4月4週に、初の暗唱検定を行いました。その結果、言葉の森の生徒4名が見事に合格しました。
約3,000字の文章を6分以内で間違えずに暗唱するという検定試験ですから、どの生徒も3ヶ月以上ほぼ毎日練習をしていたと思います。
この暗唱検定は、skypeで行うので自宅で受検できます。検定委員の先生との時間の調整ができればいつでも行えるので、今後は検定試験の期間を幅広く取れるようにしました。
今回の暗唱検定は、5級の3,000字でしたが、このあと、4級、3級、2級と続いていきます。
そして、1級は初段という扱いになり、この初段は、それまでの5~2級を通して暗唱することが目標です。つまり、約12,000字を通して30分弱で暗唱することになります。
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30分の暗唱ができるようになると、その文章はすっかり自分のものとして定着します。というのは、12,000字の暗唱は、単に3,000字の4倍ではなく、質的な面の難しさが加わってくるからです。
そして、暗唱の文章が自分のものとして定着するということは、その文章の表現やものの見方や考え方を、いつでも必要に応じて自分のものとして使えることを意味します。
これが、単に理解するだけの文章の読み方と大きく違うところです。
本を読んでその内容を理解することは誰でもできます。しかし、いくら内容が理解できても、その文章と同じ内容の文章を書くことはほとんどの場合できません。理解する力と表現する力は、大きく異なっているからです。
しかも、暗唱検定の長文は、ほとんど日本の古典ですから、内容的にかなり深いものです。
私(森川林)は、個人的に、この暗唱検定に合格することは、漢検や英検に合格するよりも一生の価値としてずっと大きなものになるのではないかと思っています。
連休中は、ホームページも更新せず、生徒掲示板や父母掲示板の連絡にもお返事を出さず失礼しました。
今後の日本の進むべき道などを考えていたために、ほとんど部屋にこもりっきりの日々でした。(暗い(笑))
そして、考えたあとの結論は次のようなことです。
(1)言葉の森の作文指導を、創造性を育てる学習として発展させること
(2)寺子屋オンエアで、自学自習形式の無駄のない本当の学力をつけること
(3)オンエア講座や森林プロジェクトで、できるだけ多くの人が創造的な教え手として参加できる仕組みを作ること
いずれも抽象的なことに見えると思いますが、これらを現実の実践の中で実現していきたいと思っています。
ところで、連休中に読んだ本で、「天皇の国師」(宮崎貞行著 学研)に特に感銘を受けました。
現代が文明史的な時代の変化の中にあるということを実感させる本でした。
http://www.amazon.co.jp/dp/4054059791