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【合格速報】横浜共立学園中学校 as/5000.html
言葉の森 事務局 2024/03/11 11:40 
横浜共立学園中学校 K.E.さん

<担当講師より>
  小1から長く続けてくれている生徒です。
 国語に苦手意識があるとのことでしたが、作文も読解もぐんぐん上達し、第一志望に合格しました。
 これからも個性豊かな作文を期待しています。
 合格おめでとうございます!

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作文における書き出しの工夫、結びの工夫。表現の工夫は、生活作文の事実文だけでなく、説明文、意見文でも生かせる。文章力に自信のある人は、情景の書き出しと書き出しの結びにも挑戦しよう as/4999.html
森川林 2024/03/02 14:27 


菜の花

 小学4年生までの生活作文(事実文)では、書き出しの工夫と結びの工夫ができます。

 高学年や中学生、高校生でも、書き出しの工夫と結びの工夫をすることができます。

 書き出しの工夫がなぜ必要かというと、読み手を引き付ける効果があるからです。
 YouTubeのタイトルやウェブニュースのタイトルなどを見ると、オーバーな表現が目立ちます。
 引用するのが面倒だから、あえて書きませんが(笑)。

 作文は、読んでもらう人を想定して書きますから、読み手の入口になる題名と書き出しは意味があるのです。


 書き出しの工夫の方法はいくつかあります。
 会話の書き出し、情景の書き出し、動作の書き出し、名言の書き出しなどです。

 いちばんきれいに書けるのは、情景や動作の書き出しです。
 私(森川林)が担当している小4の子の書き出しです。
====
 ささっと私はキャベツをお肉で巻きます。弟はぐつぐつしているなべの中のじゃがいもがやわらかくなってきたか、フォークでつついています。弟が
「もっとほしい。」
と言ってくれました。
(このあと、料理を作った話が出てきます。)
====
 もみじを抜こうとしたら、くきは固くて根もしっかりはっていました。公園を通った時に、もみじの木の下で五cmくらいのもみじを見つけました。お母さんが
「さくらは植えきばちで育てるとずっとぼんさいの大きさだよ」
と言っていたので、もみじでもできるかなと思って持って帰ってきました。
(このあと植物の話が続きます。)
====

 書き出しが直接の情景描写になっているので、読む人はすぐに作文の中身に入ることができます。
 この短い情景描写のあとに、「いつ、どこで何がどうした」という説明を入れればいいのです。


 書き出しの工夫と対応するのが結びの工夫です。
 1200字の作文では、書くのには1時間ぐらいかかりますが、読む人は数分で読みます。
 だから、読み手には、最後まで読んでも、最初の書き出しの印象が残っています。
 そこで、書き出しの工夫に対応したキーワードが結びにもあると、読み手はなぜか心地よさを感じるのです。

 これは、小説などでも同じです。
 長い小説で、最初の方のページにさりげなく書いてあった何かが、後半に重要な意味を持つことになったという伏線のあるストーリーを読むと、読み手は、そこに気持ちよさを感じるのです。

 しかし、小さくまとまっているものは、面白くありません。
 書き出しと結びの間に、途中の広がりがあり、どうなるかわからないように見えながら最後にまとまるというところに快感を感じるということです。


 結びの工夫をするためには、感想や意見のあとに、書き出しのキーワードを生かした文を書くことです。

 先ほどの引用の書き出しの「もみじ」の作文の結びです。
===
今もみじは葉が全部無くて、芽がふくらんできています。もうすぐ春です。
====
 「もみじ」という言葉がキーワードになって、書き出しとつながっています。


 中学生や高校生は、意見文の課題になるので、書き出しや結びの工夫は関係ないと思うかもしれませんが、実はあるのです。

 硬い意見文の書き出しに柔らかい情景の書き出しがあり、中身の題材と意見が充実していて、しかも、結びに、書き出しのキーワードに対応した工夫があると、その作文の内容以上に、読み手は、その構成のセンスに感動するのです。

 中学生、高校生で、文章力に自信のある人は、そういう書き出しを結びの工夫を作文に生かしていってください。

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森川林 20240302  
 作文で大事なのは中身です。
 しかし、中身はなかなか進歩しません。
 すぐにできるのは表現の工夫です。
 だから、勉強のアクセントとして表現の工夫をするのです。
 しかし、表現の工夫は、文章力のある子にとっては、パズルを解くように面白い勉強なのです。
 ……微妙な話だなあ(笑)。

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作文の書き方(108) 

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3月1週は、作文の実力テスト。目標の字数まで書くこと、項目を全部入れられること、項目には項目マークをつけること。実力テストをきっかけに、作文の字数が伸びる。締切は3月7日(木) as/4998.html
森川林 2024/03/01 04:06 


椿



 3月1週は、作文の実力テストです。

■字数

 それぞれの学年で、目標の字数まで書けるようにしましょう。
 小1は200字、小2は400字、小3は600字、小4は800字、小5は1000字、小6以上中学生高校生は1200字が目標の字数です。

 普段、目標の字数まで書けない人も、この実力テストでがんばって長く書くように努力すると、不思議なことに、それがその後のその人の実力になります。
 だから、何が何でもがんばって目標の字数まで書くということが大事です。

■項目

 それぞれの学年ごとに、作文の中に入れる項目が、★の印で指示されています。
▼項目表
https://www.mori7.com/mine/nae.php

幼長・小1は、
★ はじめに絵をかく(構成)
★ 会話(題材)
★ たとえ、又は、★ □○□○、又は、★ ダジャレ表現(表現)
★ どうしてかというと(主題)
です。

 途中の学年は、省略して、

高3は、
★ 予測問題の主題、又は、★ 書き出しの結び(主題)
★ 複数の対策一、かつ、★ 複数の対策二(構成)
★ 読書実例・長文実例(題材)
★ ことわざの加工、又は、★ 自作名言(表現)
です。

 「又は」となっているところは、いくつかある項目のうち、どれかが入れてあればよいということです。

■項目マーク

 その項目を入れたことがわかるように、印となる項目マークをつけておきましょう。
構成 
題材 
表現 
主題 

 パソコンで書いている人は、作文の該当する箇所に次の文字列を入れておきましょう。
構成 < <構成> >
(全角の山カッコを2つ続ける。日本語キーボードで「ね」と「る」の位置)
題材 < <題材> >
表現 < <表現> >
主題 < <主題> >

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記事 4997番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/2/10
上手な作文とそうでない作文の差は語彙力の差。語彙の多様性が上手な作文の条件。そのためには、読書と対話で、作文の土台となる語彙力を育てていくことが大事。語彙力は知識としてではなく生きた経験として身につく as/4997.html
森川林 2024/02/29 05:49 

ナデシコ



 昔、中学生、高校生の書いた作文をいくつも見比べてみたことがあります。
 よく見ると、どうしても、ある作文の方が上手に見えます。

 しかし、どこが違うのか、書いてある内容や表現や主題を見ても、そこに大きな差があるようには見えません。
 しかし、何度見ても、ある作文の方が上手に見えるのです。

 そこで、それらの作文の語彙を全部抽出して調べてみました。
 すると、語彙の多様性に微妙な違いがあることがわかったのです。

 語彙の多様性以外に、語彙の種類も関係がありましたが、最も大きな違いは多様性でした。
 上手な作文は、ある内容を表すのに、同じ語彙を使わずに多様な語彙を使って表現しているのです。

 しかし、人間が目で見てもその違いはわかりません。
 漠然と、ある作文の方が上手に見えると感じるだけなのです。
 その差は、機械で集計して初めてわかるような差だったのです。

 その差が集計の差として出るためには、作文の字数は1200字以上必要だということもわかりました。
 600字や800字の作文では、誤差の方が大きくなるので、必ずしも上手な作文の方が点数が高くなるとは言えません。
 しかし、1200字になると、語彙の多様性と人間が見て上手だと感じる感覚は一致してくるのでした。


 では、作文の勉強法として、どうしたら語彙が多様な作文を書けるのでしょうか。
 その方法のひとつは読書で、もうひとつは対話なのです。

 作文力は、言わば氷山の水面上に出ている部分で、その水面下には読書力というより大きな土台があります。

 だから、作文力は、書いたあとの添削によって上達するのではなく、その土台となる読む力をつけることによって根本的に上達するものなのです。

 ところで、小学4年生までの作文は、主に事実中心の生活作文です。
 だから、物語文の本を読んでいる子は、生活作文を上手に書けます。

 しかし、小学5年生からは説明文、中学1年生からは意見文になります。
 この時期に、説明文、意見文の本を読んでいないと、作文に必要な語彙が出てきません。

 今の学校では、中学生や高校生で作文の指導がされることはほとんどないので、高校生でも生活作文のような文章を書いている人は意外と多いのです。


 作文力のもうひとつの土台は、対話です。
 小学生でも、親子の対話が多い子は、自然に長い感想を書きます。

 対話の少ない子は、「とてもたのしかったです。」というような条件反射的な感想でまとめてしまうことが多いのです。

 この親子の対話は、子供の話を引き出すことではありません。
 親がいろいろな話をしてあげることです。

 その親の話も、単なる知識の伝達のような話ではなく、子供が面白がり、しかも考えることのできるような深みのある話であることが理想です。
 だから、親も読書によって日々新しい話題を仕入れておく必要があるのです。

 語彙力は、語彙の勉強でつくものではありません。
 語彙力のドリルや辞典や図鑑などは、気休めです。
 知識として語彙を覚えても、使える語彙にはなりません。
 読書や対話という生きた経験を通して身につけた語彙が、使える語彙になるのです。


 作文は、上達に時間のかかる勉強です。
 数学や英語は、本気になって取り組めば、数か月で著しく上達させることができます。
 苦手な子が普通になり、普通の子が得意になることまでできるのです。

 しかし、作文で、苦手な子が普通になり、普通な子が得意になるのは、数年間という遥かに長い時間がかかります。

 だから、作文指導で大切なことは、子供が書いたものを褒め続けて、何しろ勉強を持続させることです。

 作文の欠点を直して上達させようとすると、2、3回は効果があるように見えますが、それだけです。
 そして、直して上達させようとした子は、結局、作文の勉強を早々とやめてしまうのです。
 子供の作文を親が指導するのが難しいのは、そういう事情があるからです。

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森川林 20240229  
 上手な作文とそうでない作文の差は、語彙力の差です。
 それは、作文の題材がいいとか悪いとかいう話ではありません。
 評価されるのは、作文力であって作文ではありません。
 その作文力は、読書と対話によって上達するのです。

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