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森リン点を2月から調整します――それぞれの語彙の説明 as/5295.html
森川林 2025/02/19 10:43 


 思考語彙のうち、「たら」という言葉が、原形の「た」という言葉で集計されている例が多かったので、思考語彙からはずしました。

 表現語彙のうち、「の」が名詞として集計されていますが、「の」と表示されてもわからないと思うので、表現語彙からはずしました。
 ほかに、あらかじめはずしているものは、数字の1、2、3……などです。

 以上の調整をしたあと、全学年のほぼ中間に位置する中1の1~2月の採点をし直し、新しい平均点と標準偏差の数値を作りました。

 その新しい基準で、2月からの森リン点を採点し直します。

 なお、それぞれの語彙の簡単な説明は次のとおりです。

・思考語彙……考える言葉、説明、意見、感想など。
・知識語彙……知識実例、調べた話など。
・表現語彙……話題の多様性。語彙の多様性。
・文化語彙……具体的な例。主に体験実例。

 これらの語彙は、単純な個数の集計ではなく、種類の数の集計なので、同じ語彙がある場合は1つとして数えています。

 どの語彙も多いほうがいいと思うかもしれませんが、多すぎるとかえってマイナスになることがあります。

・思考語彙が多すぎると……理屈の多い、読みにくい文章になる可能性があります
・知識語彙が多すぎると……難解な言葉や知識実例が多く、読みにくい文章になる可能性があります
・表現語彙が多すぎると……話題は豊富ですが饒舌で、考える内容の薄い文章になる可能性があります。
・文化語彙が多すぎると……身近な実例や体験実例が多く、浅い内容の文章になる可能性があります。

 しかし、現在はまだ、特定の語彙が多すぎることによるバランス上の減点は行っていません。

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記事 5294番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/11/6
11月の森リン大賞 as/5294.html
森川林 2025/02/18 17:07 


 発表が遅くなりましたが、11月の森リン大賞を掲載しました。
https://www.mori7.com/oka/moririn_seisyo.php?nenn=2024&tuki=11

   今が未来をつくる
      中1 あかるら
 私は今この瞬間を大切に生きるべきだと思う。この理由は二つある。

第一に、一時一時を豊かに生きることができるからだ。未来のためと言いながら永遠に今ある時間を捧げるのはどこか寂しい人生だ。この瞬間だからこそ可能なこともあるのだ。私が以前読んだことがある『モモ』からもこのことが言える。作中たくさんの人の時間を奪う時間泥棒達は灰色の服に黒い鞄を持った色のない、つまり個性がない人物と捉えることができる。しかしモモは違う。彼女は今を大切に生き、豊かで個性的な色や考えを持っている。だからこそ様々なものに喜怒哀楽を示し、果敢に挑戦する登場人物として描かれているのだ。私達の人生は川の流れのように一定に進み老化や死へと向かう。その中で、想像のつく未来のために今ある気持ちや好奇心を捨てる必要はないのだ。自分の気持ちに忠実に生活することで得られるものは「予定された未来」よりは遥かに多い。私の同級生に自分の得意な短距離走を続けたことで様々な大会で優勝をしている人がいる。またUpper LIFEというウェブサイトによると今この瞬間と向き合うマインドフルネス瞑想を定期的に行った生徒たちの算数の成績は、そうでない生徒たちに比べて15%も高いスコアを記録したそうだ。この瞑想にはストレス軽減やうつ症状の改善、集中力の向上、免疫機能の強化など、心身両方に多くの利点が報告されている。私達が漠然とした未来に向けて行動していること一つ一つが人生に彩りを与えているのだ。

第二に今が未来を作っているからだ。どんな過去や今の活動も振り返ると全て意味がある。私は小さい頃家族と共に様々な場所へ行き、多くの経験をした。当時としては一つ一つの楽しい思い出や遊びとしか考えていなかったが、今は違う。この幼いときのことが今の私の精神や知識と結び付いていると感じる。例えば私はよく近所の小さな郷土資料館に行き、タッチパネルのクイズで遊んでいた。これは一ステージごとに用意されてありクリアするとカードとスタンプがもらえるため長年参加していたことを今でも覚えている。ここに通うことによって地元の知識だけでなく挑戦する気持ちややり抜く心を培うことができたと考える。このことは今でも英検やボランティア活動に参加するたびに生かすことができている。私がこの資料館に通っていたのはその時に興味があったからだ。もしも幼い頃から先の学校生活だけを見据えて生活していれば、様々な力を得ることができなかっただけでなく、人生に楽しさを見出すことが難しかっただろう。

確かに未来を見据えた計画と行動は効率的だ。私自身、少し先の未来に向けて計画を立てることでやるべきことを明確になり、その目標を達成させることができた経験がある。しかし「私たちの人生は私たちが費やしただけの価値がある。」という言葉がある。どんな経験にもそれぞれ意義があり、これによって人間の生活が支えられているのだ。私はこれからも今自分がやりたいことをしっかりと考え向き合うことで一度しかない人生を豊かに、そして学びの多いものにしていきたい。このことから今この瞬間を大切に生きるべきだと私は考える。

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【合格速報】筑波大学附属高等学校・開成高等学校 as/5293.html
言葉の森事務局 2025/02/18 11:25 
筑波大学附属高等学校・開成高等学校  S.K.さん

<担当講師より>
 受験期間の2週間だけお休みされましたが、直前まで作文も粛々と取り組んでくれていました。ユーモアセンスがあり、鋭い視点で個性あふれる文章を書いてくれます。高校でのさらなる成長と活躍を期待しています。

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