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通信教育を通学教育と同じように続けやすくする方法 as/3006.html
森川林 2017/08/22 04:48 

 一般に、通信教育は続けにくいと思われています。
 その理由は、勉強する場としての強制力が弱いからです。

 大学入試の受験生になれば、勉強の動機が明確なので家庭で一人で勉強をすることも十分にできます。
 しかし、勉強に対する動機付けが弱い小学生や中学生の間は、通信教育という形はチェックしてくれる人がいないと続けにくいものになるのです。

 小学生の間は先生の電話指導のあとすぐに始めるようなことができても、中学生ぐらいになってくると、電話のあとでも、「今日は忙しいからあとでやろう」というように考える子が出てきます。
 勉強は、今やるか、それともやらないか、という二つの選択しかないと考えておくことです。
 「あとでやろう」というのが最もよくないやり方で、本人は確かにあとでやるつもりでも、その「あと」が次第に遅れて一週間たってしまうと、課題が二つたまってしまうことになります。
 作文の勉強は、課題が二つも三つもたまると、途端に消化することが難しくなります。

 「あとでやろう」ということは考えずに、忙しいときは不十分でもよいので、例えば課題の要約と感想だけんして15分間だけ取り組むとか、時間制限を決めておき作文が途中で終わっても「(つづく)」と書いてとりあえず終了にしておくとか、何しろその日のうちにできるところまで書き、その日のうちに終えるようにすることが大事です。

 以上のように、通信教育は、取り組み方を変えるだけでもなかり続けやすくなりますが、実は、もっと続けやすくなる方法があります。
 それは、googleハングアウトによるオンライン個別指導です。

 普通、オンラインの個別指導というと、高額な料金を請求されることも多いのですが、googleハングアウトを利用したオンライン個別指導は、通常の受講料以外の追加料金はありません。

 やり方は、担当の先生からの電話指導の際に、オンラインのビデオ画面で先生と話をする顔が互いに見えるようにすることです。
 そのオンラインの場には、同じ時間帯に勉強している他の生徒や先生もいます。
 生徒は、担当の先生の10分間の電話説明を聞いたあと、作文を書き始めますが、そこで電話は切ってもオンラインの画面は切らずにつなげておくことができます。

 そして、約1時間、みんなが勉強している場で、先生が見守っている中で、作文の勉強を続けるのです。
 書いている間に質問があれば、事務局に電話をして質問をすることができます。

 このようなやり方であれば、通信教育であっても通学教育とほとんど変わりませんから、課題の提出がたまってしまうということがありません。

 もしどうしてもできない場合でも、ほかの日に振り替えて消化することができますから、作文の課題の提出はずっと続けやすくなります。

 googleハングアウトの利用は、まだ経験していない方が多いので、敷居が高いように見えるかもしれませんが、今のパソコン(又はスマホ、又はタブレット)であれば、ほとんどの端末が対応しているので、特に難しい設定をしなくても誰でも始められます。

 これからの通信教育は、こういう形のオンラインの低価格の個別指導が主流になってくると思います。



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コメント欄

森川林 2017年8月22日 4時52分 1 
 勉強は、いい教材があれば進むものではありません。
 特に、小学生のころは、教材や指導法よりも、人間的な触れ合いがあるかどうかということの方が大事です。
 自分の勉強を見守ってくれる先生や、親や、一緒に勉強をする友達などの存在が重要になってくるのです。

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