ログイン ログアウト 登録
 成績を上げることよりも実力を上げることを考える Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
Onlineスクール言葉の森・サイト Onlineスクール言葉の森
記事 2959番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/5/9
成績を上げることよりも実力を上げることを考える as/2959.html
森川林 2017/05/25 05:13 


 思考発表クラブでは、毎週15分程度の保護者懇談会を行っています。
 そこで、子供たちの近況報告と質問や感想などを話してもらっています。
 毎週の話なので、お母さんと先生とのやりとりよりも、お母さんどうしの話の中で参考になることも多いようです。

 質問の中でよく聞くのが、やはり勉強面の悩みです。
 それらの悩み事で共通していると私が思うのが、「○○が苦手だがどうしたらよいか」というものです。
 勉強で苦手なことというのは、やっていないから苦手になっているだけです。
 それを短期間で何とかしようと思うと無理が出てきます。
 取り組むことを決めて、毎日短時間勉強する仕組みを作ればほとんどの苦手は克服できます。
 この短時間の毎日という仕組みを作らずに、すぐにどうにかしようとするから難しいと思うだけです。

 しかし、ここで考えなければならないのは、苦手と思われている勉強の中には、やらなくてもよいものもあるということです。
 例えば、通信教育の教材などで勉強していると、小学校低学年のうちから、理科や社会の問題集もついてきます。
 また、おまけでいろいろ特別な勉強などもできるようになっています。

 そういう勉強はそれなりにしっかり作られているので、ついやらなければいけない気になってしまいますが、小学生のうちは、国語を得意にして、算数が普通にできるようにして、読書にたっぷり力を入れていけばそれで十分です。
 それ以外の勉強をする時間があったら、もっと読書や子供の自由時間や多様な体験を充実させた方がいいのです。

 それでもし、そういうおまけの教科が苦手になったとしても、それは本人がやるようになればすぐできるものですから心配は要りません。
 本人がやる気になったときにすぐできるためには、その土台になる実力をつけておくことが大事です。
 その土台の実力を育てるのが、読書や対話や経験なのです。

 これは、受験勉強でも同じです。
 小学校の低中学年のうちから、あるいは小学生のうちから受験に向けた勉強をしていつも時間に追われているような生活をしていると、肝心の実力が育ちません。
 大事なのは、今の成績を上げることではなく、将来役立つ実力を育てることだという意識を持って子供の勉強を見ていく必要があると思います。

====
学力テスト(模試)の点数が低くても気にしない
https://www.mori7.com/index.php?e=2199

 言葉の森で年に数回行っている全国学力テスト(模試)は、平均点が60点前後になるように作られています。これは、模試という性格上、受験の合否を測定するために、点数の差がつくように作られているからです。

 学校などで行われるテストは、到達度を見るためのテストなので、百点を取るのが普通です。学校でのテストだけしか受けていなかった子が、模試を受けてその点数の低さに驚くことはよくあります。

 しかし、模試で見る受験用の学力は、受験期に本気になって取り組めばすぐに成績の上がるものです。そのテスト用の勉強をすれば誰でもすぐにできるようになりますが、そのテスト用の勉強をしていなければ、どんなに実力があってもできないことが多いのです。

 模試のテストの正確は、クイズやパズルに似ています。初めて見るクイズをすぐに解ける人はまずいません。そういうものでは、クイズにならないからです。ところが、いったんその答えを教えてもらうと、次回からはすぐに解けます。答え方がわかれば何ということもない問題でも、最初は解けないのが普通なのです。

 全国学力テストの成績が悪くてがっかりしている子がいたら、お父さん、お母さんの方でそういう事情を教えてあげるようにしてください。
====



コメント欄

森川林 2017年5月25日 7時2分 1 
 子供が低学年のうちは、やらせれば何でもよくできるようになります。
 しかし、今の成績の延長に将来の成績があるのではありません。
 低学年のうちは、成績を上げることよりも実力を育てることを第一に考えていく時期です。
 そして、今の勉強の仕組みでは、実力と成績は、往々にして相反することもあるのです。


nane 2017年5月25日 7時7分 1 
 低学年のうちに勉強をさせすぎる弊害は、学年が上がるにつれて勉強が忙しくなることです。その結果、すべてに手を抜いてそこそこにやるようになってしまうのです。
 大事なことはこの逆で、低学年のうちは時間を考えずに熱中できることをさせるようにするといいのです。


コメントフォーム
成績を上げることよりも実力を上げることを考える 森川林 20170525 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
やゆよら (スパム投稿を防ぐために五十音表の「やゆよら」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
家庭学習(92) 子育て(117) 
コメント1~10件
なぜ公立中高一 森川林
 志望校の過去問に特化した受験対策を進めるためには、まず「春 4/28
記事 5498番
作文検定のプレ あお
お返事ありがとうございます。暗唱検定が早くできてほしいです。 4/9
記事 5493番
作文検定のプレ 森川林
 日本語教育で、簡単なのは会話で、次が読書で、最後が作文です 4/8
記事 5493番
作文検定のプレ あお
日本語作文検定は、日本語を学ぶ外国人のための作文教育にも対応 4/8
記事 5493番
【合格速報】東 ふつ
合格おめでとうございます。 毎週真剣に取り組み、どんどん上 1/7
記事 5403番
国語力、読解力 森川林
読検の解答は個別れんらくでお送りください。 12/29
記事 4331番
国語力、読解力 すみひな
本日の読解検定を受け忘れてしまいました。回答をどちらに送れば 12/27
記事 4331番
森リン大賞が示 森川林
作文力を上達させるコツは、褒めることでも直すことでもなく、書 12/13
記事 5398番
作文コンクール 森川林
 子供たちの教育で大事なのは、知識の詰め込みではなく、読書と 12/10
記事 5395番
読書と作文が子 森川林
 小学生時代は、勉強よりも読書。  中学生以上は、勉強と同 12/9
記事 5394番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
Re: 読解検 森川林
 これは、その言葉があるかどうかではなく、文脈として読み取る 4/28
国語読解掲示板
読解検定小5の みきひさ
読解検定 小5 4月について3問教えてください。 どうぞよ 4/27
国語読解掲示板
茨木のり子さん 森川林
 茨木のり子さんが晩年に書いていた言葉、 「倚(よ)りかか 4/27
森川林日記
軽くて意味のな 森川林
軽くて意味のない広告の文面を書いていたのでくたびれた。 嘘 4/27
森川林日記
Re: 例えば 森川林
 この歌の本質は、「言えない」又は「言わない」というところに 4/27
森川林日記
例えば、敷島の 森川林
 本居宣長の「敷島の大和心を人問はば朝日ににほふ山桜花」は、 4/27
森川林日記
AIに文章を直 森川林
 AIに文章を直してもらうと、  詩的な文章が散文的になる 4/27
森川林日記
雨は龍のメッセ 森川林
 雨は龍のメッセージ。  晴れは太陽のメッセージ。  ど 4/27
森川林日記
五月の薄曇りの 森川林
 五月の薄曇りの空の下をゆっくりと歩く。  自分の心の中に 4/27
森川林日記
走水神社 森川林
 走水神社に行ってきた。  神社の横の山の途中に、弟橘媛( 4/24
森川林日記

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン