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和魂洋才から和魂和才へ(facebook記事より) as/1400.html
森川林 2012/01/13 06:39 



 和魂洋才、
 洋才を入れ過ぎて、
 洋魂気味になってきたので、
 そろそろ和才もしっかり出そう。

 例えば、三権分立、二院制、民主主義、多数決、人権など、人類が圧政を克服して勝ち取ってきた成果も、実はまだ未完成なものです。

 マスコミによって情報が操作される中で実現している民主主義が、民主主義の本来の役割を果たしているとは言えません。

 人権は人間の天賦の権利ですが、何が人権かということが多数決で決められたら、その社会は自由な社会とは言えません。

 西欧の教科書のとおりにやっているのだからいいのだというのでは、学者の世界の話になってしまいます。

 日本の国は、日本の実態にあった新しい仕組みを作っていく必要があります。

 そして、教科書丸写しではない新しい仕組みを自分たちの手で作ることができれば、その仕組みは必要に応じて、いつでも自分たちで改良していけるのです。

 そのために、とりあえず、「欧米では……だから、日本でも……」というのはやめて、「欧米では……だけど、日本では……」という言い方で、日本の特殊性を世界の普遍性に高める姿勢を持ち続けていきましょう。


 ということで、今日のテーマは、和魂洋才、そして、和才。

1、和魂洋才についてひとこと、
 又は、
2、「わ、さ、い」で五七五、
 又は、
3、何でも自由にどうぞ。


 将来、宇宙人が地球に来るとしたら、その宇宙人は、地球人がまだ知らない優れた科学技術を持っているはずです。(まあ、先の話ですが(笑))

 そのときに大事なことは、和魂宇才の精神です。

 和魂を守って、宇宙人の科学技術を吸収していけばいいのです。

 しかし、難しいのは、和魂には教典がないことです。

 和魂は、日本の自然風土と日々の生活と行事と日本語の中で、後ろ姿によって伝わっていくのです。(高倉健みたいです)


 それでは、今日も後ろ姿のいい一日をお過ごしください。(あ、もちろん前姿もね)


(写真は「SOZAIjiten」より)
 サイの後ろ姿。

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小さいころの勉強は絞って(幼長の子のお母さんから作文についての質問)(facebook記事より) as/1399.html
森川林 2012/01/12 08:26 


 小さい子供は何でもできる。
 だから、やらせることはできるだけ絞って、
 自由と笑いと余裕のある生活を
 作っていくことが大事。

 幼稚園や小学校1年生のころの子供は吸収力があるので、教えたことは何でもすぐに身につけます。

 しかし、だからといって、次から次へと勉強させるのは考えもの。

 なぜかというと、小さいころに、親が将来役立つと思って詰め込むと、勉強に飽きる気持ちが出てくるからです。

 そういう子供たちは、低学年のころまでは成績がよくても、学年が上がるにつれて、意欲的に勉強しだした子供たちに追いつかれて、やがて先取りした勉強の差などはどこにも見えなくなってしまいます。

 小さいころの勉強は無駄ではありませんが、それがあとまで続く割合は驚くほど少ないのです。

 そして、逆に勉強的なことをさせられすぎた子は、中学生や高校生になってから、勉強に対する意欲を持ちにくくなります。

 これからの社会で大事なのは、意欲と創造性です。

 この二つは、自由に自分の好きなことをたっぷりやる余裕のある生活から出てきます。

 小さいころの勉強は、本当に大切な日本語の読み書き対話だけを重点にして、あとはできるだけ自由な生活を保障してあげるといいのです。


 ということで、今日のテーマは、自由と笑いと余裕。

1、自由と笑いと余裕のある生活についてひとこと、
 又は、
2、「じ、ゆ、う」「よ、ゆ、う」「わ、ら、い」で五七五、
 又は、
3、何でも自由にどうぞ。


 先日、幼稚園年長の子のお母さんから作文の書かせ方について、質問がありました。
「親が手助けしないとなかなか書けないが、こんなやり方でいいのかと迷う」
という話です。

 そのときのアドバイスです。

1、小1又は幼長から始める意義は、このころから毎週書く習慣をつけていった子は、書くことが生活の一部になるので、高学年になっても楽に続けられる。

2、しかし、実際に小1の夏までは、小学校でも作文の指導自体をしないので、まともに書けないのが普通。会話を入れるとか、改行するとかいうことは、何度言ってもわからないのが当然。

3、だから、作文の上で直したり上手にしたりすのではなく、読書、読み聞かせ、対話で読む力聞く力をつける中で自然に上達させることが大事。

4、暗唱は、小1のものが入っていて、字が読めなくても、親が言ったとおりに復唱させればできるので、当面親は、作文に力を入れるのでなく、暗唱に力を入れて(しかし勉強的にならないように)、作文は不十分でも短くても、書いたら何しろ褒めるということでやっていく。

5、そのうち、作文の書き方がわかってきて、たまに上手に書くことが出てくるので、そのときに本格的に褒めてあげる。

6、実際の作文は、絵をかく時間がほとんどで、作文は1、2行ということもある。
 そのときは、ひとことだけ、「じゃあ、思ったことも書いたらいいから、『わたしは……とおもいました。」って書いてみようか」とひとつだけ簡単なアドバイスをして、それができたら、「わあ、すごい。じゃあ、これで送ろうね」という感じで済ませておく。
 思ったことのほかに、
「じゃあ、『まるで……』と書いてみようか」
「じゃあ、人の言ったことを『……』と書いてみようか」
「じゃあ、『そのあと……』と書いてみようか」
「じゃあ、『どうしてかというと……』と書いてみようか」
「じゃあ、『もし……だったら……』と書いてみようか」
「じゃあ、『これから、わたしは……』と書いてみようか」
というようなことを、どれがひとつだけ。
 決して、やらせすぎないことが大事。

7、作文の勉強のあと、子供がにっこり笑っているというのが、いい勉強になっているかどうかの基準。


 小さいころの勉強は、ただやらせればいいというふうにはならないのが難しいところです。

 習い事は6歳からというように、小1のころは、勉強を開始する適齢期です。

 この時期に全く勉強的なことをしないというのはよくありませんが、そのさせ方は、勉強の習慣をつけるという緩やかなもので、楽しく済ませることが最も重要です。

 この時期に楽しく勉強をしているからこそ、中学3年生以降になって、自ら進んで苦しい勉強にも取り組むことができるようになるのです。


 今日は、勉強の話になってしまいましたが、仕事もちょっと似ています。

 自由度が高いほど、意欲と創造性がわいてきます。

 それでは、今日も、自由と笑いと余裕のあるいい一日をお過ごしください。


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