子供が初めて生まれたとき、親は誰でも、その子が立派に成長してくれるように願っています。
その立派な成長とは、自分の個性を活かし、みんなから喜ばれるような人間になることです。
そうして、本人が幸せであればそれで十分と考えていたのが、子供が小学校に上がり、3年生になり、4年生になり、高学年になると、次第に自分が初めに考えていた子育ての理想という原点から離れて、目の前の点数をあげることや、他の人と比較して負けないことなどが考えの焦点になっていきます。
それは、大人自身が、自分が若かったころの理想の人生という原点を忘れて、日々の生活の中でさまざまな妥協を繰り返してきたために、同じことを子供の育て方においても再現してしまうのです。
「最後に笑ったものが勝つ」という言葉の最後とは、あの世に向かう時です。
そのときに、自分の思ったとおりの生き方をしていれば、その人は最後に笑えるのです。
子供の育て方においても、決して大げさなことを決断するのではなく、その子の個性を生かし、周りの人を幸せにできる、夢のある生き方をしてほしいという原点を忘れないようにしていきましょう。
そして、それはまた、大人自身が、どんなに年をとっても自分の原点を忘れずに生きていくことなのです。