ログイン ログアウト 登録
 算数の勉強は軽く何度も教えて解法に慣れること――同様のことは国語にも Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
Onlineスクール言葉の森・サイト Onlineスクール言葉の森
記事 3823番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/5/4
算数の勉強は軽く何度も教えて解法に慣れること――同様のことは国語にも as/3823.html
森川林 2019/08/18 19:40 

 算数の勉強法でいちばんよいやり方は、答えを横に置き、自分が解いた問題の採点をすぐその場で自分で行うことです。
 そのことによって、間違えたときの対応が早くなります。

 間違えた問題は、解法を見てなぜ間違えたのかを理解し、問題集のその問題に三角印をつけておきます。
 そして、間をおいてもう一度その問題に取り組むのです。

 2回目に取り組んでも同じように間違えた場合、三角印を追加して、3回目4回目というように繰り返しその問題を解く練習をします。

 小学校高学年の難しい問題の場合は、4回ぐらい解き直して初めてできるようになるということもあります。
 1回や2回ですぐにできるようになるのは、小学校低中学年までの間だけです。

 ところで、解法を見ても子供が理解できない場合、お父さんやお母さんに聞くことがあります。
 そのときに、お父さんお母さんが子供に説明するやり方は、基本はその問題集の解法のとおりの説明です。
 親が自分なりに工夫して説明するやり方は、意外と自己流で子供には分かりにくいことが多いものです。

 さて、親が一生懸命に説明しても子供がなかなか理解できない場合、いちばんよくないやり方は、時間をかけてその日のうちに理解させようと頑張ることです。

 算数の理解は、慣れでできるようになるという要素があるので、1回目は軽く教えて子供が理解できても理解できなくてもそのまま終わりにし、また2回目にその問題に当たったときも同じように軽く教えて、3回目にも軽く教えるというように、軽い説明を何度も繰り返しているうちに子供が次第に理解できるようになるというところがあります。

 その日のうちに1日で頑張って教えようとすると、子供は算数を難しく感じるようになり、親はつい子供に厳しく接するようになります。
 算数は、考える勉強ではなく慣れる勉強だと考えておくことが大切なのです。

 サマーキャンプで算数の勉強に取り組んだ子供たちの中には、学校で勉強しているところよりも先の問題をやった子が何人もいました。
 そうすると、最初から分からない問題が出てきます。
 それを答えを見ながら理解して勉強を進めるというふうにすると、最初のうちは分からなくても次第に答え方に慣れてくるのです。

 家庭での算数の勉強も、分からない問題はその問題に慣れるというような位置づけでやっていくといいと思います。

 勉強には、理解が大切ですが、理解が身につくのは、その理解に慣れることによってです。

 同様のことは、国語力にもあてはまります。
 国語力の本質は、難しい文章を読み取る力ですが、その力をつけるコツはやはり難しい語彙に慣れることなのです。
 問題集読書は、そのための勉強法です。

 国語は、国語の問題集を解くことによって力がつくのではありません。
 国語の問題集の問題文を読み慣れることによって力がつきます。
 その読む力の土台の上に、解く力が結びついて国語力がつくようになるのです。



コメント欄

森川林 2019年8月18日 19時55分  
 子供の教育は、「雨だれ岩をも穿つ」のように行うのが基本です。
 てっとり早く知的な理解で済ませようと思うと、必ず無理が出てくるのです。


nane 2019年8月18日 19時57分  
 日本にもともとある勉強法は、特に初等教育の場合は、素読に見られるように「慣れ」の勉強法でした。
 しかし、慣れの勉強法を嫌った戦後教育は、理解を前面に出した教育を行いました。
 その理解の勉強によって、できる子とできない子の差が大きくつくようになったのです。
 今の親や先生は、戦後の理解の教育を受けた世代なので、子供に何かを教えるときもつい理解させることを先行させてしまうのです。


コメントフォーム
算数の勉強は軽く何度も教えて解法に慣れること――同様のことは国語にも 森川林 20190818 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
つてとな (スパム投稿を防ぐために五十音表の「つてとな」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
算数・数学(22) 
コメント1~10件
なぜ公立中高一 森川林
 志望校の過去問に特化した受験対策を進めるためには、まず「春 4/28
記事 5498番
作文検定のプレ あお
お返事ありがとうございます。暗唱検定が早くできてほしいです。 4/9
記事 5493番
作文検定のプレ 森川林
 日本語教育で、簡単なのは会話で、次が読書で、最後が作文です 4/8
記事 5493番
作文検定のプレ あお
日本語作文検定は、日本語を学ぶ外国人のための作文教育にも対応 4/8
記事 5493番
【合格速報】東 ふつ
合格おめでとうございます。 毎週真剣に取り組み、どんどん上 1/7
記事 5403番
国語力、読解力 森川林
読検の解答は個別れんらくでお送りください。 12/29
記事 4331番
国語力、読解力 すみひな
本日の読解検定を受け忘れてしまいました。回答をどちらに送れば 12/27
記事 4331番
森リン大賞が示 森川林
作文力を上達させるコツは、褒めることでも直すことでもなく、書 12/13
記事 5398番
作文コンクール 森川林
 子供たちの教育で大事なのは、知識の詰め込みではなく、読書と 12/10
記事 5395番
読書と作文が子 森川林
 小学生時代は、勉強よりも読書。  中学生以上は、勉強と同 12/9
記事 5394番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
Re: 読解検 森川林
 これは、その言葉があるかどうかではなく、文脈として読み取る 4/28
国語読解掲示板
読解検定小5の みきひさ
読解検定 小5 4月について3問教えてください。 どうぞよ 4/27
国語読解掲示板
茨木のり子さん 森川林
 茨木のり子さんが晩年に書いていた言葉、 「倚(よ)りかか 4/27
森川林日記
軽くて意味のな 森川林
軽くて意味のない広告の文面を書いていたのでくたびれた。 嘘 4/27
森川林日記
Re: 例えば 森川林
 この歌の本質は、「言えない」又は「言わない」というところに 4/27
森川林日記
例えば、敷島の 森川林
 本居宣長の「敷島の大和心を人問はば朝日ににほふ山桜花」は、 4/27
森川林日記
AIに文章を直 森川林
 AIに文章を直してもらうと、  詩的な文章が散文的になる 4/27
森川林日記
雨は龍のメッセ 森川林
 雨は龍のメッセージ。  晴れは太陽のメッセージ。  ど 4/27
森川林日記
五月の薄曇りの 森川林
 五月の薄曇りの空の下をゆっくりと歩く。  自分の心の中に 4/27
森川林日記
走水神社 森川林
 走水神社に行ってきた。  神社の横の山の途中に、弟橘媛( 4/24
森川林日記

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン