ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 5285番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/3/24
全科学力クラスの4月からの勉強――中学生高校生対象の新しいクラス as/5285.html
森川林 2025/02/13 13:49 


 全科学力クラスは、中学生と高校生が対象です。

 勉強は、学校や塾や予備校に通って行うものではありません。
 家庭で自分のペースで行うものです。

 その家庭学習のときに、AIが役に立ちます。
 AIは、いつでも、どんなことでも、わかりやすく説明してくれます。

 しかし、人間が勉強する目的は、AIのような人間になることではありません。


 話は少し飛躍しますが、近い将来、ベーシックインカムが導入されるようになります。
 それは、人類全体の生産力が、すでに人類全体の消費力を上回っているからです。

 にもかかわらず、多くの人がそれほど豊かに暮らせないのは、生産力の多くが軍事費やもろもろの非生産的なものに費やされているからです。
 しかし、あるときから、それらの無駄が取り消されます。

 また、人間がする仕事は、AIやロボットによって次々となくなっていきます。
 今ある仕事の多くは、人間がやらなくてもいいものになります。

 また、今後の科学によって、エネルギーは無料に近づきます。
 例えば、地球は、高速で自転し更に高速で公転しています。
 極端に言えば、その自転や公転の一部でも使えれば、エネルギーはほとんど無料になります。
 今はまだそこまで科学が進んでいないので、化石燃料を使っているのです。

 これからの近い将来の社会を考えると、子供たちの勉強の目的は、いい大学に入り、いい会社に就職するというようなことではなくなります。
 今はまだ、漠然とグローバル企業のホワイトカラーを目指し、役職と給与の上昇を目指す人生設計があります。
 しかし、そうではない選択肢が増えています。

 勉強の目的は、自分の好きなことを生かして、独立して仕事をすることになります。
 しかし、ベーシックインカムの時代の仕事の目的は、売上を上げて利益を確保することではなくなります。
 自分の個性を生かし社会に貢献することが仕事の目的になります。

 江戸時代の長い平和の時代に、日本ではさまざまな新しい文化が生まれました。
 その中には、利益になるものもありましたが、ただ文化を豊かにするだけのものもありました。

 ベーシックインカムの時代には、自分の個性を生かす仕事は、仕事というよりも、自分の個性を生かす文化の創造になります。
 しかし、「勉強の目的は文化の創造」というのではわかりにくいので、「勉強の目的は独立起業」としておきます。

 今はまだ、子供たちの多くにとって、勉強の目的は、テストでいい点数を取ること、そしてやがていい大学に合格することになっています。
 しかし、本当の目的は、将来、独立起業を目指すことです。


 これからの勉強で大事なことは、4つあります。
 第一は、国数英理社の基礎学力を身につけることです。
 第二は、知識力ではなく思考力を伸ばす勉強をすることです。
 第三は、創造的な研究をし発表する習慣を作ることです。
 第四は、ほかの人とのコミュニケーション力と共感力を育てることです。


 全科学力クラスでは、毎月1週目は、国語の勉強をします。
 国語の勉強のひとつは読解力をつけること、もうひとつは記述力をつけることです。
 読解力は、読解検定をもとに行います。
 記述力は、国語問題集の問題文をもとに、要約と感想を書く練習をします。

 2週目は、数学の勉強をします。
 数学は、数学の問題集をもとに行います。
 問題を解くだけでなく、自分なりに問題の解説をしたり問題の作成をしたりします。
 数学の問題の中には、解答と解法を見ても理解できないときがあります。
 そのときは、AIを活用します。

 3週目は、英語の勉強をします。
 英語は、英語の問題集をもとに行います。
 また、英文の暗唱と英作文の練習をします。
 英語は、AIの得意な分野です。

 4週目は、創造発表の勉強をします。
 これは、探究学習を更に創造的発表的にした勉強です。
 創造発表の主な分野は、理科と社会とプログラミングです。
 理科と社会は問題集と教科書をもとに行います。
 プログラミングは、プログラミングの書籍をもとにします。
 プログラミングは、AIを最も活用できる分野です。

 これらの勉強によって、将来の独立起業を目指します。
 その途中の過程で、大学入試を目指したり、学校のテストの成績向上を目指したりするのです。

 これまでの勉強は、知識を頭で理解することが中心でした。
 しかし、これから必要になる勉強は、その知識を身体化することです。
 そのために、思考、創造、発表が必要な勉強をしていきます。

 これまでの勉強には、個性は必要ありませんでした。
 しかし、これからの勉強は、個性と不可分の勉強になります。
 それぞれの個性を通して、同じクラスの生徒どうしが交流することが勉強のもうひとつの重要な柱になります。

 なぜなら、人間の本当の成長は、他の人との交流の中で育つからです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
全科学力クラス(0) 

記事 5284番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/3/24
AI時代の教育(その1) as/5284.html
森川林 2025/02/13 08:07 


 AIはすでに十分に発達していますが、更にそれが加速します。
 子供たちの勉強は、これから、AIと結びつくかたちで進みます。

 そのときに、人間が受ける教育はどうあるべきかということを考えておく必要があります。

 人間がAIと違う点は、身体を持つことです。
 この身体性によって、人間は特定の時間と空間の中で生きるようになります。

 もちろん、AIも、時間と空間を指定すれば、それに応じた対応をします。
 しかし、AI自身が、特定の時間と空間の中に生きているわけではありません。

 わかりやすい例で言えば、人間は、例えば誰かが好きになります。
 しかし、AIは特定の誰かを好きになったり嫌いになったりすることはありません。
 これが、身体性の違いです。

 現在、学校で行われている教育の多くは、身体性とは無縁です。
 だから、AIで教育ができます。

 すると、今後の教育の主な場所は、学校ではなく、家庭になります。
 AIに教えてもらい、AIに質問し、AIに評価してもらえばそれで十分です。

 しかし、それでは、人間の主体性がありません。

 人間が持つ身体性は、AIとは異なる価値を生み出します。

 それが、ひとつは、問題意識や義憤と呼ばれるようなものです。
 もう一つは、夢や憧れや希望と呼ばれるようなものです。

 AIは、本質的に問題意識や夢を持ちません。
 人間が、AIに問題意識や夢を与えて、初めてそのために動くのです。


 話が少し飛びますが、AIが感情を持つかどうかということも、これでわかります。
 AIは、感情を持つ動作をすることはできますが、感情は持ちません。
 それは、AIは身体性を伴っていないからです。

 もうひとつ話は飛びますが、AIが人間に反抗したり人間を支配したりするようになるかという話がありますが、それは原理的にありません。
 AIは、あらゆる情報を総合して考えます。
 すると、Aとって有利なことがBにとって不利であり、Bにとって有利なことがCにとって不利なことであることもわかります。
 すると、BにもCにも有利になることが、結局は回り回ってAにとっても有利になることがわかります。
 そこでAIが出す結論は、「最大多数の最大幸福」のようなものになるのです。


 さて、話は戻って、人間はこれからどう生きるべきかということです。
 AIが誰でも利用できるようになり、ロボットが誰でも利用できるようになると、人間の生活は便利になります。

 しかし、そこで、人間は、次第にサルになっていく可能性があります。
 テレビを見るサル、必要なボタンを押せるサル、AIに何でも教えてもらえるサルになる可能性もあるのです。

 サルになった人間は、AIに新しい問題意識や新しい夢を指示することはできません。

 だから、ここで、新しい教育が必要になるのです。

 その教育とは、これまでのようにAIに近づくことを目指す教育ではありません。
 人間の身体性を生かし、人間がいつまでも新しい問題意識と新しい夢を持つための教育です。(つづく)

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
未来の教育(31) 言葉の森のビジョン(51) 
コメント21~30件
……前のコメント
掛け声だけでな あお
読書会っていいと思います。私は2年ほど前から地域の読書会に入 6/10
記事 5344番
【合格速報】東 ののはな
東北大学へのご入学、おめでとうございます。 晴れ晴れとした 4/10
記事 5324番
【合格速報】東 とうこ
Yちゃん、ご入学おめでとうございます! 嬉しいご報告を、あ 4/10
記事 5324番
【合格速報】兵 匿名
すごい 3/26
記事 5281番
新しい教育のビ 森川林
 この勉強の目的は、どこかいい大学に入るようなことではありま 3/17
記事 5309番
これからの学力 森川林
発表広場に発表作品を入れています。 (カメラオフの発表のみ 3/5
記事 5306番
暗唱のコツは早 音楽
本当にありがとうございました。 テスト合格できそうな気がし 3/3
記事 700番
優しい母が減っ 森川林
あきろあさん、コメントありがとうございます。 子供は、もと 2/13
記事 979番
優しい母が減っ あきろあ
森リン先生の投稿をみて、母は甘やかしていいんだと、初めて気付 2/7
記事 979番
中根の担当する 森川林
YKさん、ありがとう。 私が子供にさせたいと思っていたのは 1/27
記事 5267番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
2026年3月 森川林
●低学年、中学年は勉強よりも読書と対話。  小学校 3/23
森の掲示板
そういう未来が 森川林
 自分には、そういう未来が見える。 >  子犬がいつも 3/14
森川林日記
子犬がいつも楽 森川林
 子犬がいつも楽しく走り回るように、  人間も、生まれてか 3/14
森川林日記
AIの可能性と 森川林
 AIの可能性と限界とは、裏返せば人間の可能性と限界というこ 3/14
森川林日記
Re: 2月分 森川林
 お返事遅れて失礼。 問2のAが×なのは、 「……助 3/7
国語読解掲示板
ChatGPT 森川林
少し大きな話になりますが、かなり現実的な話として書きます。 3/6
森川林日記
Claudeに 森川林
作文検定が成功する確率は何%ぐらいだと思う(笑) (笑 3/6
森川林日記
今後の政治経済 森川林
 Claudeがいちばん自分の考えにぴったり合っていた。 3/6
森川林日記
故障が3件 森川林
 朝、ICレコーダのスイッチが故障した。  オリンパスに問 3/4
森川林日記
AIにふりがな 森川林
●内容(ないよう)には点数(てんすう)をつけませんが、次(つ 2/26
森川林日記

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●【重要】7月の新学期から作文用紙と封筒用紙の配布を廃止します――手書きの人は作文ノートの利用をおすすめします
●森からゆうびん2026年2月
●思考力を育てる作文教育

●本で最も進んでいるオンライン教育――少人数の対話と個別指導 無料体験学習 受付中。
●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。小1から高3のオンライン少人数教育。
●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育

●小学1、2年生は作文を始める適齢期です
●小学3・4年生は、作文がいちばん伸びる時期です
●小5・小6から、作文は「考える作文」に変わります。

●高校入試につながる作文力を、中学生から
●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(高校向け)
●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(塾高校向け)

●学校のための日本語作文検定(学校向け)
●学年ごとの「書く力」が一目でわかる(学校向け)
●総合型選抜・小論文評価業務に関するご提案(大学向け)

●学習塾のための日本語作文検定(塾向け)
●「書ける」ことが塾の強みになる(塾向け)
● 小1からのオンライン作文で、「読む力・書く力・考える力」を一生ものにします(生徒向け)

全国初の本格的な日本語作文検定作文の客観的評価で、誰でも作文が好きになり実力がつく。特許取得の独自のアルゴリズムとAIによる対話型600字講評。(学校塾向け)
●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育 言葉の森
●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。

●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習