「ちゃんと勉強しなさいよ」と言うと、ちゃんと勉強しなくなる 寺子屋オンライン通信2018年6月号 那須の読書作文キャンプの下見 ブラック勉強とホワイト勉強 創造的で個性的な学力が将来の人間形成につながる

記事 3330番  最新の記事 <一つ前の記事 一つ後の記事> 2018/10/18 
受験作文は、構成の示してある模範解答で練習すれば誰でも書けるようになる
森川林 2018/06/03 10:12 

 言葉の森の模範解答には特徴があります。
 それは、書き方のパターンをいくつかに絞って書いていることです。
 そのため、子供たちは、書き方の解説を見て、自分でも同じように書けるようになります。

 世間にある受験作文小論文の参考書の模範解答には2種類あるように思います。
 ひとつは、専門家があたりさわりのない模範解答を書くことです。

 この場合は、減点のない解答ということが目的ですから、抽象的な説明が中心になります。
 これは、模範解答とは言っても、不合格にならないための模範解答です。

 中学入試の作文試験でも、最初のころはこういう模範解答のような作文を書く受験生が多かったのだと思います。
 そのため、今の作文試験では、ほとんどが、「あなたの具体的な体験をもとにして」というような条件をつけて書く形になっています。
 この場合、あたりさわりのない模範解答はあまり役に立ちません。

 もうひとつの模範解答は、子供が実際に書いたものでよく書けたものをまとめたものです。
 これは、確かに具体的な実例も入っているので、作文試験で合格するような内容になっています。

 しかし、これを見て、自分でも同じように書けるかというと、そういうことはありません。
 上手に書けた作文を見ても、それで自分でも上手に書けるようになるというわけではないからです。

 上手に書けた作文をいくら見ても、では自分がどういうふうに書いたらいいのかということがわかりません。
 それは、パターンが絞られていないからです。

 では、パターンとは何かというと、それは構成の仕方です。
 構成の方向がわかれば、子供たちはそこに自分らしい実例や表現を感想を盛り込んで書くことができます。
 この、実例や表現や感想が、その生徒の実力となる部分で、その実力を伸ばすために、問題集読書や、事前の準備や、事後の推敲があるのです。

 大事なのは、模範解答としてただ上手に書けた作文を見せることではなく、子供たちがどう書いたらいいかを示すことです。
 模範解答は、子供たちが作文を書きやすくするためにあるものだからです。

中学入試ハイパー作文6.2週
https://www.youtube.com/watch?v=uFHCjFptSqs


高校入試ハイパー作文6.2週
https://www.youtube.com/watch?v=8qJz-Yx82xU

●言葉の森 受講案内 ●言葉の森 講師育成講座

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
受験作文小論文(89) 

コメント欄

森川林 2018年6月3日 10時25分  
 言葉の森の作文指導の特徴は、どんなに難しい課題でも、そして、中学生でも高校生でも、得意な子でも苦手な子でも、どんな子でも、10分の説明で誰でも書けるようになることです。
 ただし、事前に課題の文章を読んでいることが条件です(笑)。ときどき、中学生高校生で課題文を読んでいないのに説明を聞く生徒がいるからです。
 さて、どうして、誰でも書けるかというと、構成の仕方を中心とした指導をしているからです。
 この構成の仕方というのが、言葉の森のオリジナルなところです。
(ところで、今年度受験する小6、中3、高3の生徒の新規の募集は、すでに3月末で締め切らせていただいています。ご了承ください。m(_ _)m)

nane 2018年6月3日 10時35分  
 小学生には、表現の仕方を中心に指導します。例えば、「数字と名前と会話とたとえを入れて書こう」などと言えば、小学生の子供たちは喜んで作文を書きます。書く方向性がわかるからです。
 しかし、中学生以上の生徒には、そういう指導をしても書けません。中学生以上には、構成を中心とした指導をします。「第一段落は……、第二段落は……、第三段落は……で、第四段落は……」と説明すれば、中身の実例や表現は自分で考えてすぐに書き出すことができます。
 だから、どんな子でも、体験学習ですぐに書き出すことができるのです。
 あ、あともう一つあった。それは、低学年でほとんど書けない子の場合で、そのときは一緒に構想図を書くのです。

コメントフォーム
受験作文は、構成の示してある模範解答で練習すれば誰でも書けるようになる 森川林 20180603 に対するコメント

▽コメントはここにお書きください。
きくけこ (スパム投稿を防ぐために五十音表の「きくけこ」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

(za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
メルマガの配信
▼バックナンバー
○一般用 ダイジェスト版
○生徒用 完全版

Facebookページ
言葉の森作文ネットワーク
いいね! 17,226件
新着コメント1~3件
書く勉強よりも nane
 内容をざっと理解すればよいというときは 9:30
書く勉強よりも 森川林
 音読や暗唱の勉強で誤解が多いのは、お父 9:15
これからの新し nane
 寺子屋オンライン方式の教室というのは、 10/16
……次のコメント

オープン教育 1~10件
オープンの川
過去の記事

過去の1~30件目を表示
■「ちゃんと勉強しなさいよ」と言うと、ちゃんと勉強しなくなる 6月2日
■寺子屋オンライン通信2018年6月号 6月2日
■那須の読書作文キャンプの下見 6月1日
■ブラック勉強とホワイト勉強 5月30日
■創造的で個性的な学力が将来の人間形成につながる 5月29日
■答えのない勉強としての読書――子供の読書生活をどう発展させるか(その4) 5月29日
■答えのない勉強としての読書――子供の読書生活をどう発展させるか(その3) 5月28日
■音声入力講座――1200字の作文を10分で書く――時間の取れない中高生のために 5月27日
■答えのない勉強としての読書――子供の読書生活をどう発展させるか(その2) 5月26日
■答えのない勉強としての読書――子供の読書生活をどう発展させるか(その1) 5月25日
■寺子屋オンライン通信2018年5月 5月24日
■親が本当に子供に伝えるべき教育 5月24日
■音声入力のコツ――歩きながらでも作文が書ける(あまりおすすめしませが) 5月24日
■言葉の森の勉強で、作文力とともに、こんな力がつく 5月23日
■東大推薦入試型の学力を育てる発表教育 5月22日
■「学力の経済学」の手前にあるもの 5月21日
■どんな本を読むか。その前に読まない方がよさそうな本 5月20日
■楽しさ一番、学問二番、そして三番目は創造性 5月19日
■作文が早く書ける「音声入力オンライン講座」5月26日(土)11:00 5月17日
■心に残る勉強、心に残らない勉強 5月17日
■寺子屋オンラインの発表学習コース 5月16日
■【合格速報】都立白鴎高校・私立武蔵野大学附属千代田高等学院 5月14日
■思考力、表現力、創造力とは、岡潔さんの言う「わかるまでやめない力」 5月12日
■「寺子屋オンライン」の案内を更新しました 5月11日
■那須高原の読書作文キャンプの予定 5月11日
■子供に勉強させるというより、親子で勉強を楽しむ 5月11日
■勉強は、親と子と先生の二人三脚で 5月10日
■寺オン作文クラス発表学習クラスの5.3週の授業の動画をアップ 5月9日
■5月9日(水)本日、森林プロジェクトの交流会「森プロ交」を行います 5月9日
■勝海舟とコピー機 5月8日
……前の30件
HPの記事検索
ホームページの全記事

 言葉の森新聞

Google+ページ
言葉の森作文オンエア

Twitter
言葉の森@kotomori

RSS
RSSリーダー

代表プロフィール
森川林(本名中根克明)

講師ブログ
言葉の森の講師のブログ

算数の通信教育
できた君の算数クラブ

カテゴリー
全カテゴリー
ICT教育(1)
遊び(6)
新しい産業(23)
暗唱(121)
生き方(41)
息抜き(19)
いじめ(1)
インターネット(25)
英語教育(10)
オープン教育(24)
親子作文コース(9)
オンエア講座(41)
音声入力(10)
音読(22)
オンライン作文(2)
外国人と日本語(4)
科学(5)
学問コース(1)
学力テスト(2)
合宿(14)
家庭学習(92)
家庭で教える作文(55)
漢字(17)
帰国子女(12)
教育技術(5)
教育論文化論(255)
教室の話題(26)
行事と文化(1)
ゲーム的教育(4)
合格情報(27)
高校入試作文小論文(10)
構成図(25)
公立中高一貫校(63)
国語問題(15)
国語力読解力(155)
子育て(117)
言の葉クラブ(2)
言葉の森サイト(41)
言葉の森の特徴(83)
言葉の森のビジョン(51)
子供たちの作文(59)
作文教育(134)
作文検定試験(4)
作文の書き方(108)
算数・数学(22)
自習検定試験(10)
自習表(5)
自然災害(1)
実行課題(9)
質問と意見(39)
受験作文小論文(89)
小学校低学年(79)
森林プロジェクト(50)
政治経済(63)
生徒父母向け記事(61)
生徒父母連絡(78)
全教科指導(2)
センター試験(7)
創造力(9)
大学入試(14)
対話(45)
他の教室との違い(22)
知のパラダイム(15)
中学生の勉强(21)
中高一貫校(11)
寺子屋オンライン(101)
読書(95)
読書感想文(19)
読書実験クラブ(9)
友達サイト(7)
日本(39)
日本語脳(15)
発達障害(1)
発表交流会(20)
東日本大震災(15)
facebook(29)
facebookの記事(165)
プログラミング教育(5)
勉強の仕方(119)
未来の教育(31)
MOOC(2)
無の文化(9)
メディア(8)
森の学校オンライン(2)
森リン(103)
問題集読書(33)
読み物(1)
四行詩(13)
未分類(378)

QRコード






 
小学生、中学生、高校生の作文(2007年4月まで)
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

Donate with IndieSquare