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作文は準備七分に腕三分 as/3343.html
森川林 2018/06/13 10:45 


 料理の世界では、「材料七分に腕三分」ということが言われます。
 料理にはあまり縁のない人でも、このことわざの言わんとしていることはよくわかります。

 それがもっとはっきりわかるのは、子供たちの作文です。
 事前に課題の長文を読み、身近な人に取材をしたり、作文のテーマについて話し合ったりしている子は、やはり上達が早いのです。

 作文の勉強は、書いたあとの添削よりも、書く前の準備で主に力がついていきます。
 オンラインの授業ができるようになって、この準備の学習も子供たちどうしで共有できるようになりました。

▽発表学習コースで、作文の構想図を発表してくれた小5と小6の生徒の動画です(一部)。
https://youtu.be/payCSxxTuuQ


▽寺子屋オンラインの資料を郵送しています。
https://www.mori7.com/teraon/teraform.php

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森川林 20180613  
 作文は、準備の段階で力がつきます。
 しかし、ただ準備するだけだったら、あまり意欲はわきません。
 友達の前で発表し交流する機会があるから、準備も自然に充実してくるのです。


nane 20180613  
 作文の準備で、何が面白いかというと、取材を受けたお父さんやお母さんが、時どき面白い体験談を話してくれるのです。
 これは、作文の勉強以上に、子供たちの人生の勉強になっていると思います。


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できなかったことを叱るのではなく、できるようにさせてから褒める as/3342.html
森川林 2018/06/12 10:19 

 子供が、約束した勉強をしなかったとします。
 そこで、お母さんがいくら叱っても、子供はなかなかできるようにはなりません。

 叱ってできるようにさせるためには、何度も叱らなければなりません。
 そうすると、できるようになる前に、親の言うことを聞かなくなるのです。

 どうしたらよいかというと、できなかった時点に問題があるのです。
 最初に、できるようにさせることに最も力を入れていくべきなのです。

 叱ることに力を入れるのではなく、叱らない状態を作ることに力を入れていくのです。
 そして、できるようにさせて、子供ができたら、そこで褒めてあげるのです。

 大事なことは、できたかできなかったかということではなく、何よりもできるようにさせることで、それが親や先生の役割なのです。

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森川林 20180612  
 長年、先生のような仕事をしていると、評価することが仕事だと思ってしまうことがあります。
 本当の仕事は、できるようにさせることであって、子供に点数をつけることではありません。
 先生の仕事は、全員に百点を取らせるような指導をすることです。


nane 20180612  
 はたから見ると、子供を教えることは簡単に見えます。
 点数をつけてバンバン競い合わせれば、みんなできるようになると思いがちです。
 ところが、当の相手は、自分と同じ人間ですから、そういう機械的な方法ではうまくいきません。
 自然に子供が自分から進んでやろうとするような工夫をする必要があるのです。


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