●動画:
https://youtu.be/AI5WQCb3Vg4
ひろゆきさんが、「35歳までに見つけないと手遅れになる」という記事を書いていました。
それは、何かというと、一日中そのことを考えているような仕事を見つけるということです。
仕事のことを考えるのは仕事の時間だけにして、あとは自分の好きなことを自由に考えたりしたりしているというのではありません。
人間の成長や幸福ということを考えると、このひろゆきさんの話は、多くの人が納得できると思います。
一日中考えているのは、別に仕事でなくてもいいのです。
子供の教育であっても、趣味であっても、研究であっても何でもいいのですが、35歳までにというのはひとつの目安になる年齢だろうと思います。
私は、子育てというのも、このように子供が35歳になったときに一日中考えているような仕事を見つけられるようになることを目標にするといいと思います。
もちろん、そのころになると、子供はもうすっかり親の手から離れていますから、直接の子育てというでのはありません。
その土台作りを、小学生のときから考えていくということです。
こう思ったのは、子供の教育に関して、近い目標だけをゴールにしている人が多いように感じることがあったからです。
子供が小学生のときは、当面のゴールは中学受験になる人も多いと思います。
中学生になってからのゴールは、中間テストや期末テストになり、やがて人によっては高校入試がゴールになります。
そして、高校生になると、大学入試がゴールになり、このゴールが最も本格的なゴールになります。
そして、無事に大学入試が終わると、ゴールを達成したので、あとは学生生活を楽しむということになる人という人が多いと思います。
親も、子供が大学まで行けば、もう心配はないという感じになりますが、本当のゴールは、そのあとにまだ続いています。
その本当のゴールとは、35歳になったときに見つける自分の人生の方向性です。
ときどき、テストで時間切れになったら、何でもいいから選択肢に○をつけてくるとか、テスト前の一夜漬けで出そうなところを教えてもらい山を張るとかいうことを言う人がいます。
しかし、その後の長い人生で役立つのは、こういう目先の損得とは正反対の生き方です。
そういう正攻法の生き方を教えるのが、子育てのいちばんの基本になると思います。
「ひろゆきが「35歳までに見つけないと手遅れ」と語る、残酷な事実」
https://diamond.jp/articles/-/314025
●動画:
https://youtu.be/km71RfD9vaU
今、学校に行かない子が増えています。
私が知っている範囲で言うと、そういう子供たちは、みんな優秀です。
普通に勉強すれば、学年のトップクラスに入るような子たちばかりです。
勉強もできるし、考え方もしっかりしているし、コミュニケーション力もあるし、何も問題がないどころか、みんなのリーダーにもなれるような明るい性格の子供たちです。
子供たちと言っていますが、私が知っているのは、主に中学生ぐらいの生徒たちです。
そういう恵まれた素質を持つ子供たちが、学校に行っていないことを自分のマイナス面であるかのように感じて、萎縮していることがとてももったいないと思います。
創造発表クラスは、もともと自由な創造的な発表をするクラスとして作りました。
ただ、教材もカリキュラムもないので、生徒も先生もやりにくいところがあるかもしれません。
しかし、私は、教材やカリキュラムがなくても楽しくできるのが、創造発表クラスの本来の姿だと思っています。
これまで、創造発表クラスでは、とても優れた発表がありました。
ちょうど小学5、6年生ばかりが集まった5人ぐらいのクラスがありましたが、毎回どの子も個性的な発表をするので、熱で学校を休んだような子も、創造発表クラスだけは参加するというほどでした。その子たちは、学校の勉強もとてもよくできました。
今後、土曜日10:00に読書と対話をセットにした創造発表クラスを開設します。
この創造発表クラスでは、次のような形で授業を進めていきます。
最初は、読書紹介です。今読んでいる本をお互いに紹介します。
(これはどの講座でもやっていますが。)
そのあと、質疑応答をして、次に、各自のやっていることを発表してもらいます。
この発表が創造発表クラスの中身です。
発表の内容は、何でもいいのです。
大事なことは、自分の本当に好きなことを発表することです。参考書のコピーのようなことを発表をするのではありません。
名前のとおり創造ですから、ほかの人がやっていないことを発表することです。レベルは低くても高くても構いません。
新しいことをやろうとすれば、失敗することも多くなります。その失敗も創造です。
要は、自分の好きなこと、ほかの人のやっていないこと、というのが基本です。
発表することがまだできていない場合は、授業の中で、みんなの発表を聞きながら、自分の発表の準備をするか、途中経過までを発表するという形で参加できます。
発表が目的ではなく、発表という結果を目標にして、創造する過程が本当の目的です。
私は、オンラインクラスの仕組みを作った最初のころ、もう10年以上前になりますが、この創造発表クラスの仕組みを作りました。
私は、自分のうちの子2人が小学1年生のときに、2人をそれぞれ言葉の森の作文教室に入れました。
うちの子は、ほかの習い事は、何もしませんでした。
しかし、そのときに、創造発表クラスのようなものがあれば、そのクラスにも必ず入れたと思います。
作文と創造発表と読書は、同じような性格の勉強です。
学校の普通の勉強は、やればすぐできる勉強です。
数ヶ月か、長くても1年間集中して取り組めば、中3までの学校の勉強はすぐに追いつけます。
それは、答えの決まっている勉強だから、本気でやればすぐにできるようになるのです。
しかし、多くの子は、その退屈な勉強の過程で、それなりに文章を読んだり、問題を考えたりして頭を使います。
だから、勉強で成長するのではなく、勉強に取り組む過程で成長しています。
大事なことは、何に取り組むかではなく、取り組むこと自体なのです。
その取り組みを、させられる取り組みではなく、自分から進んで選ぶ取り組みにするのが、創造発表クラスの勉強です。
土曜日10時の創造発表クラスの対象学年は、小学校高学年から高校生までとします。
小学5年生以上になると、考える力がつくので、自分なりの創造ができるようになります。
創造発表クラスの勉強のあと、大学に入り好きな勉強をして、社会に出て活躍することまでがゴールです。
このクラスは誰でも参加できますが、特に、学校の勉強に飽き足らない人、学校にあまり行っていない人が、主に参加するといいと思います。
もちろん、学校に仕方なく行っている人も参加できます。
仕方なくというのは、学校の勉強はつまらないが、好きな人がいるから行っているというようなことです。私がそうでした(笑)。