お茶の木
愛が一番
あおそふ
日本では小さい子供と話をするときは大抵、敬語では喋らずに赤ちゃん言葉などで会話をする。海外では、言葉は変えずに声のトーンを高くして話しているように感じられる。どちらも、子供の目線にたっての喋り方だが日本語の方がはるかに発展しているように思われる。
日本人のように子供の目線に合わせた子育ては良い
小さい子供に対して、赤ちゃん言葉を話すことは我が国にとっては今日まで普通にされてきたことである。赤ちゃん言葉は犬は[いぬ]とはいわず「わんわん」など擬態語や擬声語で物事の特徴をとらえて構成されていると私は考察している。日本語は難しいことに聞き手によってその言葉の感じ方は多種多様である。例えば友達を遊びに誘ったときに「ごめん、無理」と返答されたとしよう。用事があって遊べないんだと解釈する人もいれば、相手は私のことが嫌いで断ったと解釈する人もいる。そのような誤解から不安を感じさせないためにも小さい子には赤ちゃん言葉が必要なのである。母と私でデパートに行ったとき、四歳児ぐらいとみられる女の子が泣いていた。母とはぐれたのだろうと一瞬で察知できた。そのときはもちろん赤ちゃん言葉まではいかないが優しい口調で話かけた。安心させるためである。もし、大人とかわす喋り方でしゃべりかけていたとしたら、女の子の不安の解消には繋がらなかっただろう。子育ても同様である。特に自分の意志を泣くことでしか表せない赤ちゃんには子供の目線になることがより大切である。
一方で、フランス人のように大人と対等な子育てをするのも良い。
子供の目線に合わせた子育てをしていると依存心の強い子になることが多いように見受けられる。
自分で物事を判断する能力が衰えてしまうというリスクがどうしても生じてくることがあり得る。その要因の一つは戦後、日本人の依存心が高くなっていることである。「少年H」という本を読んで感じたことだが、親や教師は子供に対して殴ったり、叩いたり、廊下でけじめをつけていたと思う。怒る時はおこる、可愛がるときはかわいがるということだ。赤ちゃん言葉も話していた。だが、虫が教室に入ってきたぐらいで騒いだりしなかった。神経は太かったはずだ。最近では、子供強く怒ると将来に悪影響を与えると考える専門家もいるらしく、子供のお尻をたたくなどは虐待に分類されることもあるらしい。悪意をもって子供を叱ることはそれこそ虐待だが、過保護すぎるのも事実である。今の日本の教育は双方のバランスを考えず、子供がまるでご主人様のような扱いだが、子育てには愛する我が子にも強く叱るときも大切である。
確かに日本人のように子供の目線に合わせた子育やフランス人のように大人と対等な子育てもそれぞれが全ての過程において大切である。しかし、一番大切なのは我が子に愛を注ぐことだ。子供は様々なことによくも悪くも影響をうけやすい時期である。影響をよくするのには親の愛は欠かせない。私が産まれてから十三年という長さは長く感じるが、両親にとっては一瞬である。「一期一会」という諺があるとおりその一瞬、一瞬を大切に子育てをしてほしいと全国のお父さんお母さんに思う。
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