頭のよさは、使える言葉の多さに比例する。
ただ読めるだけの言葉ではなく、
手足のように自由に使える言葉が、
考える力のもとになっている。
子供たちの作文を見ていると、どの子も、毎年少しずつ語彙の種類が増えています。
しかし、その進歩の度合いは、かなりなだらかです。
見た目を上手に書くテクニックのようなものはありますが、いちばん大事なのは、自由に使える語彙を増やしていくことです。
語彙を増やすためには、語彙だけを単独に増やそうとするのではなく、ある文脈の中でその語彙を読んだり書いたりしていく必要があります。
作文力のもとになるのが読む力だというのは、そういう意味です。
読む力をつけるためには、ちょっと難しい言葉の入っている文章を何度も繰り返し読んで自分のものにすることです。
言葉の森で、暗唱や音読や読書の自習をすすめているのはこのためです。
作文の勉強というと、作文そのものを直すようなことを考えがちですが、それはむしろ勉強の枝葉の部分です。
そして、読む力を伸ばす勉強をしていると、作文力がつくだけでなく、考える力がつき、どの教科の勉強もできるようになってくるのです。
だから、作文というのは、下手に勉強すると、これほどつまらないものはありませんが、上手に勉強すると、頭もよくなるし、親子の対話も増えるし、子供時代の記念にもなるし、これほど楽しい勉強はありません。
これから、そういう楽しい勉強をもっと広げていきたいと思っています。
ということで、もうお昼になってしまいましたが、今日のテーマは、よくなる頭(笑)。
1、頭をよくすることについてひとこと、
又は、
2、「あ、た、ま」で五七五、
又は、
3、何でも自由にどうぞ。
頭をよくすることと、成績をよくすることは、関係はありますが、実はちょっと違うものです。
それは、実力をつけることと、勝負に勝つこととが、関係はあるがちょっと違うものであることと同じです。
受験で作文がある子については、今ある実力でいかに上手な作文を書くかということが勉強の中心になりますが、まだ受験まで間がある子については、実力をつけることが勉強の中心になります。
そして、作文の実力をつけるのは、読む力をつけ、考える力をつけることなのです。
今日はのどかな日曜日。
風はまだ冷たいようですが、どことなく春の雰囲気が感じられます。
春の計画でも立てながら、今日も、ゆっくりいい一日をお過ごしください。
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恐れの勉強から喜びの勉強へ。
勉強しないといいところに行けないから
勉強するのではなく、
勉強すると楽しいことが増えるから勉強するようになろう。
子供たちの勉強のエネルギーを恐怖心で煽っていては、今の大人の社会と同じものしかできません。
勉強するとこんなに楽しいから勉強しようと子供たちが思うぐらい、大人が生活の中に勉強を生かしていくことです。
例えば、いつも取り上げる親子の対話。
子供がちょっと難しい長文を読んで、お父さんやお母さんに説明したときに、「あ、そうそう。それはねえ」と、お父さんやお母さんが喜んで話を始めて止まらなくなるような(笑)そういう家族の対話ができたら、どんなに面白いでしょう。
間違っても、「そんな余計なこと考えないで、テストに出ることだけやりなさい」なんて言ったらだめです。
勉強は楽しいということを、まず大人が日々の生活の中で自然に実行していることが大切なのです。
ということで、もう夜になってしまいましたが、今日のテーマは、勉強の楽しさ。
1、勉強の楽しさについてひとこと、
又は、
2、「べん、きょ、う」「た、の、し」で五七五、
又は、
3、何でも自由にどうぞ。
これから来る未来の社会は、実は、子供も大人も日々向上し創造するという、言わば広義の勉強の社会だと思います。
言葉の森が森林プロジェクトで目指しているのも、そんなイメージです。
子供たちに勉強を強いる前に、まず大人が喜んで勉強していきましょう。
客「ちょっと、これ勉強してよ」
八百屋さん「しょうがねえなあ。じゃあ、まけとくよ」
客「ありがとう」
(その勉強じゃありません)
(写真は「SOZAIjiten」より)
仲良きことは美しき哉。
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