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記事 3296番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/2/10
未来の教育の要は創造教育――その基盤は家庭の創造文化 as/3296.html
森川林 2018/05/04 19:36 

 現在の教育界のいちばんの問題は何かと言うと、過ぎ去りつつある過去の教育に多くの人が過剰適応していることです。
 その一方、これからの世の中で要求されるようになる教育を、多くの人が夢物語のように考えていることです。

 この変化は、ここ数年急速に進んだことなので、まだ実感を持って考えている人は多くありません。
 教育の現場に近い人よりも、一歩離れた場所にいる人の方が未来を確実に予測しているように見えます。

 落合陽一さんの「日本再興戦略」という本を読んだとき、私が普段思っていることが、より正確に、より説得力を持って書かれていると思いました。
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 しかし、すぐにこの新しい教育に進もうとすることは、当事者にとってリスクが高いと思われると思います。
 だから、今の教育で成果を上げつつ、未来の教育も担保するという二正面の教育を行っていく必要があります。

 その未来の教育の最も重要なポイントは、創造力を育てる創造教育です。
 そして、その創造教育の基盤になるのは、創造性を大切にする家庭文化です。

 思考発表クラブ(寺オン発表学習クラス)の生徒たちの発表を見ていて、家庭の文化の創造性ということをしばしば感じました。
 旧世代の人にとっては、「そんなことに時間をかけるよりも、もっと能率よく答えの書いてあるものを読んで覚えればいい」というような実験や観察を多くの子供たちが生き生きとやっていました。

 こういう子供たちが、これから学力をつけて、世の中に新しい価値を創造していくのだと思います。

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森川林 20180504  
 過去の教育の目標は、人間が歩く辞書になることでした。
 そういう科挙的な教育が、AIに取って代わられるようになることがわかったのは、ここ数年の話です。
 その端的な例が、囲碁ソフト、音声認識、google翻訳などの急速な精度の向上です。
 しかし、その歩く辞書を超えた教育の目標をまだ多くの人が持っていないように思います。


nane 20180504  
 学校や塾や予備校は、答えのあることを教える機関です。
 その答えが目的で、子供はその答えに近づくための手段でした。
 しかし、本当は子供自身が目的です。
 そういう子供自身を目的として見る見方は、家庭でしかできません。
 これが、家庭教育の考え方です。
 学校半分、家庭半分がこれからの教育の姿なのです。


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記事 3295番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/2/10
限りなく高度になる可能性のある「新ゆとり教育」 as/3295.html
森川林 2018/05/03 13:28 

 ゆとり教育は、過去の文脈では死語になりつつある言葉ですが、これから求められる新しい学力の本質は、「新ゆとり教育」です。

 答えがあり、点数があり、比較があり、競争がある従来の教育は、すべての子供にほどほどに力をつける教育でしたが、百点を超えようとする子は生まれませんでした。

 これまでの答えのある世界はわかりやすいので、多くの大人はそのほどほどで満足していましたが、ほどほどの世界の先には、AIしか待っていません。

 点数や比較のない世界は、いくらでも高度になる一方、いくらでもさぼれる世界です。だから、その世界に進むためには新しい勉強観が必要になります。

 そういう新しい勉強観を育てる教育を行っていきたいと思います。

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nane 20180503  
 世の中の大きい流れから要求されることと、現実の教育界で要求されることとは、かなりギャップがあります。
 例えば、今の算数や数学では、計算間違いのしやすい複雑な計算を問題として解かせることがありますが、計算はルールさえ知っていればいいのであって、計算の作業はもう人間がわざわざやることではないのです。
 それは、明治維新が始まる前夜に、剣術や馬術の練習を一生懸命していたことと同じです。
 マイナスになるわけではありませんが、今は、もっと大事なことがあるのです。


森川林 20180503  
 本当に学力のある子にとって、今の勉強は退屈です。
 百点を取ったらおしまいで、その先を要求されることはないからです。
 しかし、今ある百点を取れないような問題は、ただ難しいだけで、その難しさは意味のない難しさです。
(例えば、短い時間で大量の問題を解かせるような難問(笑))
 点数を超えた勉強こそが、これから求められる勉強なのです。


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記事 3294番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/2/10
楽しんでできる勉強が、理想の勉強の姿 as/3294.html
森川林 2018/05/01 08:52 

 野口悠紀雄さんの勧める英語の勉強法は、教科書の音読でした。
 中学生のころの教科書は、あまり面白い文章がなかったそうですが、高校生の教科書になると読み応えのある文章が増え、それを毎日楽しんで音読しているうちに英語が得意になったそうです。
 そして、野口さんは、こんなに簡単な勉強法をなぜみんながしないのか不思議に思うと書いていました。(「超英語法」より)

 勉強の基本は、英語に限らずこの「楽しんで続ける」ところにあります。
 ところが、今の学校や塾の勉強は、知識を詰め込み、その詰め込み具合をテストするような形で行われていることが多いので、学力のある生徒にとっても学力のない生徒にとっても、熱中できるような面白い勉強とはなっていません。

 子供たちが遊びに熱中するのは、遊びには、勉強にはない創造性と自由度と友達との交流があるからです。

 それでは、勉強も遊びと同じように創造性を発揮できる自由度の高いものにして友達と交流する機会を作ればいいのではないかと思いました。
 それが、今進めているオンライン少人数クラスの作文と学習です。

 新しい仕組みの勉強なので、試行錯誤の期間がかなりありましたが、ここのところ大体の流れが固まってきました。
 自主的な発表、発表の持ち時間制、保護者との懇談、生徒どうしの交流、そして学習内容は、答えのあるものよりも、自分で問題を作るような創造的なもの、ということで進めていこうと思っています。

 この連休中にシステムを作り直して、連休明けから本格的に取り組んで行く予定です。

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森川林 20180501  
 勉強は、本来楽しいものだというのが私の持論です。
 しかし、今の勉強は、つまらないものを、競争や褒美で面白く思わせようとしているところがあります。
 何かの見返りがないと、面白いとは思えない勉強になっているのです。
 これに対して、遊びは何の見返りも求めずに面白いものです。
 そういう遊びのような勉強ができるようにしたいと思っています。


nane 20180501  
 言葉の森が最初に作文教室を始めたときも、毎週のようにやり方を変えていました。
 当初思っていたことが、実際にやってみると、意外と実態に合わないということが多かったからです。
 海幸彦と山幸彦の昔話にもあるように、頭で考えている分には簡単に見えることでも、実際にやってみると、世の中にはそう簡単なことはないのです。
 こういうのが三次元の世界なのだろうなあと思いました。


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記事 3293番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/2/10
入れる勉強から出す勉強へ as/3293.html
森川林 2018/04/29 10:49 

 不足の時代には、入れる勉強が必要でした。勉強とは、何かを吸収することでした。
 しかし今は、いろいろなものを入れすぎて消化不良を起こしているのが現状です。
 それが、忙しさの原因になっています。

 入れる勉強には、テストが必要でした。
 そして、テストのために、更に入れる勉強をしていました。

 出す勉強には、テストのようなものは必要ありません。
 出す本人が、自ずからわかるからです。

 しかし、出す勉強には、一緒に学ぶ友達が必要です。
 だから、出す勉強には、遊びのような雰囲気があります。
 この遊びのような勉強が、本来の勉強の姿です。

 友達との遊びのために、子供たちは一生懸命準備をします。
 それは、テストのために一生懸命一夜漬けをするよりも楽しいことだと思います。

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森川林 20180429  
 これまでの勉強は、知識をいかにたくさん吸収しているかで評価されていました。
 しかし、そういう評価が、あまり役に立たないことがわかってきたのです。
 むしろ大事なのは、何を作り出せるかということです。
 しかし、作り出したものの評価には、手間も時間もかかります。
 だから、今は、ちょうど教育の踊り場のところにいるのです。


nane 20180429  
 自分自身の小中学校時代をふりかえり、なぜ学校が退屈だったのかを考えると、それが授業を聞くだけの勉強だったからです。
 先生の授業は、youtubeのように早送りでは見られなかったからです。

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