ログイン ログアウト 登録
 オンライン少人数教育の可能性 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
Onlineスクール言葉の森・サイト Onlineスクール言葉の森
記事 3531番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/5/9
オンライン少人数教育の可能性 as/3531.html
森川林 2019/02/02 17:08 

 オンライン教育によって、どこでも誰でも自分の習いたいことを学習できるようになりました。
 しかし、これはかなり前からすでに実現しています。

 最近の特徴は、Zoomなどのウェブ会議システムによって、リアルな教室と同じぐらい身近な感覚でオンラインの教室が運営できるようになったことです。
 しかも、自宅から参加できるので、言葉の森の寺子屋オンラインの場合、夕方の時間になるとラーメンを食べながら参加したり(おいおい)、お菓子をつまみながら参加したりという子もいます。

 通学の教室でも、中高生などは遅く来ると、「先生、ちょっとパンを食べてから始めていいですか」というようなことがありましたから、同じような感じです。(ただし、作文は空腹の方がよく書けるので、食べるのは原則として書いたあとです。)

 オンライン少人数教育の中のオンラインというのは、すでにいろいろなところで行われ、これからさらに普及していくと思いますが、少人数というのは、まだこれからの分野です。

 少人数教育というのは、言葉は平凡ですが、実はこれが大きな可能性を秘めているのです。
 これまでの少人数というのは、個別だとコストがかかるので少人数にするとか、大人数が集まらないので少人数にするとかいう、どちらかと言えばやむをえない理由による少人数がほとんどでした。

 言葉の森の寺子屋オンラインの少人数は、もっと積極的な少人数です。
 5、6人の少人数がコンスタントに維持できると、そこで全員参加型のコミュニケーションができます。
 3、4人だとやや少なくて寂しい感じがし、7、8人だとやや混み合って忙しいいい感じになります。
 5、6人であれば、全員が発表でき、互いに感想を述べ合うこともできるようになります。

 今はまだ学年が混在していたり、多いところや少ないところがあったりしますが、今後クラス数を増やして、同学年の生徒で5、6人の少人数クラスを作れるようになれば、その集まりはかなり楽しいものになると思います。

 子供たちが、学校や塾に行って、何がいちばん楽しいかというと、友達と一緒に帰る時間があることです。
 オンラインのクラスは、一緒に帰るわけには行きません。(すでに家にいるので。あたりまえですが。)そのかわり、授業の中でお互いに話をしたり聞いたりすることができるのです。

 だから、先生の仕事は教えることではありません。
 授業の動画というのは、事前に見られるようになっていますから、それをもとに家庭で準備してくることが、子供たちの勉強の半分ぐらい重要になります。
 自分で学ぶことと、人の学んだことを聞くことが勉強の中心になるのです。

 小中学生のころの勉強は、教科書と自分にあった参考書と問題集でひとりでやるのが最も能率がいいと思います。これは、高校で大学でももちろん同じですが。
 もしわかりにくいところがあった場合、そこだけ身近にいるお父さんやお母さんに聞きます。
 大人であれば、参考書の該当する箇所を詳しく読むか、解法をじっくり見るかすれば、ほとんどのことは子供に教えられます。
 大人が考えても教えられないというのは、その参考書や問題集の説明に問題があるか、又はその問題はできなくてもいい問題だと考えるのです。
 入試問題は、できるべきところができていればいいのであって、全部できなくてはいけないというものではありません。
 だから、ほとんどの勉強は、自学自習と両親の協力でカバーできます。

 ただし、受験には無理にがんばることも必要なので、子供がまだ勉強に自覚がない時期は(自覚ができるのは中3以降で、方法を自分で工夫できるようになるのは高校生になってからだと思いますが)、塾などの一斉指導に参加して無理やり勉強する環境に入るのはいいと思います。
 うちの子2人は、そういう環境に入りませんでしたが、今は受験の時期に塾に行かない子というのは、かなり少ないのではないかと思います。

 さて、このオンラインの少人数クラスの教育は、作文や暗唱や読書紹介や理科実験などばかりでなく、いろいろなところに応用できます。
 いちばんの利点は、みんなの前で発表し、みんなの発表を聞き、みんなで感想を述べ合うという密度の濃いコミュニケーションができるので、自然に意欲的になれることです。

 今、外国人の子供たちの日本語教育をどうするかということが大きな問題になっています。
 従来の教育の形態では、これはかなり難しい取り組みになります。それは、個別指導のようなやり方ではコストがかかりすぎて現実的でないし、一斉市場でやろうとすると教える先生の力量が必要になり、これも結局はコストがかかりすぎて広範に行うことができないからです。
 そして、外国人の子供たちの家庭は、そういうコストを負担できないところも多いと思います。

 しかし、もしこれをオンラインの少人数クラスで行うとすれば、何をどうやるかという方向さえ決めておけば、勉強の中身については子供たちのコミュニケーションの中で自然に意欲的に取り組めるようになります。
 みんなが参加できるというのは、一種の遊びのような感覚で勉強に取り組めるということだからです。

 言葉の森の組織としては、まだこの外国人の日本語教育まではやりませんが、寺オン講師として仕事をする人の中には、そういうことに関心があり、自分で先に取り組む人も出てくると思います。
 この、誰でも、教える仕事を自分の工夫で始められるということも、オンライン少人数クラスのもうひとつの魅力です。

 ただし、オンラインの少人数クラスの教育は、実際に運営するのは、かなり難しいところがあります。
 言葉の森の個別電話指導の作文教育というのも、軌道に乗せるまではかなり時間がかかりましたが、オンラインの少人数の創造力を伸ばす教育というのも、それと同じように難しいところがあります。
 しかし、誰もまだやっていないことで、今後大きな可能性のあることですから、これから全力で取り組んでいきたいと思います。


 寺子屋オンラインの資料をご希望の方は、下記のページからお申し込みください。
https://www.mori7.com/teraon/teraform.php



コメント欄

森川林 2019年2月2日 17時26分  
 オンライン少人数教育の可能性と言っても、まだピンと来ない人が多いと思います。
 しかし、アメリカでは、ブレンディッド教育というオンとオフをブレンドした教育が大きな成果を上げ始めているようです。
 なぜオンラインだけでなく、オフラインが必要かというと、学校への行き帰りや授業の合間に友達と語り合うことができるからです。
 大人は、学校に行く目的は勉強で、休み時間はそのおまけのように思っていますが、子供たちにとっては学校の目的は休み時間で、勉強はそのおまけのようなものなのです。
 私も小学生のころは、そのおまけが退屈で、教科書に落書きばかりしていました。人物の写真にひげを書いたり(笑)。


nane 2019年2月2日 17時33分  
 ふりかえると、コンビニが普及するのはあっという間でした。
 それ以上に、アマゾンが普及するのはあっという間もないくらいでした。
 これから、銀行がなくなるとか、士業がなくなるとか、タクシーがなくなるとかさまざまなことが言われていますが、今まだ誰も気が付かないところで、急になくなるものが出てくると思います。
 だから、人間は気持ちだけは若くないといけないのです。(結論はそこかい。)


コメントフォーム
オンライン少人数教育の可能性 森川林 20190202 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
うえおか (スパム投稿を防ぐために五十音表の「うえおか」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
寺オン作文クラス(2) 寺子屋オンライン(101) 森林プロジェクト(50) 
コメント1~10件
なぜ公立中高一 森川林
 志望校の過去問に特化した受験対策を進めるためには、まず「春 4/28
記事 5498番
作文検定のプレ あお
お返事ありがとうございます。暗唱検定が早くできてほしいです。 4/9
記事 5493番
作文検定のプレ 森川林
 日本語教育で、簡単なのは会話で、次が読書で、最後が作文です 4/8
記事 5493番
作文検定のプレ あお
日本語作文検定は、日本語を学ぶ外国人のための作文教育にも対応 4/8
記事 5493番
【合格速報】東 ふつ
合格おめでとうございます。 毎週真剣に取り組み、どんどん上 1/7
記事 5403番
国語力、読解力 森川林
読検の解答は個別れんらくでお送りください。 12/29
記事 4331番
国語力、読解力 すみひな
本日の読解検定を受け忘れてしまいました。回答をどちらに送れば 12/27
記事 4331番
森リン大賞が示 森川林
作文力を上達させるコツは、褒めることでも直すことでもなく、書 12/13
記事 5398番
作文コンクール 森川林
 子供たちの教育で大事なのは、知識の詰め込みではなく、読書と 12/10
記事 5395番
読書と作文が子 森川林
 小学生時代は、勉強よりも読書。  中学生以上は、勉強と同 12/9
記事 5394番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
Re: 読解検 森川林
 これは、その言葉があるかどうかではなく、文脈として読み取る 4/28
国語読解掲示板
読解検定小5の みきひさ
読解検定 小5 4月について3問教えてください。 どうぞよ 4/27
国語読解掲示板
茨木のり子さん 森川林
 茨木のり子さんが晩年に書いていた言葉、 「倚(よ)りかか 4/27
森川林日記
軽くて意味のな 森川林
軽くて意味のない広告の文面を書いていたのでくたびれた。 嘘 4/27
森川林日記
Re: 例えば 森川林
 この歌の本質は、「言えない」又は「言わない」というところに 4/27
森川林日記
例えば、敷島の 森川林
 本居宣長の「敷島の大和心を人問はば朝日ににほふ山桜花」は、 4/27
森川林日記
AIに文章を直 森川林
 AIに文章を直してもらうと、  詩的な文章が散文的になる 4/27
森川林日記
雨は龍のメッセ 森川林
 雨は龍のメッセージ。  晴れは太陽のメッセージ。  ど 4/27
森川林日記
五月の薄曇りの 森川林
 五月の薄曇りの空の下をゆっくりと歩く。  自分の心の中に 4/27
森川林日記
走水神社 森川林
 走水神社に行ってきた。  神社の横の山の途中に、弟橘媛( 4/24
森川林日記

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン