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記事 1548番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/19
創造性を育てる作文 6(書く創造性) as/1548.html
森川林 2012/05/22 20:18 



 これまでの創造性の説明は、読む創造性についてでした。つまり、ある知識に習熟することが創造の土台になるという意味での創造性でした。しかし、創造にはこのほかに書く創造性があります。

 人が何かの意見を考えるとき、その考え方にはある構成が伴います。例えば、意見を考えたあとその理由を考えるとか、原因を考えたあとその対策を考えるとかいう構成です。

 そして、人間は、ある物事を自分なりに考えていくうちに、自分の考え方の構成に習熟していきます。読む創造の土台が題材の習熟であるのに対して、これは構成の習熟です。

 スピノザは、その著作の中でしばしば、「すべての規定は否定である」ということを述べています。これが彼の思考の方法のひとつの骨格になっていることがわかります。毛沢東は、「あらゆる矛盾は内部矛盾である」と考えました。それは時には、外部的要因の影響を過小評価することにもつながりましたが、物事の未知の本質を探るとき、その考え方の方法論が有効になったことも多かったのだと思います。

 同じように、物事を考える機会の多い人は、だれでも自分の考え方の構成に習熟するようになります。ある構成に基づいて考えるとき、その構成にあてはまらないものが見つかればそれが発見になります。そして、その空白を埋めることが創造になるのです。

 作文の勉強でも、複数の理由、複数の意見と総合化の主題、歴史的原因と社会的原因、予測問題の主題など、構成の仕方に課題をあてはめようとすると、自分の考えがまだ空白のままになっている部分に気がつきます。その空白を埋めようとするとき、新しい考えが生まれます。

 「書くことは人間を正確にする」というベーコンの言葉をしばしば引用しますが、書き続けることによってその正確さが何度もなぞられ、それがやがて考え方の溝のようになります。その溝として刻まれた構成にによってさまざまな物事に対する自分なりの見方、つまり創造が生まれます。これが書く創造性です。(つづく)

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創造性を育てる作文 5(読む創造性) as/1547.html
森川林 2012/05/21 18:02 



 ポール・サミュエルソン(1970年ノーベル経済学賞)の著書は、長らく経済学の教科書として使われていました。その特徴は、経済学と数学を結びつけたところにあります。彼は自分自身でも、二つの異なる専門があったのでオリジナルな学問を作ることができたと述懐しています。つまり、自分が精通している専門分野が複数あり、その組み合わせで独創性を発揮できたというのです。これが、創造というもののひとつの典型的な生まれ方です。

 異なる分野をただ幅広く知っているだけでは不十分で、異なる分野それぞれに精通していることによって、相互の不足が手に取るようにわかるようになります。この不足の発見が創造の原点です。これが、読む創造性(題材の創造性)です。つまり、知識に習熟することによって生まれる創造です。


 ここで、日本と欧米の創造の違いが出てきます。異なる複数の専門分野という場合、西欧では、それは主に知の専門家によって担われていました。つまり、エリートがカバーする専門分野で新しい発見や創造が生まれることが多く、そのために、その創造は規模の大きなもの、斬新なものであることが多かったのです。

 これに対して、日本では、エリートと大衆の差が少なく、エリートも現場の仕事に携わり大衆も知的な素養を持つという文化がありました。欧米と違い、大衆は単なる歯車として仕事を遂行するだけの存在ではなく、自分なりにその仕事に専門家として習熟していました。その結果、日本では大衆のレベルから小さな創造が行われることが多く、それが外からは、日本人は創造よりも模倣が得意だというように見られる要因となったのです。


 種子島にもたらされた鉄砲は、最近の研究によると、その島の刀鍛冶たちによってすぐに模倣され多くの銃が作られたそうです。同時に火薬の製法などもただちに習得され、それが日本中に広まったと言われています。これが単なる模倣でないことは明らかです。鍛冶職人の現場では、小さな創意工夫が次々に行われたはずだからです。このように、大衆のレベルで知の習熟があったことが、日本の近代化というヨーロッパの模倣を可能にしました。しかし、それは実は模倣でではなく、無数の小さな創造の積み重ねだったということです。日本で生産現場におけるカイゼン活動が盛んだったのも、やはり知の習熟が大衆的レベルで行われていた証拠と言ってよいでしょう。


 この知識の習熟が「読む創造性」の基本だとすると、この創造の勉強の要点は、良質な知識に習熟することにあります。ここで大事なのは、「習熟する」ということです。単に、数日後のテストに間に合わせるために仕入れた知識は習熟とは言いません。もちろん、数週間後でも、数か月後でも同じです。ある知識に習熟するということは、渋沢栄一が論語においてそうであったように、日々の生活のすべてにわたり一生その知識を折に触れて思い出し現実にあてはめるような理解の仕方です。

 こういう理解の仕方の土台となるものが暗唱であり、その暗唱の方法が音読です。だから、日本の教育で今後、読む創造性を高めるためには、良質な知識を暗唱することによって自分の血肉とし、それを他の分野の知識にあてはめるような学習をしていく必要があるのです。(つづく)

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作文教育(134) 

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4月の森リン大賞(中1の部 中2の部) as/1546.html
森川林 2012/05/20 08:37 

 4月の清書をもとにした森リン大賞です。
 4月は課題の字数が少なかったため、1200字未満の作品も多かったようです。森リンは、1200字以上の作文に対して最適化されているので、小6以上の生徒は、清書のときに、これまでの作文に内容を付け加えて書いていくといいと思います。
 中学生になると、課題は意見文が中心になります。小学生のときまでの生活作文とは語彙の範囲が異なるので、最初のうちはかなり書きにくいと思います。この時期は上手に書くよりも、まず構成を意識して書いていくようにしましょう。学年が上がり語彙力がついてくると、意見文でありながら表現を工夫した文章が書けるようになってきます。



4月の森リン大賞(中1の部97人中)

多角的なものの見方の大切さ
まりは

 私は、多角的に物事を見るのは良いと思う。その理由は二つある。

 第一の理由として、多角的に物事を見ると新しい発見があるからだ。六年生の国語の授業で、ディベートを行った。「小学生に携帯電話は必要か」というテーマだ。私は、「必要ない」という反対意見についた。その時に、賛成側、つまり相手側の主張で、二点「なるほど!」と思える内容があった。一つ目は、小学生は判断力に欠けるため悪質サイトに入ってしまうという私達の意見に対する反論だ。相手側によると、最近のキッズ携帯には、悪質サイトに入りそうになると、画面が黒くなり入れなくなる機能があるらしい。二つ目は、災害時には、携帯電話より公衆電話の方がつながりやすいという私達の主張に対する反論だ。実際、昨年の震災時には携帯電話がつながりにくかった。そのため、公衆電話を利用する人が多かった。相手側によると、「災害用伝言ダイヤル」を利用すれば携帯が役立つそうだ。なぜなら、このシステムを利用すると、災害時でも家族の安否が確認できるからだ。ディベートをするまで、私は、悪質サイトや使い過ぎによる中毒など、携帯は危険なことが多いと思っていた。つまり、一方的にしか見ていなかったのだ。しかし、携帯は、使い方を工夫すれば、安全確保の助けになる。ディベートを通して、携帯の良さを発見できた。

 第二の理由として、物事を多角的に見ると真の姿が見えるからだ。最近資源の有効活用ということで、「マイはし」が普及してきている。マイはしは、使い捨てのわりばしに比べて、資源を大切にしているように感じる。ところが、実は、わりばしを使った方が資源の有効活用になるのだ。わりばしは、人工林の間伐や枝打ちで出た木材で作られている。間伐や枝打ちをすると、木や枝が間引かれて、森林の中に日光が入りやすくなったり、一本一本の木が大きく育ちやすくなったりする。この間伐や枝打ちで出た木材が、わりばしに加工されている。つまり、わりばしを使うことによって木材が余ってしまうことを防げるのだ。このように、わりばしを使うことによって、一本の木をむだなく使えるのだ。「マイはし」について多角的に考えてみることにより、資源有効活用の真の姿が分かった。

 確かに、一方的な見方をした方が、一つのことをしっかり完ぺきに理解したり考えたりできる。だが、「脱皮できない蛇は滅びる」という名言があるように、一点から多くのことへと目を向けることによって、視点を広げ全体を理解した方が、理解がより深まるのではないか。やはり私は、多角的なものの見方は良いと思う。


順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1多角的なものの見方の大切さまりは87108461858890
2仲良しだからこそ、あだ名が・・・みっくまっく8293454688095
3多角的にかこちゃん82112262696583
4一長一短ききほ81110249698183
5目標の力とはりょうたろう81111253597990
6日本の文化、外国の文化星のカービィ8084951818183
7料理から学んだ事なむき8096648637687
8私の目標小林佳菜79129244838787
9読書は楽しい!やあや79138346748584
10矛盾が良いか有菜7996054656289


★1位の作品は、清書の部分が多かったため代表作品にはまりませんでした。

4月の森リン大賞(中2の部79人中)

伸ばすと直す
ピット

 私の長所はまじめなところだとよく言われる。この前の学校からきた配布物にも、「長所:まじめ」と書いた。それに比べ、私の短所は考えすぎ、優柔不断というところである。小さい頃、お菓子を選ぶときのこと。妹はすぐに決めるのに、私は何分も迷っていたことを今でも覚えている。今はお菓子を買うときは、すぐに決められる。反対に妹はだんだん優柔不断化してきて、けっこう迷っている(笑)。しかし、かばんや本を買うとき、なやむのは私だ。本当に必要かどうかよくよく考えて買う。特に本は要注意だ。なぜなら、その日一日で読み終わってしまうからだ。何年か前その時はまっていた「○○は名探偵」シリーズの「新撰組は名探偵」を買ったとき、私は一日で読み終わってしまった。だから、買うのがもったいない。私は、じぶんが読み終わっても残しておきたい本を買うようにしている。そのため、迷ってしまい、妹に急かされてしまう(笑)。

 確かに、長所を伸ばすことは重要だ。私はミニバスケットボール部に入っていた。バスケが得意とまではいかないが……。しかし、部活に入って体力が上がった。四年の時に入ってから、五年の体力テストでは、ほとんどが、かなり上がっていた。二年の時から変わらなかった握力も上がっていた。五十メートル走も一秒以上速くなっていた。特に変化があったのは、上体越こしだった。四年の時には、三十秒に十五回だったのに、五年で二十六回、六年では二十九回とほぼ倍になったのだ。今まで、平均を下回ることが多かったのに、平均を上回ってとてもうれしかった。グラフを見てみると、握力のところがへこんでいて、上体起こしだけが出っ張っていてバランスが悪いが……。このように、長所を伸ばそうとすれば、他の場所ものびていくのだ。

 しかし、短所を直すことが大切だという考えもある。私は人見知りが激しい方だと思う。人見知りは自分に何の得もないから、直したいと思っているが、なかなか直らない。人前で大きな声で発表すると、声がかすれてしまいまう。だから、一年の三学期に総務に選ばれたときは、どうしようと思った。しかし、総務が終わったとき、なんとなく、前と変わったような気がした。これからは大丈夫なんじゃないかと思った。ところが、中二になってからクラスが変わったせいかもしれないが、発表するときにドキドキした。その時、やっぱりまだまだだなあと思った。これからは頑張ってこの欠点を直していきたいと思う。

 このように長所を伸ばすことも短所を直すことも大切だ。しかし、最も大切なことは、自分を磨いて成長させることではないだろうか。「大切なのは、健康らしい外見ではなく、健康自身である。」という名言のように、長所を伸ばすことや、短所を直すことは目標への手段であり、その目標は自分を磨いて成長させることだ。


順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1自分の運命はるりん87124653757587
2伸ばすと直すピット81118249658180
3新旧ユーティリティふっくー81103156626887
4私の目標百合80927418810686
5新旧折衷コレルリ80993561029787
6長所と短所くこあ8091353677881
7古い文化と新しい文化小林少年8097454616786
8長所と短所トンクス8093157676589
9測れるものと測れないものポケット80120562526090
10れる改革にゃぱ7983348787786



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記事 1545番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/19
創造性を育てる作文 4 as/1545.html
森川林 2012/05/18 21:08 



 知識で差をつける試験を中心とした教育がその役割を終えつつある今、何が今後の教育の目的となるかと言えば、それは創造です。新しいものを生み出す創造こそ、これからの教育の最も大きな目的になるものです。

 というのも、人間の本質は、まさにこの創造性を持つことの中にあるからです。動植物は、その進化の過程という長い歴史的時間の中では創造的な存在ですが、人間のように意識の上で創造的であるのではありません。

 また、これはあくまでも推測の話ですが、今後人類はさまざまな宇宙人と遭遇することが予想されます。地球よりも優れた科学技術を持つ宇宙人は意外なことに地球人よりも創造的でない可能性があるのです。なぜかというと、高度な科学を持つ宇宙人は、地球人のように不自由な制約としての言語を持たない可能性があるからです。宇宙人のコミュニケーションは、言語ではなく、もっとすべての情報を完全に伝えるような手段によって行われていると考えられます。更に、宇宙における生命体によっては、肉体の制約をほとんど持たない意識中心の存在もあると考えられます。しかし、この肉体の制約こそが、人間においては、ある時間の経過の中で創造というものを生み出す土台となっています。つまり、言語と肉体という二つの不自由さを強く持つ地球人が、最も創造性に近い位置にいると考えられるのです。


■読む創造性(題材の創造性)


 日本の近代資本主義の父と言われた渋沢栄一は、「論語と算盤」という著書を著しました。論語という伝統文化を近代資本主義にあてはめることによって、その両立を目指したのです。

 なぜそれが可能だったかというと、幼少のころから論語に習熟していたために、論語が単なる知識ではなく体に浸み込んだ知識になっていたからです。だから、その論語の思想を異質な資本主義の論理と結びつけることができたのです。

 ここに創造の本質があります。つまり、ある知識が自分の血肉となっているとき、その知識とは異なる新たな知識に遭遇し、その異なる知識を取り入れようとする際に、肉体化された知識どうしに一種の化学反応が起こると言ってもいいでしょう。それが、創造です。

 なぜそういうことが起こるかというと、ある知識Aを自分の手足のように熟知していて、それを他の知識Bにあてはめようとすると、AにあってBにないもの、又はその逆が自ずからわかってくるからです。そのときに、A又はBにおける不在として見つけた隙間を埋める知的作業が創造です。(つづく)


 だんだん話がややこしくなってきました。(^^ゞ でも、まだ続く。

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記事 1544番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/19
創造性を育てる作文 3 as/1544.html
森川林 2012/05/17 21:41 



 これからの教育で大事なのは、知識ではありません。確かに基礎学力という意味での知識はいつの時代でも必要ですが、それはもともとそれほど多くはありません。

 今の受験の問題点は、試験のためにしか役に立たない、差をつけるために作られた知識のテストに、子供たちの時間が取られすぎていることです。その結果、試験というふるい分けの勝者も敗者も、勉強の本来の目的からはずれたものに無駄な時間費やしています。

 大事なのは、知識を身につけることが早い子も遅い子も、それぞれの個性をもとに創造性を育てていくことです。しかし、もちろん、その個性は、知識労働者と肉体労働者というような優劣を前提にした個性ではありません。優劣のない個性は、次のようなやり方で可能です。

 例えば、頭のいい子Aは、英数国理社の長い底辺の上に、創造性の柱を立てて学力の三角形を作ります。しかし、その底辺がかなり長いために(知識の範囲が広いために)、底辺の下に作る三角形は浅いものになりがちです。

 頭の悪い子は、長い底辺は最初から求めずに、自分の近所の地理に関する情報のような短いが深い底辺の上に創造性の柱を立てて三角形を作ります。こういう三角形の作り方が、それぞれの個性です。

 この二つの三角形(底辺の下につながる深さも考えると菱形のような形とも言えますが)の、重なり合わない部分が、それぞれの子供の独創的な知性です。この独創性が社会における個性的な貢献であるとしたら、人間はだれでも自分の能力に応じて独自の貢献ができるということになります。

 知的に優れたエリートだけが創造的であればよく、そうでない大衆は歯車として機能していればいいというのは、どちらかと言えば欧米流の考え方です。日本の文化は、どのような子も、その能力に応じて個性的な貢献ができるという考え方を前提として成り立っています。それが単なる理想論でないのは、知識と創造性が作る三角形は、知識の範囲と深さが異なれば重なり合わないからです。



 今後、教育の方法が改善されることによって、人間の知識の底辺はだれでも飛躍的に拡大する可能性があります。また、人間の知的活動の一部を機械に代替させる仕組みが開発されれば、人間の底辺は更に広がる可能性があります。

 これからの時代は、社会のすみずみにまで知が活用される時代になります。自分の専門分野が音楽や運動や手仕事だから知は要らないということが言えたのは、かなり昔の話です。これからの社会は、どのような分野にも知的な理解、思考、表現が必要な時代になってきます。

 そして、だからこそ、これからの教育の中心は、知識の習得ではなく、創造性の開発になるのです。(つづく)

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ちゃくちゃく 20120518  
 模倣のない創造はありえない。しかしトライ&エラーなしに大発見はありえない。漠然としていますが、このようにいつも考えています。
 例えば小学校の低学年でスラスラと文を書く子供は、たくさん童謡を知っている。流れるような文体の作家は古典に精通している。というように、長く受け継がれてきたものを学んだ結果、ある時期まで待てば自然に個性、創造が生まれてくるのではないかと思います。マニュアルとは違うので、時が熟すまで待つのは親としての楽しみでもあります。
 一方、何度も果敢に挑戦する人はいずれは結果を伴います。失敗を恐れない大らかさというか勇気を持つことが、実は大事を成す上で重要な要素ではないかと思います。

森川林 20120519  
 時が熟すまで待つというのは、そのとおりだと思います。たまに、子供の作文に、「同じような書き方ばかり」という批評をするお母さんがいますが、それを指導で変えるようなやり方にすると無理が出ます。読書によって使える語彙を増やしていくと、子供は自然に新しい書き方をするようになります。気長に見ていくことが大事ですね。
 それから、失敗を恐れないというのも確かに大事。これもおおらかな気持ちでということですね。

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