子供たちは、自分から進んで話したり実行したりすることが好きです。
黙って、人の話を聞いているだけというのは、あまり好きではありません。
だから、難しい勉強も、自分から進んで発表する形なら楽しく取り組めるのです。
人の話を聞いて覚えるというのは、一見能率がよいように見えます。
しかし、聞いたことはすぐ忘れてしまいます。
自分が調べたり考えたり発表したりすることは時間がかかります。
しかし、その分確実に自分の中に残るものがあります。
これからの教育は、みんなが主人公です。
先生や一部の生徒だけが主人公になるのではなく、全員が主人公になるのが未来の教育です。
その教育を支えるのが、教育の哲学とテクノロジーなのです。
▽ある日のオンライン発表学習クラスの授業の様子(0116su1800)
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こういう堂々とした発表を見ると、子供たちが1、2年のうちに急速に成長していることがわかります。
自然の成長ももちろんありますが、みんなと交流することが、成長の助けになっているのだと思います。
自分の研究を発表したあと、みんなに問題を出すところがまた面白いと思います。
双方向のコミュニケーションができるのは、やはり少人数のクラスだからです。
少人数というのは、個別でも一斉でもない独自の意義を持っているのです。
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海城中学校・聖光学院中学校 E.Mさん
海城中学は日本語作文で、聖光学院は英語作文で受験。
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山形大学附属小学校 Y.Iさん K.Iさん
▽担当の講師から
男の子と女の子のふたごの兄弟です。
当日は、出題傾向が変わりドキドキしたと話していました。
グループで話し合い、みんなの意見と自分の意見を比較して作文を書くような問題だったということですが、二人とも作文は簡単に書けたので自信があったということでした。
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プロとアマの違いは、調子のよいときには出てこないと言われます。
調子の悪いとき、アマチュアは大きく崩れることがあります。
プロは調子の悪いときでも崩れることを最小限にとどめ、自分のペースを保つことができるというのです。
なぜこのような違いが出てくるのかというと、それは自分に対する自信に差があるからです。
プロになるまでに猛練習をしたことがある人は、ピンチになったときも、「自分はこれまでこれほどやってきたのだからこんなことを克服できないわけがない」という自分に対する確信が根底にあります。
勉強でもスポーツでも音楽でも、ある一つの分野で本当の力をつけようと思えば、限界まで無理をするぐらいに取り組む必要があるのです。
ときどき、「少し忙しいからしばらく休みたい」と言ってくる人がいます。
これは、何の習い事でもあることであり、無理をせずに休むということは、それはそれでもちろん大事なことです。
しかし、もし自分がその分野で本当の実力をつけたいと思うのであれば、無理をしても続けるということも必要なときがあるのです。
それは、その無理がその後の自信につながるからです。
作文試験のように、文章を限られた時間で書きそれを評価されるという場面は人生の中でいくつか出てきます。
知識中心の試験であれば、調子の良いときと悪いときで大きな差は出ません。
しかし、作文のようなすべてゼロから作り出すものは、調子の良いときと悪いときの差が大きく出るのです。
そして、たまたまうまく書けないときは、ほとんどペンが進まないようなことも出てきます。
そのとき、ピンチを逆転する力は、「これまで長い間やってきたのだから」、「忙しいときも休まず続けてきたのだから」という自分に対する確信のようなものなのです。
だから、子供が忙しくなり作文が書きにくい状況になったとき、保護者の方はその状況を短期的に判断せず、長期的に見て、何とか工夫して時間を捻出し、少しでも書き続けるようにするという勉強の進め方をしていくといいと思います。
そういうふうになんとかして続けようという姿勢で親が取り組んでいると、子供の勉強に対する姿勢も違ってきます。
生活全体については、無理をしないことが基本ですが、これと決めたことについては、それが勉強であっても音楽であってもスポーツであってもまた何かの趣味の分野であっても、ある程度無理をして頑張ることが大切なのです。
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無理をするかしないかということは、一律に言うことはできません。
小学生時代は、基本的には幸福に暮らすことがいちばんですから、その意味では無理をしない方がいいのです。
しかし、「無理を言う親がいてこそ子は育つ」という言葉もあります。
ある場面では、無理を言うことも必要で、それはそれぞれの家庭の価値観によるものですが、その子の生き方に関するものについては、無理をすることが必要なこともあるのです。
勉強の無理としつけの無理は違います。
勉強では無理をさせず、しつけでは無理をさせることが大事です。
例えば、算数の退屈な計算問題を何ページもさせるというのは勉強の無理です。
遅刻しないとか、物事を続けるとか、挨拶をするとか、きちんと返事をするとかいうのはしつけの無理です。
勉強で無理をさせないのは、小学生はまだ自覚して勉強する時期ではないからです。
しつけで無理をさせるのは、小学生はしつけがまだ自覚できない時期だからです。
似ていますが、微妙に違うのです。
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中学入試の問題レベルの文章で、主に小学5年生、6年生を対象にした読解検定を行う予定です。
検定試験の問題を多数作る必要があるので、読解検定委員会という形で解答の解説を書く人を募集します。
また、ひとりで解説を書くと不十分なところが出てくる可能性があるので、同時に解説の検収を行う人も募集します。
当面は、小学5、6年生が対象の読解検定ですが、将来は、小学1年生から高校3年生まで受検できるものにしていきます。
この読解検定を受けていると、合格するために解説を読むようになるので、読解の点数は必ず上がります。
高校3年生の場合は、今のセンター試験で満点が取れるあたりが目標になります。
進度は、現在行っている暗唱検定と同じような流れにします。
作文検定、暗唱検定、読解検定がそろったあとは、記述検定も作成していきたいと思います。
詳細は、森林プロジェクトの掲示板などでお知らせする予定です。
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読解検定の短期的な目標はもちろん国語の成績を上げることですが、長期的な目標は読む力をつけることです。
ですから、短期的な目安はセンター試験で満点が取れるようになることですが、長期的には難しい本をばりばり読む力をつけることです。
そして、将来は、この読解検定の延長で、高校生大学生を主な対象にした読書検定を行っていきたいと思っています。6
読解検定委員会はどなたでも参加できる形にします。
保護者の方も大歓迎。
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