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(追加解説記事あり)オンエア講座「公立中高一貫校受験作文講座」の無料体験学習 as/2572.html
森川林 2016/04/20 21:22 


 ウェブで行う「受験作文講座」です。
 作文の書き方のコツが基本ですが、それ以外に、実際の公立中高一貫校問題の解説も行っています。

 今回使用する資料は、下記の3点。
 画像1と画像2は、朝日小学生新聞4月1日号に載っていた記事です。
 画像3は、2015年の神奈川県共通の公立中高一貫校問題です。

 これらの一般的な解説の時間は半分ぐらいで、あとの半分は、参加生徒の作文に対するアドバイスと、似た問題の作成発表という参加者との個別のやりとりを中心にしたものにしていきます。

 公立中高一貫校の受験対策は、第一に過去問の研究で、第二に家庭での勉強です。
 作文の方は、言葉の森の受験コースでできるので、作文以外の適性検査については、家庭で独自にやっていく必要があります。適性検査の多くは考える問題ですから、それぞれの生徒の考えを生かしながら個別にやっていく必要があるのです。







(追加解説記事)4/21

 昨日は時間がなかったので、問題の紹介だけしましたが、その解説の追加です。

 画像1の作文についてのアドバイスは、
(1)最初に意見をはっきり絞って書いているのはよいところ。
(2)理由1と理由2が同じぐらいの長さになっているのは読みやすい(これは意外と見落としがちなところ)
(3)2行目「理由は……」から始まる文が100字以上になっているのでこれは二文に分けるとよい。
(4)理由2で、「かわいそうだから」という理由を書くのはやや感覚的。意見文はより客観的な理由で。
  例えば、「大勢の人の協力でひとつのことを成し遂げるという経験をする機会がなくなる」など(ちょっと難しいか)。
(5)結びの意見には、反対意見への理解も入れるとよい。「確かに、組み体操には……というよい面もあるが」など。
(6)理由2で、同じ言葉(楽しみにしている子が)が繰り返し使われているので密度がやや薄くなる印象。多様な表現を使うとよい。

 画像2の作文についてのアドバイスは、
(1)2行目「なぜなら……」のあとは、より一般的な理由を書き、その具体例として、「例えば事故が八千件以上も……」と書いていくとよい。
(2)数字のデータが入ると説得力が出てくる。数字は概数でよいができれば引用元なども明らかにして。
(3)反対意見に対する理解がよく書けている。ただし、分量は短めにするとよい。
(4)結びに、光る表現を入れる工夫をすると更に印象に残る文章になる。例えば、「組み体操は、人に見せるためにやるものではなく、協力する態度を身につけるためにやるものだ」など。

 画像3の似た問題は、
(1)選択肢の2になるようなものの元の立体を書いてみよう。
 ややふくらんだ円錐になるかなあ。
(2)キュウリの皮を同じようにむいたらどういう形になるか。
 図のように途中が幅広くなった形か。(むいたことはありませんが)


 この講座のいちばんのポイントは、似た問題を考えてみることです。
 これを、親子で、「ああでもないこうでもない」と考える過程が、本当の考える勉強です。その結果、何も思いつかなくてもいいのです。
 既に答えのある問題の、答えを見つける能力ではなく、何もないところに問題を見つける能力の方がこれから大事になってくるからです。

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オンエア講座「読書感想クラブ」がスタート――小1の生徒には特におすすめ as/2571.html
森川林 2016/04/19 21:10 


 本日から、小学1・2・3年生を対象にした読書感想クラブがスタートしました。
 先生の読み聞かせを中心に、子供たちが今読んでいる本を紹介したり、先生の読んだ本をもとに、似た例を探してきて発表したりする(発表は希望者のみ)という企画です。
 読み聞かせ以外に、家庭での遊びや行事の参考になる実行課題の紹介や、簡単な暗唱の練習などもやっていきたいと思っています。

 今回は、連絡が遅かったせいもあり、参加者はごく少数でしたが、今後6~7人のグループを単位として数多くの読書感想クラブを開いていきたいと思います。
 読み聞かせ兼司会の先生が増えれば、時間帯の幅も広がるので、子供たちも選択肢が増えて参加しやすくなると思います。

 幼児期まで家庭でよく読み聞かせをされてきた子供も、小学校に上がると自分ひとりで勉強させる雰囲気になってしまうせいか、読み聞かせの機会から遠ざかってしまうことが多いようです。
 しかし、小学校の低学年の勉強の基本は国語力で、国語力の基本は読書、特に良書の読み聞かせです。

 自分で読む読書は、目から入る読書で、読み聞かせによる読書は、耳から入る読書です。
 どちらも読書の意義は同じで、耳から入る言葉が増えれば増えるほど、目から入る言葉の理解も深まります。

 ときどき、「読み聞かせをすると、自分で読まなくなるのではないか」と言って、読み聞かせをしなくなるお母さんがいますが、それは全く正反対です。
 読み聞かせをすればするほど、自分で読む力がついてくるのです。

 このあとのオンエア講座は、「公立中高一貫校受験作文講座」と「中学生定期テスト対策」です。
 いずれも、他では受けられない企画ですので、希望される方は、ぜひ無料体験学習にご参加ください。

▽オンエア講座の無料体験学習
https://www.mori7.com/as/2567.html

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熊本県地方の地震について――明るい気持ちと行動で逆転を as/2570.html
森川林 2016/04/19 04:28 


 熊本県を中心とした地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 熊本県の地震は、その後、阿蘇地方や大分県にも広がりを見せています。
 また、ここ数日の間に、環太平洋を中心にした世界の各地で大規模な地震が発生しています。

 しかし、ここで大事なことは、私たちが悪化する未来の一つの兆候としてこの事態を見るのではなく、これから来る新しいよりよい社会の手前にあるいくつかの逆転現象としてこの事態を見ることです。

 日本は、今登り口の見えない暗い下り坂に向かっているような印象を多くの人が持っています。NHKで放送されている「老人漂流社会」は、その一つの典型的な未来像です。

 しかし、これを不安と嘆息の中で眺めるのではなく、どうしたら明るい未来を切り開けるのかという行動の可能性として見ることが本来の人間のとるべき態度です。

 家は壊れたら、また建て直せばいいのです。老人が働けないなら、働ける人がそれ以上に働けばいいのです。仕事がないから、新しい仕事を作ればいいのです。
 勇気と知恵さえあれば、どんなことでもよりよい方向に持っていけます。人類の長い歴史は、そういう人間の勇気と知恵と行動の証明です。

 今はまだ続く余震の中で、不安と不便の中で暮らしている人も、ぜひ今の事態の先にある明るい未来を見て過ごしていっていただきたいと思います。

 そして、それ以上に、私たちがよりよい社会を作る一つのきっかけとして、今の状態を見ていくことです。それは、単なる心の姿勢ではなく、今日から行っていく日々の行動の中に表していくものです。

 暗く見えそうな現状を、明るい気持ちと行動でよりよい未来に転換していくことが、今の私たちに求められている役割なのです。

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