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子供の早期教育は、中身よりも形から(facebook記事より) as/1471.html
森川林 2012/03/07 06:45 



 教育の基本は早めにはじめること。
 しかし、大事なのは、
 勉強の中身ではなく、
 勉強の形。

 勉強の中身に関して言えば、小学校低学年のときに長い時間をかけて、知識の先取りをしたところでたかが知れています。

 小さいころに苦労して身につけたことも、学年が上がればもっと短時間で簡単に、しかも本格的に身につけられるものがほとんどです。

 しかし、低学年のときほど、子供も大人も、その子の成長を他人と比較して見てしまうので、知識の中身を多くして人より先に進むことが教育の目的のように考えてしまうのです。

 一方、勉強の姿勢や形や習慣は、目立たないものですが、最初に身につけたものがあとまでずっと生きてきます。

 例えば、勉強は、損得や勝ち負けで誘導するものではありません。

 小さいころから、「この子に勝った、あの子に負けた」という勉強の仕方をさせると、子供は勉強を勝ち負けの世界でしか見られないようになります。

 そういう子はなぜか学年が上がるほど、勉強に対する意欲が低下していきます。

 また、「がんばったら賞品がもらえるから」という勉強の仕方をさせると、賞品がなければがんばれない子になります。

 勉強は、毎日決めたことを、勝ち負けも賞罰もないところで坦々とさせるのが基本です。

 そうして、勉強の基本的なスタイルを身につけていった子が、やがて勉強の必要性を自覚してくると、そこから急速に力をつけていくのです。


 ということで、今日は、勉強の中身と形。

1、中身と形についてひとこと、
 又は、
2、「な、か、み」「か、た、ち」で五七五、
 又は、
3、何でも自由にどうぞ。


 今朝は、うっすら霧がかかっていました。

 霧の朝、なかなかロマンチック(笑)。

 空気も暖かくなって、そろそろお花見の季節です(まだ早いか)。

 それでは、今日もいい一日をお過ごしください。


【昨日の記事の追加説明】

 昨日の記事で、「アメリカでは九九のできる子はいない」と書きましたが、それは昔の話で、今は学校で九九を教えているようです。(Christina Holden さんがコメントで教えてくれました。ありがとう!)

 ところで、英語の九九ってどういうふうにやるのでしょう。「ツツーがフォー」なんて言うのかなあ(笑)。

 さて、この記事に補足すると、例えば、インドでは99×99の九九をやっていると聞いたとき、日本の親のほとんどは、「わあ、すごい。そんなのできたらいいね」と思うと思いますが、実行する人はまずいません。

 それは、自分が子供時代そういうことをやっていないから、できて当然とは思えずに、できなくても差し支えないと思ってしまうからです。

 これに似ているのが暗唱です。

 子供たちに長文の暗唱をさせるとき、親や先生が、「できて当然」と思えば、子供は楽にできるようになります。

 しかし、親や先生が、「暗唱なんて大変そう」「できなくても差し支えないし」と思ってしまうと、子供はなかなかできなくなります。

 教育を支えているものは、その社会や家庭の文化なのです。

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読解力をつけるための精読とは、じっくり読むことではなく繰り返し読むこと as/1470.html
森川林 2012/03/06 21:15 


 海外で勉強をしている小5の生徒のお母さんから質問がありました。毎月第4週に取り組んでいる読解問題は、長文の内容が難しいので、どこまでがんばらせたらいいか迷うということでした。

 確かに、小5から、読解問題も作文課題も急に難しくなります。小4までの楽しい作文が、小5からは苦しい作文になるのです。しかし、小5になると、子供たちの中に勉強に対する向上心のようなものが出てくるので、易しいやりやすい課題に取り組むよりも、少し難しい課題に挑戦する方が勉強に対する意欲も高まります。

 とは言っても、海外で日本語の環境が周囲にない中で、難しい文章を読むというのはやはり大変です。そういう場合は、どうしたらいいのでしょうか。

 ここで大事なのは、どんなに難しい文章であっても、その文章の内容を理解すれば取り組めるようになるということです。

 文章を理解する方法というと、普通は、文章をじっくり読み、わからない言葉を辞書で調べて読むようなことだと思う人が多いと思います。しかし、文章を読んで理解する方法というのは、そのようないかにも勉強的なやり方でない方がいいのです。

 その方法は、ひとことで言えば、繰り返し読むということです。「読書百遍意自ずから通ず」という言葉がありますが、文章を理解するいちばんの方法は、この言葉のとおりです。ちょっと拍子抜けすると思いますが(笑)。

 自分がすっかり理解できていると思っている易しい文章であっても、繰り返し読んでいると、その奥にあるもっと深い理解が突然浮かび上がってきます。途中の言葉の意味に多少わからないものがあっても、繰り返し読んでいれば、全体の理解は必ず深まります。

 しかし、同じ文章を繰り返し読むということは、なかなかできません。現在の、知識重視の文化の中では、1回読んだものを2回も3回も読むのは時間の無駄のように思ってしまうからです。しかし、本をよく読む人はわかると思いますが、3冊の本を1回ずつ読むよりも、1冊の本を3回読む方が、得るものはずっと多いのです。

 繰り返し読む方法で最も役に立つのが音読という方法です。音読をすすめる本はいろいろありますが、どの本もなぜ音読がいいのかという点を誤解していません。音読がいいのは、繰り返し読むことができるからです。

 毎月第4週の読解問題は文章の量も多いので、全部読むのは大変です。そこで最初の1題だけの文章(1番と2番のもとになる文章)だけを1週間毎日音読で読み続けます。その上で、その1番と2番の読解問題に取り組めば、たとえ答えが×になっても、解説を読むことで得るものは大きくなるはずです。

 この繰り返し音読するという方法は、毎日2、3分あればできます。子供が音読している間、お母さんは朝ご飯の支度でもしながらときどきその音読を聞くともなしに聞いて、音読が終わったら褒めてあげればいいだけです。ぜひ試してみてください。


(写真は、いろいろな貝)
ドッカイもあるかなあ。

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