学校の休校対策として、3月2日~25日、午前9時~午後4時のオンラインスクールを開始します。
小中学生対象で、学年別の1クラス20人以内の少人数学級とし、国語、算数数学、英語、読書、その他の授業を行います。
生徒用の申し込みフォームは、現在作成中ですので、しばらくお待ちください。
なお、小学生の国語、算数、英語の3教科を教えてくださる方(
学年別。教材は用意されています)、中学生の国語、数学、英語を教えてくださる方(
教科別。教材は用意されています)、又は、教えられるかどうかわからないが応援したいという方がいらっしゃいましたら、オープン教育の「
休校対策オンラインスクール講師用」のページから、又は、「
要望受付」のページからご連絡ください。
3月28~30日に行う予定だった自然寺子屋合宿は、コロナウイルスの問題を考慮していったん中止させていただきます。
申し込まれた方には、誠に申し訳ありませんがご了承ください。
そして、新たにオンライン合宿として計画し直します。
内容は、Zoomを使ったオンラインで、参加生徒が自宅から、各人の自慢話、ゲーム大会、食事会、創造発表会、読書会、ディスカッションなどの交流を行うことを考えています。
詳細は決まり次第あらためてご連絡します。
参加される方は、新しい企画のもとであらためてお申し込みください。
3月6日から、「小学校最後の3年間で本当に教えたいこと、させておきたいこと」が発売されます。
(長い書名ですが。)
すでに本のご予約をいただいたみなさん、ありがとうございました。
本の予約又は購入された方は、ウェブでお知らせくださるようお願いいたします。
https://www.mori7.net/jform_pre.php?f=spp202003
この本の「はじめに」の部分を紹介させていただきます。
小学生のお子様をお持ちの方には、勉強面、生活面で参考になる話が数多く載っていると思います。
====
前著、「小学校最初の3年間で本当にさせたい『勉強』」は、おかげさまで多くの方にお読みいただき、子育ての基本を考える際の参考になったとの声をいただきました。
小学1、2、3年生は、読書、対話、遊び、自主的な生活が中心で、詰め込みの勉強は必要ないと書きました。その考えは今も変わりません。
しかし、小学4、5、6年生になると、嫌でも子供の勉強面でのさまざまな問題に気がつくようになり、それに合わせて子供の将来の進路も考えなければならなくなります。
ところが、小学4年生からのころから、子供は急に親から自立する気持ちを持つようになり、小学3年生のころまでの素直に言うことを聞いていた時期とは違って、親の言うことを素直に聞かなかったり反発したりするようになります。
私は、これまで30数年間、主に作文の学習を通して子供たちの成長の様子を見てきました。小学4年生のころのミニ反抗期、小学5年生から急に難しくなる勉強、」小学6年生で直面する今後の進路など、多くの事例に接して、自分なりにいろいろな対策を考え提案してきました。
この本には、この小学4、5、6年生の子供たちが共通して遭遇する問題を、ほぼすべての分野にわたって取り上げています。
私の考えが、必ずしも最善のものとは言えませんし、中には、かなり私の主観が入っている話もあると思います。
しかしそれでも、この本は、小学4、5、6年生の子供たちの勉強や生活で悩むお母さんやお父さんの助けになるのではないかと思います。
私の考え方の基本は、子供の成長はできるだけ遠くまで見て考えようということです。
そして、遠くまで見て考えると、今問題と思われているほとんどのことは「大丈夫」なのです。
いろいろ問題があっても結局は大丈夫という考え方に立てば、子育てはずっと楽で、むしろ親自身も成長できるもっと楽しいものになるはずです。
そして、子供が成長すると同時に、親もまた子育てのさまざまな問題を乗り越えるたびに成長していくのです。
これから、世の中は大きく変わります。
どこの学校に進学しようが、どこの会社に就職しようが、あるいはどのような資格を取ろうが、子供が社会に出て活躍する十年後二十年後にも確実だと言えるものは何もありません。
「少なくとも○○だけは安心だろう」と言う人がいるかもしれませんが、十年後、二十後は、その○○さえも危ういのです。(○○には、何を入れてもいいと思います。)
しかし、ひとつだけ確実なものがあります。それは、子供の自主性、創造力、思考力、共感力を育てておくことです。
どのような社会になっても明るくたくましく生きていく力をつけておくということがこれからの教育の目的です。
そのためには、外見の明るさやたくましさだけではなく、世の中に新しいものを創造し、世の中に貢献し、自分自身も常に新しいものを工夫して生きていく力をつけることです。
このような未来を見据えた子育てのできる場所は、学校でも、塾でも、他の何らかの教育機関でもなく、家庭です。
この本が、そういう家庭におけるお父さんお母さんの子育てにの助けになるだろうことを心から期待しています。
この本をまとめるにあたり、ホームページやFacebookページをご覧いただいている方、言葉の森の保護者の方、言葉の森の講師、そして、私の知人や家族などに、図書のリストをはじめとして多くの参考になる意見を聞かせていただきました。
また、すばる舎の水沼様には、多忙な中、言葉の森のサマーキャンプにも参加していただき、本の内容について多くのアドバイスをいただきました。
心よりお礼申し上げます。
====