ゲストさん ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 1844番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/26
低学年からできる公立中高一貫校受験にも対応した「読解-記述-対話」の自習教材 as/1844.html
森川林 2013/06/20 08:40 


 今日のfacebook記事の紹介から。

====
 これまでの勉強は、学校や塾で、問題を解く形の宿題を出されて、覚えた知識によって、○×式で選択し、その結果を試験で採点する、という勉強でした。
 これからの勉強は、家庭で、文章や図を読む形の自習をして、自分なりに考えることによって、記述し、その結果を対話で締めくくる、という勉強になるでしょう。

 そういう勉強が、これからの創造性を必要とする時代に対応できる勉強です。

 言葉の森で今、公立中高一貫校受験用の「読解-記述-対話」型の自習教材を作っています。

 しかし、従来の「記憶-選択-試験」型の教材で勉強してきた子には、こういう勉強法は戸惑うものになるかもしれません。

 そこで、考えたのが、小学校高学年からではなく、もっと低学年のうちから、「読解-記述-対話」型の勉強に慣れておくことです。
 しかし、そういう勉強法にふさわしい教材が今はまだほとんどありません。

 そこで、こういう勉強法に関心のある人が、互いにオープンに教材や長文を作り合い、紹介し合うような場を作っていきたいと思っています。
====

 これまでの勉強は、塾に通って、漢字や計算や様々な知識を先取りするという勉強でした。
 それは、それで悪くはありませんが、勉強をそういう知識的なものに限定して、そこで得点や順位を競うようにすると弊害が出てきます。
 知識型の勉強は、ある程度まで到達すればいいという勉強で、それ以上に順位を争うようなものではありません。

 むしろ、知識の勉強はほどほどにして、余った時間を思考型の勉強にふりむけていくことが大事です。

 ところが、そういう思考型の勉強に向く教材というものがあまりありません。
 少し近いのが、新聞を教材にした勉強です。
 しかし、新聞は、時事性が強すぎるということと、年を越えた蓄積ができないという弱点があります。
 例えば、お兄ちゃんが勉強した過程を、弟が参考にするというようなことができません。

 ほかにも、科学読み物、図鑑、年鑑、理科や社会の教科書や参考書、学習漫画的なものといろいろ教材の候補はありますが、どれも一長一短があります。
 総じて言えば、共通するいちばんの問題は、切り貼りがしにくいということです。

 そこで、こういう勉強をしたい人のために、オープンな教材作成をする場を作ることにしました。
 ここで、互いに長文を教材を作り合い、それらをオープンに誰でも利用できるものにしていきたいと思います。

 現在、言葉の森には、小1~小3の読解マラソン長文があります。
 また、今、小5~小6対象の公立中高一貫校受験対応の自習教材を作っています。

 今後、力を入れていきたいのは、
(1)小4~小6の読解マラソン長文
(2)小1~小4の自習教材
です。

 関心のある方は、ぜひご参加ください。

【教材作成ページ】

 facebookグループでは、「言葉の森オープン長文」
http://www.facebook.com/groups/okaot/

 ホームページの掲示板では、「オープン長文チョウチョの丘」
https://www.mori7.com/okaot/

【参考ページ】

言葉の森の読解マラソン長文のページ
https://www.mori7.net/marason/marason_sample.php

自習講座の趣旨と方法の記事
https://www.mori7.com/an/16.html

公立中高一貫校のオープン教材のページ
https://www.mori7.net/juken/

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
オープン教育(24) 小学校低学年(79) 公立中高一貫校(63) 

記事 1843番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/26
公立中高一貫校の勉強の基本。塾-宿題-問題-試験型の勉強から、家庭-自習-読書-対話型の勉強へ as/1843.html
森川林 2013/06/18 20:15 


 facebookの記事より。

====
 スポーツの世界では、子供の発達段階に応じた指導の重点のようなものがあります。
 小学生のうちは巧緻性、つまりボールコントールのようなことを中心にして、中学生のころから筋力をつけて、高校生の新肺機能が完成するころから持久力をつけるというような段階です。
 ところが、試合に勝つことを目標にしてしまうと、ボールコントロールの上手な子よりも、身長があったり体力があったりする子の方を優先してしまいます。

 それと同じようなことが勉強にもあります。
 小学生のころは、自習の習慣と考えることを楽しむ姿勢を身につけさせて、中学生になったら記憶力を鍛え基礎学力を定着させ、高校生になったら長時間の勉強に耐える力をつけるというような段階があるのです。
 ところが、試験に勝つことを目的にしてしまうと、勉強を楽しむことは後回しにして、手っ取り早く知識をつけることを優先してしまいます。

 点数を上げる勉強と相性のいいのが、宿題という形で問題を解かせ、試験で評価するという方法です。
 そういう勉強法もたまにはいいのですが、そればかりだと最も大事な考える力が伸びません。

 考える力をつける勉強と相性のいいのが、家庭で毎日決まった自習を行い、解くことよりも読むことを学習の中心にして、試験ではなく対話で締めくくるという勉強法です。
 この、一見張り合いのないような勉強が実は、長い目で見て子供をしっかり成長させるもとになるのです。



 ここ数日、新学期の教材の準備をしたり、公立中高一貫校向けの教材を作ったりしていたら、すぐに時間がたってしまいました。
 しかし、今日で一段落。
 明日から、またがんばっていきたいと思います。

 梅雨なのに、いい天気の日が続きます。
 今日の雲は、何だか龍の形に似ていました。
 しかも、前脚のあたりに、小さな月が(笑)。

 それでは、今夜もいい夜でありますように。
===

「公立中高一貫校受験対策/公中講座」
https://www.mori7.net/juken/

 問題は、市販の問題集を購入しないと見られません。
 しかし、解説はオープンにしています。

 公立中高一貫校の受験対策の基本は、このように家庭で実際の問題をもとに考えて、親子で対話をすることなのです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
公立中高一貫校(63) 小学校低学年(79) 

記事 1842番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/26
夏期講習の代わりにウェブで公立中高一貫校の自習講座 as/1842.html
森川林 2013/06/18 08:52 


 言葉の森では、全国の通信生徒が利用しやすいように、今年は夏期講習の代わりに、ウェブ上に公立中高一貫校の自習講座のページを設けました。
 ここに、全国の公立中高一貫校の過去問とその解説を載せていきますので、家庭での毎日15分程度の自習の教材としてご利用ください。
https://www.mori7.net/juken/
(このページの右下の「印刷」というところをクリックすると印刷用の表示になります。)
 また、家庭でこの自習講座を取り組む際の質問や相談に対応できるように掲示板やフェイスブックグループを設置します。当面、ご意見ご質問などは、家庭学習の掲示板と家庭学習のfacebookグループをご利用ください。
「家庭学習掲示板」
https://www.mori7.com/okakg/
facebookグループ「家庭学習のすすめ」
http://www.facebook.com/groups/kateigs/

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
公立中高一貫校(63) 

記事 1841番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/26
7月からの新学期教材の印刷完了、今日から発送。 as/1841.html
森川林 2013/06/17 08:26 


 7月からの新学期教材の印刷が完了し、今日から発送できるようになりました。
 今回は、これまでと印刷の仕方を変えて、プリンタではなくリソグラフで印刷することにしました。そのため、少し雰囲気が違うと思います。

 新学期に移行する準備のため、6月の体験学習の受付は終了し、7月からの受付になります。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
生徒父母向け記事(61) 

記事 1840番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/26
山頂を広げる文化 as/1840.html
森川林 2013/06/14 09:16 



 窓を開けると、雨の中でスズメたちが待っています。

 昨日の余ったご飯粒をばらまくと、みんなすぐに集まって、雨の中など気にしないように食べています。

 今目の前にあることに心を傾けて生きていく姿がさわやかです。



 しかし、人間の社会では、「今」という時間の多くは、未来のための準備として、何かほかの目的のための土台として使うものになっています。

 本当は、現在は土台なのではなく、そこ自体がひとつの山頂です。

 世界には、今、山の頂上を目指して登っている国々があります。

 そういう国の人たちの意識は、かつての日本人の多くが持っていた上昇志向です。

 しかし、私たちが今することは、次の山頂を目指すよりも前に、あとから来る人たちのために、今いる山頂を広げておくことです。

 それは、生活の量的なものよりも質的なものを豊かにするということです。

 例えば、1点差を争うような勉強で競い合うのではなく、全員が百点を取れるような基礎学力をつけた上で、それぞれが自分の個性を新しい文化として作り上げていくということです。

 大量生産方式を生み出したフォードは、工場労働者には、頭は要らないから手と足だけがあればよいと考えていたそうです。(それも不気味ですが)

 これからの日本が目指す社会はその反対で、手も足ももちろんあるが何よりも頭と顔のある人が仕事をしている社会です。

 そのための勉強は、一律の答えがあるマークシート方式の勉強ではなく、読書や対話や作文という答えのない創造的な勉強なのだと思います。

 ということを考えているうちに、ご飯粒を食べ終わったスズメたちは、どこかに遊びに行ってしまいました。


この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
教育論文化論(255) 
コメント1~10件
森リンベストの 森川林
じすけ君、ありがとう。 統合失調症のような、また似たような 4/21
森リンベストの じすけ
こわばんは 今日は元気一杯、体験発表をさせて頂きます。 4/20
国語読解問題の 森川林
 あるとき、高3の元生徒から、「国語の成績が悪いのでどうした 3/28
今日は読書3冊 森川林
苫米地さんの「日本転生」は必読書。 3/25
共感力とは何か 森川林
言葉の森のライバルというのはない。 森林プロジェクトで 3/23
3月保護者懇談 森川林
 いろいろ盛りだくさんの内容ですが、いちばんのポイントは、中 3/22
中学生、高校生 森川林
 意見文の書き方で、もうひとつあった。  それは、複数の意 3/14
【合格速報】栃 森川林
 おめでとう!  受験勉強中も、硬い説明文の本をばりばり読 3/13
受験作文と入試 森川林
将来の作文入試は、デジタル入力になり、AIで自動採点するよう 3/13
大学入試が終わ 森川林
大学生になっていちばん大事なことは学問に志すこと。 18歳 3/12
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
近所のローソン 森川林
毎日新聞を見たけど、記事はまだ載っていまでした。 4/25
毎日新聞に言葉 森川林
 しばらく前に、毎日新聞の人が取材に来ました。  そのとき 4/24
テスト送信 森川林
https://www.mori7.com/za2024d0 4/24
4月保護者懇談 森川林
シラン ●今後の「森からゆうびん」の学習デ 4/22
マスクにしても 森川林
マスクにしても、ワクチンにしても、消毒にしても、 自分たち 4/21
イエスも釈迦も 森川林
イエスも釈迦も、理想の社会を築きたいと思っていた。 しかし 4/21
日本復活の道筋 森川林
 工業製品を経済発展の原動力をした資本主義は終わりつつある。 4/17
メモ 森川林
https://www.mori7.com/za2024a0 4/16
単なる作業 森川林
勝海舟は、辞書を買うお金がなかったので、ある人から夜中だけ辞 4/8
勉強は、人に教 森川林
勉強は、人に教えてもらうのではなく、 自分で学べばよい。 4/7

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習