ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 1141番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/2/26
受験作文小論文の最後の追い込みの勉強法 as/1141.html
森川林 2011/01/25 12:34 



 これから受験の作文小論文に臨む人の最後の勉強法を説明します。

 これまでの言葉の森新聞にも関連する記事がありますので、読んでおいてください。例えば、「言葉の森新聞2010年11月3週号」の記事などです。

 これまで作文を書く練習をしてきた人は、もう今から新しい課題に取り組む必要はありません。自分がこれまで書いたものが最も優れた教材です。自分が書いてきたものをファイルして、それを毎日繰り返し読み、いい表現やいい実例だと自分が感じたところに赤ペンなどで線を引いておきます。

 作文を書く感覚に慣れておくために、毎日1本、指定の字数の作文を書くようにするといいのですが、新しい課題ではなく、これまで書いた課題と同じものを書いていきます。その際、時間制限を課して、できるだけ早く書き上げるようにしていきます。

 受験する人は、ほかの教科の勉強もあるので、時間の余裕がなかなかないと思いますが、時間のあるときにはできるだけ本を読んでおきます。本のかわりに問題集読書でもいいです。説明的な文章を読んでいると、作文の課題として使えそうな実例に偶然出合うことがよくあります。

 作文試験の会場では、試験の始まる直前まで、これまでに自分が書いた作文のファイルを読んでおきます。時間があれば、持ってきた本も読んでおきましょう。

 作文試験は、教科の試験と違い、出された課題と自分との相性によって書きやすさが大きく変わってきます。しかし、言葉の森で勉強した人は、構成的に考えて書く書き方を身につけていますから、書きにくい課題が出たら、逆にチャンスと考えていくとよいと思います。自分が書きにくいと思うときは、みんなもそう思っています。だから、書きにくいなりに、全体の構成がはっきりわかるように書いていけばいいのです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
受験作文小論文(89) 

記事 1140番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/2/26
平和な日本の文化が、武力と策略の文化を包み込むためには―知のパラダイム(その8) as/1140.html
森川林 2011/01/25 11:02 


 無の文化は、日本の社会の中でしか存在することができません。無の文化と有の文化が遭遇すると、無の文化は、有の文化によって一方的に収奪され消滅してしまうからです。

 かつて無の哲学が生まれたインドや中国においても例外ではありません。極東の端にあり海から隔てられた日本だけが、かろうじてユーラシア大陸の有の文化とは距離を置いた無の文化を保ち続けてきたのです。

 しかし、日本は、これから好むと好まざるにかかわらす国際化していきます。しかも、その国際化が、これまでと違うのは、従来の国際化が、日本の工業生産物を海外に輸出する、あるいは人間が海外に学びに行くという外に出る国際化であったのに対し、これからの国際化は、海外からの移民が日本に入ってくるという内に入る国際化であることです。

 有の文化に住む人間にとって、無の文化に住む人間は、一種のカモです(笑)。笠地蔵がのんびりと平和に暮らしている里に、次々とハゲタカがやってくるというのが、これからの国際化のイメージです。穏やかな文明人の老人が暮らしているところへ、武器を持った野蛮な若者が押し寄せるイメージと言ってもよいでしょう。

 古代の日本の社会では、これまでも同様の移民の流入がありました。しかし、海に囲まれた日本には、流入する人口に制約があったために、年月を経るうちに、少数の侵略的な有の文化は、日本の無の文化の中に解消し、有の文化の知的技術的な刺激だけが日本の文化の中に取り込まれていきました。

 ところが、今後予想される海外からの移民は、これまでとは規模が異なります。そのような中で、日本は、自国の無の文化をどのように守り、発展させていったらいいのでしょうか。

 鎖国という選択肢は、進歩を否定することにしかなりません。日本が自らも有の文化に変身するという選択肢は、日本のよさを否定することです。優しい文明国の老人の無の文化が、武力を持った野蛮な若者の有の文化を包み込む中で、有の文化も生かした無の文化を作っていくことがこれからの課題です。



 有の文化が、なぜ一方的に無の文化を収奪することができるのでしょうか。それは、有の文化が、相手を対象物として見ているのに対して、無の文化は、相手を自分と結びついた全体の一部として見ているからです。

 相手を利用の対象と考える文化と、相手を共感の仲間と考える文化では、利害関係の相違は、そのまま支配被支配の関係につながります。正直者のインディアンは、策略を弄する白人の前で、多くの場合無抵抗で居住地を奪われ文化を滅ぼされていきました。

 有の文化が無の文化を一方的に支配できるのは、有の文化には、無の文化があまり持っていない独自のツールがあるからです。そのツールの一つは策略で、もう一つは強力な武器です。

 有の文化は、互いの抗争の中で、武器を発達させることに強い関心を持ってきました。しかし、無の文化は武器を発達させることにはほとんど関心を持ちませんでした。

 織田信長の時代、日本は、ヨーロッパよりも優れた鉄砲の技術と戦術を持っていました。しかし、天下が統一され無の文化が復活すると、鉄砲の技術は発達を停止し、日本刀の芸術的な面だけが進化していきました。

 武器を持たない平和な無の文化が、優れた武器を持つ野蛮な有の文化を包容し、正直な無の文化が、策略にたけた有の文化を包容するためには、何が必要なのでしょうか。(つづく)

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
知のパラダイム(15) 
コメント161~170件
……前のコメント
作文が早く書け heoq
子供が作文の宿題に使うために、音声認識と音声合成を試してみま 10/11
記事 3310番
優しい母が減っ :
私のお母さんは、自分がイライラしているとすぐものに当たったり 10/6
記事 979番
「大学進学者の 森川林
 匿名さん、確かにそのとおりです。  そのボトムラインがゴ 8/5
記事 4808番
優しい母が減っ ゆきこ
ネコさん、大丈夫ですか。私も二人の女の子の母ですが、NHKラ 8/3
記事 979番
「大学進学者の 匿名
ただ、環境を選ぶことは学友や学校生活の質、という意味もありま 8/2
記事 4808番
優しい母が減っ ゆきこ
ネコさん、大丈夫ですか。私も二人の女の子の母ですが、NHKラ 8/1
記事 979番
優しい母が減っ 森川林
 英語なんて、もうやらなくていい時代になります。  大事な 7/23
記事 979番
優しい母が減っ ネコ
お母さんこわい勉強いやだえいごもうききたくない 7/23
記事 979番
夏休みは自習室 森川林
 不登校で学校に行っていない子も、自習室を利用するといいと思 7/11
記事 4797番
受験作文の印象 どんどこ
理解する語彙と使える語彙の違い、なるほどと思いました。 受 7/8
記事 3601番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
2月分 なかそう
中学2年生の読解検定の質問です。問題3のAは本文の4行目〜5 2/25
国語読解掲示板
2月分 なかそう
中学2年生の読解検定の質問です。問題3のAは本文の4行目〜5 2/25
国語読解掲示板
2026年2月 森川林
https://youtu.be/-LcKr7G 2/25
森の掲示板
作文クラスの継 森川林
作文クラスの継続のおすすめ ■■幼稚園年長~小学3年生 2/18
森川林日記
森からゆうびん 森川林
■「森からゆうびん」のお知らせ  「森からゆうびん」は 2/18
森川林日記
散歩中に音声入 森川林
 買い物などに行くとき、歩いているだけでは退屈だから、以前は 2/16
森川林日記
Xの使い方 森川林
・見たくない記事や動画は、右上の…で「このポストに興味がない 2/11
森川林日記
2月分 よこやまりょう
高校二年生の読解検定について質問です。 問1と問2がわかり 2/4
国語読解掲示板
Glitchの 森川林
https://hnavi.co.jp/knowledge/ 1/22
森川林日記
2026年1月 森川林
●作文について  忙しい中学生高校生が作文を能 1/22
森の掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●【重要】7月の新学期から作文用紙と封筒用紙の配布を廃止します――手書きの人は作文ノートの利用をおすすめします
●森からゆうびん2026年2月
●思考力を育てる作文教育

●本で最も進んでいるオンライン教育――少人数の対話と個別指導 無料体験学習 受付中。
●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。小1から高3のオンライン少人数教育。
●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育

●小学1、2年生は作文を始める適齢期です
●小学3・4年生は、作文がいちばん伸びる時期です
●小5・小6から、作文は「考える作文」に変わります。

●高校入試につながる作文力を、中学生から
●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(高校向け)
●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(塾高校向け)

●学校のための日本語作文検定(学校向け)
●学年ごとの「書く力」が一目でわかる(学校向け)
●総合型選抜・小論文評価業務に関するご提案(大学向け)

●学習塾のための日本語作文検定(塾向け)
●「書ける」ことが塾の強みになる(塾向け)
● 小1からのオンライン作文で、「読む力・書く力・考える力」を一生ものにします(生徒向け)

全国初の本格的な日本語作文検定作文の客観的評価で、誰でも作文が好きになり実力がつく。特許取得の独自のアルゴリズムとAIによる対話型600字講評。(学校塾向け)
●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育 言葉の森
●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。

●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習