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入れる勉強から出す勉強へ as/3293.html
森川林 2018/04/29 10:49 

 不足の時代には、入れる勉強が必要でした。勉強とは、何かを吸収することでした。
 しかし今は、いろいろなものを入れすぎて消化不良を起こしているのが現状です。
 それが、忙しさの原因になっています。

 入れる勉強には、テストが必要でした。
 そして、テストのために、更に入れる勉強をしていました。

 出す勉強には、テストのようなものは必要ありません。
 出す本人が、自ずからわかるからです。

 しかし、出す勉強には、一緒に学ぶ友達が必要です。
 だから、出す勉強には、遊びのような雰囲気があります。
 この遊びのような勉強が、本来の勉強の姿です。

 友達との遊びのために、子供たちは一生懸命準備をします。
 それは、テストのために一生懸命一夜漬けをするよりも楽しいことだと思います。

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森川林 20180429  
 これまでの勉強は、知識をいかにたくさん吸収しているかで評価されていました。
 しかし、そういう評価が、あまり役に立たないことがわかってきたのです。
 むしろ大事なのは、何を作り出せるかということです。
 しかし、作り出したものの評価には、手間も時間もかかります。
 だから、今は、ちょうど教育の踊り場のところにいるのです。


nane 20180429  
 自分自身の小中学校時代をふりかえり、なぜ学校が退屈だったのかを考えると、それが授業を聞くだけの勉強だったからです。
 先生の授業は、youtubeのように早送りでは見られなかったからです。

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分離の教育から統合の教育へ as/3292.html
森川林 2018/04/28 18:00 

 ちょうど天外伺朗さんの本が届いたので、今日は午後、その本を読んでいました。
 天外さんの言う「世界は分離から統合へと向かっている」ということは、私もうすうす感じていました。

 教育についても、これまでの主流は分離の教育でした。
 社会に出たあとに特に役立つわけでもない煩瑣な知識をなぜ詰め込むのかというと、それは子供のためというよりも、むしろ評価のためでした。
 なぜ評価が必要なのかというと、評価による差をつけて、限られた資源を傾斜配分する必要があったからです。
 その限られた資源とは、いい教材、いい先生、いい教育環境という資源です。

 しかし、インターネットによる情報のオープン化によって、それらの資源は既にありあまるものになりつつあります。
 これまでの教育は、いかによいものを吸収するかということでした。
 しかし、吸収が誰にとっても制約でなくなった時代において、大事なことは吸収よりもむしろ創造になります。

 では、創造を伸ばすために必要なものは何かと言えば、それは、自由な精神を持った友達と、自由な創造を許容する空間なのです。
 教育において、最も価値あるものは、いい教材でも、いい先生でも、いい学校でもなく、いい友達集団と過ごした長い時間ということになっていくのだと思います。

 そういう観点で、今の少人数オンラインクラスを運営していきたいと思っています。
 そして、その子たちが成長して大きくなったあとも、ときどき那須の合宿所で同窓会をするのです(笑)。

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森川林 20180428  
 子供の教育を考えるには、これからの世の中がどういう世の中になるかを考える必要があります。
 これからの世の中は、今よりももっとよい世の中になります。
 そのよい見通しを前提に、よりよい世の中で生きる子供を育てて行く必要があるのです。

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