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どのリンゴにもそれぞれのよさ(作文と小論文の違いとは言うけれど)(facebook記事より) as/1658.html
森川林 2012/11/21 04:40 



 こういうことを言う人がいます。

 「作文じゃなくて、小論文だよ」

 どちらでも大して変わりません(笑)。

 だから、言葉の森では、小学生から高校生まで全部まとめて作文と言っています。


 例えば、「私の友達」という課題。

 これを作文風に書くとすれば、友達との出来事を中心に書き、最後に自分なりの感想でまとめます。

 小論文風に書くとすれば、「友達とは人間にとってどういうものか」という主題を先に考え、その主題に合う実例を書いていきます。


 一見大きな違いがあるように見えますが、作文と小論文の間には曖昧なグレーゾーンが幅広くあるのです。


 大事なことは、「作文じゃなく小論文だ」というような定義のはっきりしない言葉で、子供がせっかく書いた作文をけなさないことです。


 作文には、書いた子供の思い入れがあります。

 だから、どんな場合にも、いいところを見つけてあげることが大事で、直すときも子供にはっきりわかる言葉で説明する必要があります。


 おおまかに、「これでは○○じゃないか」というような批評にもならない批評はするべきではないのです。


 世の中の作文が苦手という子供のほとんどは、周囲の大人が作っていると思います。

 (中根)

 どのリンゴにもそれぞれのよさ。

 それでは、今日もリンゴのような一日をお過ごしください。

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作文に書くことをすぐお母さんに聞く子(facebook記事より) as/1657.html
森川林 2012/11/18 08:58 


 人間は、もともと自分の力でやることが好きです。

 人に聞くのは、やり方がわからないか、自分でやることに自信がないからです。

 そういうときは、全部自分でやらせるのでも、全部他人がやってあげるのでもなく、途中までやり方の見本を見せてあげることです。



 作文を書くときに、「次、どう書いたらいいの」と、すぐ聞く子がいます。

 お母さんが教えると、そのとおりに書き、「次、どう書くの」。

 少し書いては、次に書くことを聞くという場合はどうしたらいいのでしょうか。


 第一は、文章を書くためには、文章を読むことに慣れておく必要があります。読む力をつけるために、これから気長に毎日本を読む習慣をつけることです。

 第二は、何を書いても、書き方が違っていても、とりあえずはすべて褒めて認めてあげることです。そして、自分の力でやることに自信をつけることです。

 第三は、お母さんが書くことをどんどん教えてあげて、そのとおりに書いてもいいのだと考えを切り替えてしまうことです。

 第四は、作文を書き出す前に、子供とお母さんで楽しくお喋りをしながら、作文に書くことを白紙1枚に散らし書き風にメモすることです。(これを構成図と呼んでいます。時間は10分程度)


 この構成図を書く方法を何度かやると、子供は書き方のコツがわかるようになり、やがてすぐに自分の力で書くようになります。



 「メイカーズ」という本を読みました。著者のクリス・アンダーソンは、「ロングテール」や「フリー」を書いた人です。
http://www.amazon.co.jp/dp/4140815760

 書かれている内容は、消費のロングテールを越えて、これからは生産のロングテールに、人々の志向が移りつつあるということです。

 人間は、自分だけのものを消費するのでは飽き足らず、自分だけのものを作りたくなるのです。

 これまで自分で作るということに関心が向かなかったのは、そのための素材や道具を手に入れることが難しく、作ったものを広める方法がなかったからです。


 そういう時代の制約がなくなりつつある今、大事なことは、自分で作るということに自信を持つ子供たちを育てていくことです。


 それが作文の勉強のひとつの意義でもあるのです。



 今日は、昨日とは打って変わって青空が広がりました。

 ふと空を見上げると、大きな空に小さな飛行機が白く光って飛んでいました。


 今日もいい一日をお過ごしください。

 (中根)

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mori7.netのサーバー直りました as/1656.html
森川林 2012/11/16 19:42 
 mori7.netのサーバー、直りました。
 「作文の丘」や「山のたより」ももう使えます。
 しばらく不自由な思いをさせて申し訳ありませんでした。

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mori7.netのサーバー停止中 as/1655.html
森川林 2012/11/16 18:12 
 本日11/16の午後6時ごろからmori7.netのサーバーが接続していません。
 作文の丘、山のたよりなどの表示は、しばらくお待ちください。

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和魂洋才の精神(facebook記事より) as/1654.html
森川林 2012/11/16 06:51 



 気に入らない相手とは、自分にないものを持っているものです。

 その相手とは、苦手な人間でもあり、苦手な科目でもあり、苦手な仕事でもあるでしょう。

 その相手を受け入れ、そこから学び、自分の中に取り入れること、それが和魂洋才の精神です。

 逆風を防ごうとするのではなく、それを風力発電として利用する、そういう発想が必要なのです。



 ヨーロッパが植民地を広げたとき、多くの有色民族は抵抗なく征服され、一部は無謀に抵抗し鎮圧されました。

 そこに共通しているものは、敵から学ばない閉鎖性でした。

 日本もまた初めは攘夷の国論で内向きに固まっていましたが、やがて和魂洋才の精神に転換し、敵から学ぶことを第一の国策とし、独立を守り発展しました。

 この柔軟な向上心を思い出すことです。(ただし、洋才に溺れて和魂の方を忘れてしまわないようにね)



 今日も、雲ひとつない青空です。

 いい一日をお過ごしください。

 (中根)

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