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漢字の読みの先取りが読む力をつける(付:常用漢字の追加の熟語)(facebook記事より) as/1666.html
森川林 2012/12/07 05:44 



 ふりがな付きの漢字なら誰でも読める。

 読めると、知人に会ったような気がして、

 知らない言葉も知っている気になる。

 だから、難しい文章も読めるようになる。


 小さい子供向けの絵本と、ちょっと大きい子供向けの漫画があった場合、漫画の方が難しい言葉が使われている場合があります。

 その漫画にふりがながついていると、自然に漢字の読み方を覚えてしまうということがあります。


 湯川秀樹が6歳から論語の素読をしていて、後年いちばんよかったと思ったことは、学校に上がったときにどんな本でも漢字が読めたことだったそうです。

 しかし、現代で論語の素読はあまり一般的ではありません。

 それよりも、教育漢字と常用漢字の読みだけを先取りするといいのではないかと思います。


 戦後の教科書は、ふりがなを使わずに、その学年までの漢字だけで文章を読めるにしています。

 だから、逆に読む力がつきません。


 学校教育はすぐには方向転換ができないので、家庭での教育の中で漢字の読みの先取りを進めていくといいと思います。


 下記は、2010年11月に、新しく追加された常用漢字による熟語です。(全部読めるかなあ。書けない字はかなりあるけど。)

挨拶 曖昧 宛てる 宛先 嵐 砂嵐 畏敬 畏怖 畏れる 畏れ 萎縮 萎える 椅子 語彙 茨城県 咽喉 淫欲 淫乱 淫らだ 唄 小唄 長唄 憂鬱 怨恨 怨念 才媛 愛媛県 妖艶 艶 色艶 旺盛 岡山県 静岡県 福岡県 臆説 臆測 臆病 俺 苛酷 苛烈 牙城 歯牙 象牙 牙 瓦解 瓦 瓦屋根 楷書 潰瘍 潰す 潰れる 俳諧 断崖 崖下 頭蓋骨 蓋 火蓋 形骸化 死骸 柿 顎関節 顎 葛藤 葛 葛湯 釜 鎌 鎌倉時代 韓国 玩具 愛玩 歌舞伎 亀裂 亀 毀損 毀誉 畿内 近畿 臼歯 脱臼 石臼 嗅覚 嗅ぐ 頭巾 雑巾 僅差 僅かだ 錦秋 錦絵 危惧 串刺し 串焼き 巣窟 洞窟 熊 参詣 詣でる 初詣 憧憬 稽古 滑稽 間隙 隙間 桁違い 橋桁 拳銃 拳法 握り拳 鍵盤 鍵 鍵穴 舷側 右舷 股間 股関節 内股 大股 虎穴 猛虎 虎 禁錮 勾配 勾留 心筋梗塞 脳梗塞 喉頭 咽喉 喉 喉元 乞う 命乞い 傲然 傲慢 持ち駒 頃 日頃 痕跡 血痕 痕 傷痕 沙汰 挫折 頓挫 采配 喝采 要塞 脳梗塞 閉塞 塞ぐ 塞がる 埼玉県 鉄柵 古刹 名刹 刹那 斬殺 斬新 斬る 恣意的 真摯 好餌 食餌 餌 餌食 鹿 鹿の子 鹿児島 叱責 叱る 嫉妬 腫瘍 腫れる 腫れ 腫らす 呪縛 呪文 呪う 領袖 袖 半袖 羞恥心 一蹴 蹴る 蹴散らす 憧憬 憧れる 憧れ 払拭 拭く 拭う 尻 尻込み 目尻 尻尾 芯 腎臓 肝腎 必須 裾 裾野 凄惨 凄絶 覚醒 脊髄 脊柱 親戚 煎茶 煎る 煎り豆 羨望 羨む 羨ましい 前立腺 涙腺 詮索 所詮 処方箋 便箋 膳 配膳 狙撃 狙う 狙い 遡及 遡上 遡る 曽祖父 曽孫 未曽有 爽快 爽やかだ 痩身 痩せる 失踪 捕捉 捉える 謙遜 不遜 沙汰 唾液 唾棄 唾 眉唾 固唾 堆積 戴冠 頂戴 誰 一旦 元旦 旦那 破綻 綻びる 緻密 精緻 焼酎 貼付 貼る 嘲笑 自嘲 嘲る 進捗 椎間板 脊椎 爪 生爪 爪先 爪弾く 鶴 千羽鶴 諦観 諦念 諦める 溺愛 溺死 溺れる 装填 補填 嫉妬 妬む 賭場 賭博 賭ける 賭け 葛藤 藤 藤色 瞳孔 瞳 栃木県 頓着 整頓 貪欲 貪る 丼 丼飯 牛丼 天丼 刹那 旦那 奈落 梨 謎 鍋 鍋料理 匂う 匂い 虹 捻挫 捻出 罵声 罵倒 罵る 剥製 剥製 剥奪 剥がす 剥ぐ 箸 氾濫 汎用 阪神 京阪 斑点 眉目 焦眉 眉間 眉毛 膝 膝頭 肘 肘掛け 岐阜県 訃報 隠蔽 煎餅 餅屋 尻餅 完璧 双璧 蔑視 軽蔑 蔑む 哺乳類 蜂起 蜜蜂 変貌 美貌 頬 頬張る 親睦 和睦 勃興 勃発 曖昧 三昧 枕 枕元 蜜 蜜月 冥福 冥加 冥利 麺類 冶金 陶冶 鍛冶 弥生 闇夜 暗闇 比喩 湧水 湧出 湧 妖怪 妖艶 妖しい 潰瘍 腫瘍 肥沃 拉致 辣腕 辛辣 出藍 藍色 藍染め 浄瑠璃 慄然 戦慄 僧侶 伴侶 明瞭 浄瑠璃 風呂 賄賂 愚弄 翻弄 弄ぶ 籠城 籠 籠もる 山麓 麓 脇腹 両脇



 今日も爽やか秋の空。

 遠くに広がる錦絵のような山裾。

 煎茶を飲んで親睦の一日にして頂戴。(といろいろ使ってみた)

 では、今日もいい一日をお過ごしください。

 (中根)

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これからの勉強はどうなるのか 2(なぜ家庭学習が必要か)  as/1665.html
森川林 2012/12/06 20:41 



 英数国理社などの教科の学習は、人に教えてもらうよりも自分でやる方が能率がいいのですが、小学校低学年のころは、勉強の能率などあまり関係のない初歩的な学習が中心なので、一斉授業のように人に教えてもらう形でも差し支えありません。

 しかし、学年が上がるにつれて学習の定着度には個人差が出てきますから、人に教わる形の勉強よりも自分のペースで進められる独学の方が能率がよくなります。

 ただし、独学とは言っても上手な独学の方法というものは必要です。特に受験勉強のような競争の中で行われる勉強は、それなりのノウハウがあります。実際の勉強の中身は独学でいいのですが、勉強の方向を決めるというような大きな方針の部分については、経験から得られた方法論が必要になるのです。

 しかし、大きな方針さえはずれていなければ、勉強は自分のペースでやる方が無駄なくできます。その能率のよさで浮いた時間は、自分の個性を育てる時間として生かしていくといいのです。

 小学校の早い時期から学習塾など他人に頼る形の勉強をしていると、勉強の中身を親が把握しにくくなり、学年が上がると更に親の手を離れた勉強になっていきます。本当は、中学3年生までの勉強は家庭でも見てあげられる内容ですが、小学校の低学年から塾に行く形の学習をしていると、中学生になっても当然その延長で塾に頼る勉強になります。

 そういう勉強の仕方をしてきた子は、高校生になっても自分の力で勉強するということに不安を感じるようになり、結局高校生でも予備校に頼った勉強になります。(今の日本ではほとんどの人がそうだと思いますが)

 そういう子は大学生になっても自分で勉強のテーマを見つけるのではなく、与えられた勉強を求める姿勢になりがちです。それでは、実社会で役立つ勉強はできません。(つづく)

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