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記事 3367番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/26
よその子を褒めるのではなく、自分の子を褒める as/3367.html
森川林 2018/07/10 08:29 


 小学2、3年生の子のお母さんで、自分の子の作文をうまくさせようとして、よその上手な子のことを褒める人がいます。
 これは、その子にとって何のプラスにもならないばかりか、作文そのものを嫌いにさせる原因になります。
 いちばんの原因と言ってもいいと思います。

 立場を変えてみればすぐにわかります。
 妻が夫に、「隣のうちのご主人、格好いいわねえ」などと言って、夫が自分もがんばろうと思うことはまずありません。
 逆に、夫が妻に、「あそこのうちの奥さん、いつもきれいだねえ」などと言って、妻が私もきれいになろうと思うことはまずありません。
 ほかの人を褒めることは、何の意欲にも結びつかないばかりか、かえって反発の要因になるだけなのです。

 そういう、自分に照らし合わせて想像力を働かせればすぐにわかることを、自分の子供に対しては忘れてしまう人が多いのです。

 学校の先生でも同じです。
 作文の指導と称して、上手な子の作文をプリントしてみんない配るようなことをする先生がいます。
 それは、その子を褒めるという意味だけではいいのですが、それがほかの子の作文を上達させるようなことはまずありません。
 そういう指導法で作文が上手になるのなら、日本中の子供がすぐに作文が上手になっているはずです。

 作文は、ほかの人の上手な作文を見せられて上達するものではありません。
 その子の作文のいいところを、その子のためだけに褒めるのでなければ、指導とは言えないのです。

 学校で作文指導に熱心な先生に教えられると、そのクラスでは作文嫌いになる子が増えるという調査結果があります。
 その熱心さの中身が、上手な子の作文を褒めるようなことになっているからです。

 子供の作文を見たら、ほかの子と比較するのではなく、その作文のいいところだけを見て褒めてあげることです。
 言葉の森の項目指導はそのためにあるのです。

 「たとえを入れて書こう」という項目で、たとえができていたら、そのたとえの中身よりもまず本人が意識的に努力して書いたことを褒めるのです。
 こういう地道な褒め方をせずに、おおまかに作文の全体を見て、うまいとか下手とか言うのは、子供の教育にとって何のプラスにもなりません。

 子供の作文を上達させるかどうかの役割の半分は、お母さんの接し方にあります。
 いつも、自分の子の作文のいいところだけを見て、たくさん褒めてあげてください。


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nane 20180710  
 ときどき、「もっとどんどん直して、いい表現の仕方を教えてください」と言うお母さんがいます。
 そういうことで作文が上達するのであれば、日本中の子供が作文が上手になっています。
 作文は、直してすぐに直るものではありませんし、上手な表現を教えてすぐに上手な表現が使えるようになるものでもありません。
 項目を入れる地道な努力をしつつ、読書と音読と対話で語彙力を地道につけていくしかないのです。
 だからこそ、作文力がその子の本当の学力の評価になっているのです。


森川林 20180710  
 作文を上達させるいちばんの方法は、事前指導です。
 逆に、作文を下手にするばかりか嫌いにさせるいちばんの原因は、書いたあとの注意のしすぎです。
 注意をすれば、ごく短期間だけはうまくなります。
 しかし、すぐに上達が止まり、やがて作文が苦手になり嫌いになっていきます。
 注意は、書いたあとにするのではなく、書く前にするのです。
 そして、書いたあとは、書く前の指導に沿ってよくできたところを褒めてあげるのです。


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【合格速報】 東京学芸大学付属国際中等教育学校 (編入) as/3366.html
言葉の森 みやざき 2018/07/09 16:00 
東京学芸大学付属国際中等教育学校 H.Kさん
2018年9月編入

(保護者の方より)

課題で書いたフレーズが一文、そのまま実際、試験課題の
作文内でも使用できた!
とうれしそうに、試験直後話してくれました。

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ユニークな夏休みの朝の作文体験学習 as/3365.html
森川林 2018/07/09 10:47 

 夏休みの朝の体験学習の参加者は、のべ56名となりました。
 曜日の変更ができるようにしたので、まだ若干名空きがあります。
 体験学習を希望される方は、ウェブのフォームからお申し込みください。
https://www.mori7.com/kform_pre.php?f=tkg201808

 今回の作文体験学習は、他ではまず体験できないユニークなものになっています。
 それは一つには、家庭における親子の対話を重視していることです。
 作文は、子供が今持っている実例だけでなく、身近な人に似た例を取材することによって、書く内容が格段に広がり、また深まります。
 そういう、親子の対話を作文に活かすという形の勉強を経験していただきます。

 もう一つは、6人以内の少人数で、お互いに作文の準備を発表しながら勉強を進めていくことです。
 人間の意欲の大部分は、他の人との交流の中で生まれます。
 点数や競争や賞罰によらない意欲が、他の人との交流の中で自然に生まれるのです。
 そういう新しい体験を味わっていただきたいと思います。

 第三に、教える内容が、言葉の森のオリジナルな作文指導だという点です。
 他の作文講座などでは、まず教えてもらえないような独自の書き方のノウハウをお話しします。

 この体験学習は、ただ作品を仕上げて終わるだけでなく、その後の作文の勉強に大きく役立つと思います。

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森川林 20180709  
 Zoomによる作文の体験学習は、まずしたことがない人ばかりだと思います。
 本邦初です(笑)。
 しかし、思ったよりもずっと簡単で、予想以上に面白いということが体験できると思います。
 今回の体験学習は朝の9時なので、アメリカにいる日本人生徒なども体験しやすいと思います。

nane 20180709  
 今回の体験学習は、それぞれ特徴があります。
 小1・2は、全く書けない子でも大丈夫です。書ければもちろん更にそれ以上の話をします。作文が楽しいと思える体験学習になるろ思います。
 小3・4は、読書感想文です。単なる文章表現上の指導ではなく、実体験に基づいた感想文指導をしますから、この書き方が本来の感想文になると思います。
 小5・6は、受験作文指導です。受験作文のレベルを上げるためには、親子の協力が必要ですが、その親子の協力の仕方を中心に指導します。
 以上のような指導をしているところは、たぶんほかにはないと思います。

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読書作文キャンプ、まだ参加できます――先生の引率も一部可能に as/3364.html
森川林 2018/07/06 17:45 

 読書作文キャンプの部屋割りを決めたところ、どのコースも、まだ5、6名参加できる余裕がありました。

 今回は、那須塩原駅集合解散ですので、保護者同伴の参加が中心になります。
 しかし、保護者が同伴できない場合でも、7/21、7/23、7/27の3コースについては、言葉の森講師による引率が可能になりました。

 参加を希望される方は、読書作文キャンプのページからお願いいたします。
https://www.mori7.net/stg/

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森川林 20180706  
東京から那須塩原まで新幹線で1時間ちょっとですが、その新幹線の中でも友達と一緒に遊びたいという希望がありました。
そこで、希望される方には、言葉の森で指定席券・乗車券を確保し、参加者に郵送することにしました。
これは、追ってご連絡します。


nane 20180706  
 一緒に行きたい人には、言葉の森で新幹線の指定席券を確保することにしましたが、みんな、はしゃいで騒ぎすぎないようにね(笑)。


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記事 3363番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/26
「夏休み朝の作文体験学習」は曜日変更もできるようにしました as/3363.html
森川林 2018/07/06 14:44 

1.体験学習は、当初同じ曜日で3日間としていましたが、ご都合のつかない方も多いようなので、3日間どの日を選んでもよいようにしました。変更される場合は、新しい日程を選び、古い日程は×で消去しておいてください。

2.バグにより8/10と8/24の申込みができないようになっていました。現在は直っています。

3.受講料は下記の金額で7月17日(火)までにお振込くださるようお願いいたします。
▽お振込先
三井住友銀行 港南台支店
普通 6599615 株式会社言葉の森
▽金額(手数料はお客様負担でお願いします)
図書を言葉の森に注文される方 9,180円
図書をご自宅でご用意される方 6,480円
(海外の方は、図書をご自宅でご用意ください。)
※期日までにお振込みがない場合はキャンセルとさせていただきます。

4.体験学習の資料等は、後日ウェブに掲載しご連絡いたします。

5.体験学習の質問・相談・連絡用の掲示板を作りました。ご自由にご利用ください。
https://www.mori7.net/ope/index.php?k=103

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森川林 20180706  
 夏休みの体験学習は、同じ曜日で3日間としていましたが、都合のつかない方も多いようなので、3日間どの日を選んでもよいようにしました。
 変更される方は、送信フォームの方でお願いいたします。
https://www.mori7.com/kform_pre.php?f=tkg201808

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