言葉の森では、今オンラインの学習を進めています。
生徒全員に発表する機会があるので、お客様のように距離を置いて参加する子はいません。
みんな、自分なりの個性的な発表をするようになります。
小学1、2年生のころには、恥ずかしそうにときどき隣にいるお母さんに聞きながら話していた子が、3、4年生になると、堂々と発表をするようになり、さらに、5、6年生になると、小学生とは思えないようなレベルの高い発表をするようになります。
以下は、ある日の発表学習クラスの様子です。参加者は、小2、小3、小3、小4の4人でした。
▽呉の大和ミュージアムに行った子。
▽それをしっかり調べて作文にして発表。
▽シャーペンを分解して中の構造を調べた子。
▽かなり詳しく仕組みを調べました。
▽アンモナイトの化石を持ってきた子。
▽化石について研究したことを発表しました。
▽部分日食を観察してきた子。
▽塩数の子の塩辛さを表にしました。
▽そして、みんなで暗唱の発表。
このように、自由に自分の発表したいことを、面白くしかも学問的に発表しているのです。
作文クラスも、これまでは文章だけの発表が多かったのですが、今後は構想図の段階で、プレゼンテーションになるような画像も組み合わせてアップロードするようにしていきたいと思っています。
子供たちの意欲は、賞や罰で引き出せるものではありません。
遊びに熱中する子を考えてみるとわかるように、友達と自由に交流できることが意欲の源泉になっているのです。
言葉の森では、今後、この発表型のオンラインの作文クラスを広げていく予定です。
日本中に、この楽しい作文クラスを広げるために、教える先生もたくさん必要になります。
今、森林プロジェクトの先生で、寺子屋オンラインの講師をやってくれる人を募集しています。
知識の詰め込みでない、知識の詰め込みよりもずっと考える力のつく作文の勉強をオンラインで広げていきましょう。
オンライン作文の無料体験学習を募集中。
対象は、新小1から社会人までですが、同学年に近い5、6人のクラスを作るので、当面、小1から小6までの生徒を中心に募集します。
もちろん、中学生、高校生も体験学習ができますが、人数の関係でオンラインクラスにならない場合は、個別電話指導のクラスでの体験学習になります。
作文の無料体験学習
※体験学習は、個別電話指導クラスと、オンライン少人数クラスのどちらでも選べるようになっています。
この記事に関するコメント
コメントフォームへ。
今、教育は大きく変わろうとしています。
それは、これからの勉強が、子供がため息をつくような勉強ではなく、笑顔で参加するような勉強に変わっていくということです。
そして、苦しい勉強を我慢してやる子より、自分の好きな勉強に熱中する子の方が、確実に実力がついていくのです。
昔の教育では、苦しいことを我慢してやることも必要でした。
それは、みんなが同じ方向に向かって進んでいて、電卓もスマホもインターネットもない時代だったからです。
今は、みんなが自由に方向を選べる時代です。そして、利用できるツールは飛躍的に増えています。
そういう時代は、楽しいことに熱中することが勉強になります。
そして、その楽しさを建設的な方向に向かわせるのが、友達との知的な交流なのです。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。寺子屋オンライン(101) 寺オン作文クラス(2)
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校 ヴァイオリン専攻 T.K.さん
(担当講師より)
幼稚園の頃から言葉の森で頑張ってくれているT.K.さんが東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校 ヴァイオリン専攻で合格されました。
実技が四日間、筆記・面接が一日、合計五日間の試験を乗り切っての清々しいお声を聞いていたので、合格の知らせを本当に嬉しくかみしめております。
この記事に関するコメント
コメントフォームへ。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。合格情報(27)
■小学校低学年から読書を生活習慣に位置づける
小学校低学年の時期は、書店にも図書館にも読む本がたくさんあります。また、テレビゲームやインターネットなどの環境も、親の力でコントロールすることができます。
この時期は、読書を毎日の生活習慣に位置づけるということを優先して取り組んでいきましょう。そのためには、読書の時間を毎日必ず確保することが必要になります。
習慣というものは、日々欠かさずに続けていくことで定着します。何かの習い事があって遅くなる日は読書をしないというようなことがあると、習慣づけは難しくなります。読書習慣は、どの勉強や習い事よりも優先させるつもりで取り組む必要があります。そのためには、読書時間を夕方だけでなく、朝食前に確保するのも一つの方法です。
■小学校中学年は多読によって速度力を身につける
小学校中学年の時期は、読書のジャンルが広がり、読書量も増える時期です。この時期に読む本は、書店や図書館でも充実しています。ときどき、「どういう本を読ませたらいいでしょうか」という質問を受けますが、小学校低中学年の時期の読書選びは、困ることはありません。書店に行けば、フォア文庫、青い鳥文庫、岩波少年文庫など、出版社がこれまでに人気のあった本を再編集して出版しているシリーズが多数あります。この中で、子供が興味を持ちそうな本をどんどん読ませてあげればいいのです。
本というものは、最初は難しくてつまらなそうに見えても、読み進むにつれて読む力がついていき、最後には面白くなってくるという場合がほとんどです。特に、小学校中学年のころまでは、本の内容に対する好みの個人差はほとんどありません。「子供が興味を持って読んでくれるような本を」と考えるよりも、何しろたくさんの本を読ませて読む力をつけるというのが、この時期の課題です。
■小学校高学年からは難読に挑戦
小学校高学年は、中学受験とぶつかるために、読書習慣が途切れやすい時期です。この時期は、これまでと同じように多読を続けていくことは時間的にもできません。また、読書力は、当面の受験のための国語力とは部分的にしか結びつきません。中学受験の国語力として要求される能力は、普通の読書力ではなく、難しい文章を読む力(難読力)だからです。
高学年の読書は、限られた時間の中で、量よりも質を考えて読む力をつけるということになります。読書をする時間が取れない場合は、入試用の国語の問題集を読書代わりに読むというようなことも必要になります。
受験に追われている時期も、わずかずつでも読書の習慣を継続していくというのが、この時期の課題になります。細々とでも読書習慣を維持していくことによって、中学生以降の読書生活の継続が可能になるのです。
この記事に関するコメント
コメントフォームへ。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。読書(95)
寺子屋オンラインの案内を作り直しました。
https://www.mori7.net/teraon/
寺子屋オンラインの作文クラス、発表学習クラス、自主学習コースの無料体験学習(2回)の参加者を募集します。
作文クラスは、どなたでも参加できますが、発表学習クラスと自主学習コースは、言葉の森で作文の勉強をしていることが条件になります。
■寺オン作文クラス
https://www.mori7.net/teraon/ts/
作文クラスというのは、少人数で作文の発表と交流を行いつつ作文の実習も行うクラスです。
毎回参加者全員による読書紹介も行います。
授業時間内に作文を書き始め、書き終えるまでクラスにいるので、毎週確実に作文を書き上げることができます。
学年がまだ混在しているところがありますが、今後、同学年中心のクラスにしていく予定です。
■発表学習クラス
https://www.mori7.net/teraon/hg/
発表学習クラスというのは、創造的な発表学習を行うクラスです。発表学習以外に、読書紹介、暗唱発表なども行ないます。
小学3年生以下は、発表に保護者の協力が必要ですが、小学4年生以上になると、次第に自分の力で発表できるようになります。
発表学習は、これからの学力として求められる思考力、創造力、発表力、コミュニケーションを伸ばします。
生徒が毎週、自分の研究内容を全員の前で発表する機会というのは、今の学校や塾の体制の中ではまず作れません。
人に教わる教育から自ら学ぶ教育という創造的な学習を体験したい方はぜひご参加ください。
■自主学習コース
https://www.mori7.net/teraon/jg/
自主学習コースは、主に、国語、算数数学の勉強を中心に、家庭での自主学習を先生がチェックするコースです。
自分のペースで勉強できることと、毎週確実に勉強の時間が確保できることから、きわめて能率のよい学習になっています。
一斉指導型の勉強は、勉強した気になりますが、自分の中に残るものはあまり多くありません。
自主学習型の勉強は、できるところは飛ばして、できないところは何度も練習するというやり方ができるので、確実に力がつきます。
特に、算数数学の勉強は、1冊の問題集を完璧に仕上げるという、生徒だけではやりにくい勉強なので、続けていると算数数学が得意教科になります。
いずれの寺子屋オンラインクラスも、できるだけ低学年から始めた方が学習の流れに乗りやすくなります。
日本の教育は、生徒が創造的な発表をするよりも、先生が話をして生徒は静かにそれを聞くという形が多いので、真面目な子ほど発表型の学習が苦手になることが多いからです。
▼体験学習を申し込まれる方は、こちらからお願いします。
https://www.mori7.com/ftaikenn.php
・寺子屋オンラインの作文クラス、発表学習クラス、自主学習コースを希望される場合、ひとこと欄にその旨をご記入ください。
・お問い合わせ、お申し込みはお電話でも受け付けています。
電話0120-22-3987(平日9:00~20:00)
この記事に関するコメント
コメントフォームへ。
寺オンの作文クラスのいいところは、その場でほぼ必ず書き上げることができる点です。
また、友達との交流があるので、自然に意欲的に取り組めます。
発表学習クラスのいいところは、創造力が育つことです。
また、コミュニケーション力がつくので、将来の入試の面接や集団討論にも役立ちます。
暗唱の練習も、みんながしているのを見ると自然にできるようになります。
自主学習コースのいいところは、自学自習の習慣がつくことです。
国語の問題集読書や、算数の1冊完璧繰り返しは、家庭でひとりですることが難しいので、自主学習コースだからこそできる勉強です。
また、いずれの場合も、毎回読書紹介の時間があります。
自分の読んでいる本を発表し、人の読書の発表を聞くことを通して読書が日常的な習慣として定着します。
こんなにいい勉強なのに、「パソコンが苦手だから」と敬遠している方が多いのがちょっと残念です。
スマホでも十分にできるので、ぜひこの新しい未来の勉強に取り組んでください。
私は、この寺子屋オンラインのような少人数の発表型学習が未来の教育の標準(スタンダード)になると思っています。
まだ先の話ですが、そのころは、勉強というものは、誰もが楽しく取り組めるものになり、今の競い合う勉強、落ちこぼれのある勉強というのはなくなっていると思います。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。寺子屋オンライン(101)
東海大学附属相模高校 K.K.さん
(担当講師より)
小4から継続している生徒です。
私が記憶する限り、一度もお休みしたことがありません。
中学生になってからも、バドミントン部としっかり両立させていました。
作文の上達に伴い、学校の成績もぐんぐん上がっていったようです。
合格、おめでとう!
この記事に関するコメント
コメントフォームへ。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。合格情報(27)