食事も勉強も腹八分目。。
一度にいっぱい詰め込むと、
2、3日しか続かない。
八分目なら365日。
昔、「365歩のマーチ」という歌がありました。
途中で数え忘れそうな歩数ですが(笑)、そういう毎日の積み重ねが、子供たちの本当の学力に結びついていきます。
八分目は、遊びでも同じ。
ペットの子犬とボールで遊ぶとき、子犬が十分に飽きるまで遊んでしまうと、もうそのボールに興味を持たなくなってしまいます。
作文の勉強でも、最初の1日目、子供は初めてのことで面白いのでどんどん長く書きます。
しかし、それがその子の普通の姿なのではありません。初めてなので、ついがんばってしまった姿なのです。
それを親や先生が、その子の実の姿だと勘違いして同じことを次の日も次の日もやらせようとすると、子供はだんだん息切れがしてきます。
そして、こういうことを学ぶのです。
「がんばると、それがあたりまえのようになる……。がんばらない方が得だ!」
では、親や先生はどうしたらよかったのでしょう。
子供の努力に合わせてどんどんハードルを上げていくのではなく、その子の実力を見て、その八分目ぐらいをはっきりした基準として示してあげればよかったのです。
例えば、作文の字数なら小学生の学年の100倍から200倍というような基準です。
八分目の基準をはっきりさせるから、子供は安心して勉強に取り組み、長く続けていけるのです。
ということで、今日のテーマは、八分目。(勉強でも遊びでも仕事でも)
1、八分目についてひとこと、
又は、
2、「はち、ぶん、め」で五七五、
又は、
3、何でも自由にどうぞ。
今日は、春一番というぐらい、強い風。
でも、暖かいので、風に揺れる草木も何か喜んでいるようです。
立春も過ぎて、春もそろそろ八分目。(と言うかなあ)
もうすぐ来る百パーセントの春に向かって、今日もいい一日をお過ごしください。
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実力をつけるための勉強は、
低学年のとき。
合格するための勉強は、
受験生のとき。
実力をつけるための勉強と合格するための勉強は、実はちょっと違います。
実力をつけるための勉強は、基礎となる教材を反復して100%自分のものにすることです。
受験に勝つための勉強は、志望校の過去問を研究してその志望校に合格するための勉強をすることです。
これを逆にしている人がよくいるのです。
低学年のうちから、テストでいい成績を取るために勉強させてしまうというのはそうです。
低学年のころから他人と比較して勝ち負けを競う勉強をしていると、勉強は苦しいものだという気持ちができてしまいます。
一方、受験生のなのに、志望校の過去問を受験する直前に腕試しのつもりでやる人がいます。
過去問は、受験する1年前に研究して、受験勉強は過去問対策としてやっていくものです。(だから、いま高2の人は、この3月から過去問に取り組んでみることです)
なぜ、そういことを教えてくれる人がいないかというと、あまり早めに過去問対策をされても、教える側が困るからです。
低学年にも、受験生にも共通していることは、他人のペースではなく自分のペースで勉強していくことです。
そこで、今日のテーマは、自分のペース。
1、自分のペースについてひとこと、
又は、
2、「じ、ぶん、の」又は「ぺ、え、す」で五七五、
又は、
3、何でも自由にどうぞ。
今日は、西の空から雨模様です。
芽生える前の植物たちのために、恵みの雨を降らしてあげようということなのでしょう。
それでは、今日は、雨雲を眺めながら、自分のペースでいい一日をお過ごしください。
話は変わって、ここのところ投稿やコメントのお返事ができなかった言い訳です。(^^ゞ
言葉の森では、今、森林プロジェクトという名前で、お父さんやお母さんが、自分の子供(又は、その友達も含む)に、作文、読書、暗唱を教える教室を自宅で開くという計画を進めています。
これまでの言葉の森の教室の仕組みと、その新しい森林プロジェクトの仕組みをシステム的につなげるためのプログラミング作業がずっと続いていました。
ほぼ毎日、朝から晩までずっと同じ仕事。
「カタカタカタ、あ、またバグだ(笑)」
なぜそういことを自分がやるかというと、システムの仕事は、全体のことを知っている人でないとなかなかできないからです。
それがやっと今朝、最後の仕上げのところまで行きました。
これから、たまりまくったメールなどに返事を書く仕事です。<(_ _)>
ちなみに、森林プロジェクトの記事は、このあたりが参考になると思います。
https://www.mori7.com/index.php?e=1371
まだ外見上直していないところがたくさんあるので、あまり問い合わせはしないでください(笑)。
これからもっとわかりやすいページを作っていく予定です。
それでは、今日も、みなさんにとっていい一日になりますように。
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有難うございました。
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頭のよさは、使える言葉の多さに比例する。
ただ読めるだけの言葉ではなく、
手足のように自由に使える言葉が、
考える力のもとになっている。
子供たちの作文を見ていると、どの子も、毎年少しずつ語彙の種類が増えています。
しかし、その進歩の度合いは、かなりなだらかです。
見た目を上手に書くテクニックのようなものはありますが、いちばん大事なのは、自由に使える語彙を増やしていくことです。
語彙を増やすためには、語彙だけを単独に増やそうとするのではなく、ある文脈の中でその語彙を読んだり書いたりしていく必要があります。
作文力のもとになるのが読む力だというのは、そういう意味です。
読む力をつけるためには、ちょっと難しい言葉の入っている文章を何度も繰り返し読んで自分のものにすることです。
言葉の森で、暗唱や音読や読書の自習をすすめているのはこのためです。
作文の勉強というと、作文そのものを直すようなことを考えがちですが、それはむしろ勉強の枝葉の部分です。
そして、読む力を伸ばす勉強をしていると、作文力がつくだけでなく、考える力がつき、どの教科の勉強もできるようになってくるのです。
だから、作文というのは、下手に勉強すると、これほどつまらないものはありませんが、上手に勉強すると、頭もよくなるし、親子の対話も増えるし、子供時代の記念にもなるし、これほど楽しい勉強はありません。
これから、そういう楽しい勉強をもっと広げていきたいと思っています。
ということで、もうお昼になってしまいましたが、今日のテーマは、よくなる頭(笑)。
1、頭をよくすることについてひとこと、
又は、
2、「あ、た、ま」で五七五、
又は、
3、何でも自由にどうぞ。
頭をよくすることと、成績をよくすることは、関係はありますが、実はちょっと違うものです。
それは、実力をつけることと、勝負に勝つこととが、関係はあるがちょっと違うものであることと同じです。
受験で作文がある子については、今ある実力でいかに上手な作文を書くかということが勉強の中心になりますが、まだ受験まで間がある子については、実力をつけることが勉強の中心になります。
そして、作文の実力をつけるのは、読む力をつけ、考える力をつけることなのです。
今日はのどかな日曜日。
風はまだ冷たいようですが、どことなく春の雰囲気が感じられます。
春の計画でも立てながら、今日も、ゆっくりいい一日をお過ごしください。
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先生の教育論を、いつも参考にさせていただいております。
子供の中学受験を終え、親として、勝たせるための準備が足りなかったと、反省していたところ、本日のブログを拝読させていただきました。
実力をつけることと、勝つこととは、どう違うとお考えでしょうか?
また、実力をつけるべき時期はいつごろで、勝つための準備の時期はいつごろなのでしょうか?(例えば大学受験の場合)
是非、先生のお考えを伺いたいと思います。
勉強の場合は、入試の1年前から志望校の過去問に合わせた勉強にしていくといいと思います。
それまでは、例えば学校や塾のテストでも、成績にこだわらないことが大事です。
受験の本番では、わからないところにも答えを書き込んで1点でも得点を上げてくるという考えですが、それまでの模試などでは、わからないところは必ず空欄にして×をもらってくるというのが実力向上を考えたテストの受け方です。
大人が言わないと、子供はなかなかわからないと思います。
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恐れの勉強から喜びの勉強へ。
勉強しないといいところに行けないから
勉強するのではなく、
勉強すると楽しいことが増えるから勉強するようになろう。
子供たちの勉強のエネルギーを恐怖心で煽っていては、今の大人の社会と同じものしかできません。
勉強するとこんなに楽しいから勉強しようと子供たちが思うぐらい、大人が生活の中に勉強を生かしていくことです。
例えば、いつも取り上げる親子の対話。
子供がちょっと難しい長文を読んで、お父さんやお母さんに説明したときに、「あ、そうそう。それはねえ」と、お父さんやお母さんが喜んで話を始めて止まらなくなるような(笑)そういう家族の対話ができたら、どんなに面白いでしょう。
間違っても、「そんな余計なこと考えないで、テストに出ることだけやりなさい」なんて言ったらだめです。
勉強は楽しいということを、まず大人が日々の生活の中で自然に実行していることが大切なのです。
ということで、もう夜になってしまいましたが、今日のテーマは、勉強の楽しさ。
1、勉強の楽しさについてひとこと、
又は、
2、「べん、きょ、う」「た、の、し」で五七五、
又は、
3、何でも自由にどうぞ。
これから来る未来の社会は、実は、子供も大人も日々向上し創造するという、言わば広義の勉強の社会だと思います。
言葉の森が森林プロジェクトで目指しているのも、そんなイメージです。
子供たちに勉強を強いる前に、まず大人が喜んで勉強していきましょう。
客「ちょっと、これ勉強してよ」
八百屋さん「しょうがねえなあ。じゃあ、まけとくよ」
客「ありがとう」
(その勉強じゃありません)
(写真は「SOZAIjiten」より)
仲良きことは美しき哉。
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過去の産業は、機械化を進めて、
人件費を減らす産業だった。
未来の産業は、その反対に
人を増やす産業だ。
過去の商売は、できるだけ安く仕入れて、自分も安く売る商売でした。
未来の商売は、ほどほどに高く売って、自分も高く買う商売です。
今の世界の行きづまりは、先進国の行きづまりです。
先進国が、途上国だったころの発想のまま経済を発展させてきて、そのモデルが既に新興国のものになっているのに、いまだにその唯一のモデルにしがみつこうとしているのです。
そして、新興国に負けないように人件費を削減したり、海外に移転したりしようとしているのです。
先進国が発想を切り換えて、新しいモデルを作る時期に来ています。
そして今、着々とそういう芽が、日本の大衆社会の中から生まれようとしているのだと思います。
そこで、今日のテーマは、先進国のモデル。
1、新しい先進国モデルについてひとこと、
又は、
2、「せん、しん、こく」「も、で、る」で五七五、
又は、
3、何でも自由にどうぞ。
今日は、節分。
明日は、立春。
どんどん春が盛り上がってきます。
受験生のみなさんも、やがて明るい春を迎えるでしょう。
今日も、いい一日をお過ごしください。
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