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言葉の森の今後の展望―これからの教育の3つの柱 as/5222.html
森川林 2024/11/19 17:28 


 サーバー移転が、まだいろいろ手直しがあるものの、基本的には一段落したので、今後の展望を説明します。

 言葉の森が考える教育の柱は、3つあります。

 第一は、子供たちの学力をつけることです。
 ただし、宿題やテストや競争で煽るようなやり方ではなく、子供たちが自主的に勉強に取り組むような方法でやっていきます。

 そのために、考えているのは、今の学習グラフを更に見やすいものにし、毎回偏差値の推移のグラフなどが見られるようにすることです。
 結果がビジュアルに分かれば、講師も生徒を褒めたり励ましたりしやすくなるので、保護者連絡もやりやすくなります。

 成績が上がっている子は、褒めるだけでいいのですが、成績が上がらない子に対しては、単に注意をするだけでなく、自習室への参加を義務付けるようにしたいと思います。
 自習室は、ブレークアウトルームを100個ぐらい作って、個人が1つのブレークアウトルームで勉強するようにします。
 先生や親は、あとで自習の記録を見て、自習の内容を確認できます。
 読書不足の子なども、自習室の10分間読書で対応できるようになります。

 勉強は、方法がよければ、かけた時間に比例して成績があがるので、自習室での勉強は、すぐに成果に結びつくと思います。
 ただし、自習室の参加義務付けは、中学2年生までとします。
 中学3年生以上は、自分で自覚して勉強できるので、義務的なものはあまりやらないようにします。


 第二の教育の柱は、創造力を育てる教育を行うことです。
 主な講座としては、作文、創造発表、プログラミングですが、国語読解、算数数学、英語でも、できるだけ創造的な勉強を入れていくようにしたいと思います。
 中根がやっているのは、国語読解では、問題文の要約・短歌・感想を書くこと、算数数学では、自分で面白い問題を作成すること、英語では、自分で面白い英作文を作ることなどです。

 ただし、創造力を育てる教育は、教科の勉強のように成績がはっきりしないので、子供に意欲をもたせるが難しい面があります。
 そこで、発表広場というページを作り、毎月4週目は、自分の作品をそこに発表するようにします。
 これは、発表室への発表をそのまま自動的に発表広場にも入れられるようにすればいいので、子供にとっては手間はかかりません。

 そして、発表広場に載った作品については、生徒や保護者や講師が1人何票かの票を持って投票できるようにします。
 票が入らない子がいるとかわいそうなので、自分が誰かに投票すれば、その分だけ自分にも票が入るようにします。その際、ランダムにおまけの票もはいるようにします。
 創造教育における意欲づくりは、この発表広場の投票と表彰によってやっていきたいと思います。


 第三の教育の柱は、子供たちのコミュニティ作りです。
 これは、まだ一部のクラスでしかできていませんが、同じクラスに参加する生徒どうしが仲よくなり、読書紹介や一人一言や質問感想などのやりとりを通して親しくなることが目標です。

 子供たちの学校生活や日常生活であとまで残るのは、勉強の知識よりも、友達との交流です。
 言葉の森は、場合によっては、小1から高3まで勉強を続けて、その間、同じ生徒と何度か一緒のクラスになって交流するということがあります。
 こういう長期間の交流の可能性は、学校以外にはなかなかありません。
 いずれ、言葉の森の生徒どうしが、一生の友だちになるようなケースも出てくると思います。
 同様に、先生と生徒と保護者の関係も、子供たちが卒業したあとも、続く可能性があります。
 私は、勉強で何かを身につけるのと同じかそれ以上に、こういう人間的なつながりが大事になると思います。


 以上の教育の3つの柱をもとに、これから、講師と保護者の連絡を更に充実させていきたいと思います。

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新しいAI森リン「森リー」の点数の付け方 as/5221.html
森川林 2024/11/14 13:18 


 AI森リン「森リー」のページがスタートしました。
 ただし、森リンベストなどはまだ開けません。

 作文を送信したあとのページ、又は、すでに「山のたより」に入っている作文のページに、という小さな星のマークがあります。
 この星のマークをクリックすると、「森リー」のページに飛びます。
 題名、本文、生徒コードなどが入っているので、パスワードを入れ直してそのまま「点数を見る」のボタンをクリックしてください。

 本文と点数が表示されるので、そのあと、「講評を見る」のボタンをクリックしてください。
 「講評を見る」は少し時間がかかりますが、送信が完了すると、講評と点数と字数などのグラフが表示されます。

 今回、表示する点数は、まだデータが少ないため、仮の点数としています。
 また、中高生を標準とした点数ですので、小学生の作文は点数が低くなっています。
 今後、データが多くなれば、学年別の点数にする予定です。

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●200字作文の受験作文対策
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