般的に高校生になったあたりからです。
 小中学生の時期に勉強が面白いということは、まずありません。
 もし、この時期に勉強が面白いとしたら、それはその子のほかの生活がよほどつまらないのです。

 そして、小さいころから塾通いしている今の子供たちが、小学生のころ遊びっぱなしだった昔の子供たちよりも賢くなっているようには到底思えません。

 今の大人たちがすべきことは、もっと短時間で実力のつく勉強の仕方を教えるとともに、子供たちが多様な遊びの楽しさに気がつく環境を作ることです。

 小学生のころ、しっかり遊びに熱中できてこそ、高校生、大学生になってから真の学力が身につくのだと思います。


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コメント欄

nane 2016年9月25日 12時0分 1 
 子供たちの勉強と遊びの環境は、これからますます狭まっていきます。
 それは、少子化の進展によって、近所で一緒に勉強したり一緒に遊んだりすることのできる気の合った友達を見つけることが難しくなるからです。
 それを、言葉の森では、寺子屋オンエアでカバーしていくことを考えています。
 これからの教育は、プロに任せてやるようなものではなくなります。(特に小中学生は)
 家庭どうしが協力して、子供たちをバランスよく育てていくようになるのです。


森川林 2016年9月25日 12時0分 11 
 缶詰状態で勉強をさせれば、誰でも成績は上がります。
 大学入試までは、そういう勉強法で通用します。
 しかし、人生のゴールは大学に合格することではありません。
 そのあとに、もっと長い創造的な社会生活があります。
 そのときに必要な学力は、小学生時代までの熱中できる遊びによって育っていることが多いのです。


mae 2016年9月26日 20時18分 9 
「よく学び、よく遊べ。」

ではなく、

「よく遊び、よく遊べ。」でいいのです(笑)。

namura 2016年10月18日 4時19分 10 
情報や周りの意見に流されてしまう世の中ですが、しっかり自分の子育てを見直し、よく遊び、よく学び、いい大学に入るのではなく、いい人生を歩んでいきたいですね。

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