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作文は、子どもたちの学力を全面的に育てる as/3456.html
森川林 2018/12/06 08:29 


 作文は、子供たちの学力を全面的に育てる勉強です。

 第一に、作文は、子供たちの理解力や読解力を育てます。
 本当の学力の中心となるものは、物事を理解する力です。
 読解力は、問題集を解くような形で行うものではなく、感想文を書くために文章を深く読み取ろうとすることによってついてくるものです。
 深く読み取るために必要な準備が、長文を繰り返し読むことと、その長文をもとに両親に取材し対話をすることです。

 第二に、作文は、家庭での親子の関わりを豊かにします。
 小学校低学年では、実行課題集などを参考に、親と子が協同で実験や遊びや工作や料理や旅行などに取り組むことによって親子の関わりが生まれます。
 この家庭における親子の関わりが、机上で知識や技能を学ぶこと以上に、子供たちの将来の役に役立つものとなるのです。
 また、小学校中学年以降は、与えられた題名や長文で作文感想文を書く練習をします。
 このときに、課題となっているテーマや長文を親子で話し合うことによって、子供たちの語彙力、思考力、理解力、表現力が育ちます。
 これらが、大人になったときに、社会で役立つ本当の実力の基礎になるのです。

 第三に、作文は、点数に表れない子供たちの文化力を育てます。
 何かのテーマを書く際に、自分なりに深く考えようとすると、自然に人間の本来の生き方や、社会の本来のあり方のようなものを考えるようになります。
 このときに、勇気や思いやりや他人に対する共感を自分の問題として考える機会が生まれます。
 作文を書かなければ気づかなかった感受性を、作文を書くことによって自分の内面に自覚することができるのです。

 第四に、作文は、子供たちの創造力を育てます。
 与えられた構成で書こうとすれば、その構成に合わせて実例や理由や方法や原因を考えなければなりません。
 たとえや名言の表現を工夫しようとすれば、その表現や思考がそのまま創造になります。
 そして、作文を発表するときに最も重要になるものが、その子の独創的な内容です。
 答えのある勉強では、いくら成績がよくても行き着く先は誰も同じです。
 しかし、これから大事になるのは、人それぞれに違う個性です。
 その個性を学力で豊かにしていくことが、作文の創造力なのです。


 世間にある作文教室の多くは、作文試験に間に合わせるという目標のために勉強を教えています。
 もちろん、そういう勉強もそれなりに必要です。
 だから、言葉の森も、受験作文に対応した指導をもう何十年も行っています。
 しかし、本当は、その受験よりももっと先にある本当の学力をつけるために作文の勉強をしていると考える必要があるのです。

 言葉の森で、小学生のときに作文の勉強を始めた子は、中学生になっても、高校生になっても勉強を続けていくことができます。
 そして、もちろん、大学生になっても、社会人になっても勉強を続けていくことができます。
 特に、高3からの数年間は、人間の思考力が最も伸びる時期です。
 今後、この高3以降の年齢の生徒を対象にした学問クラブを作っていきたいと思っています。


 子どもたちは、点数として表される勉強にどうしても目を奪われがちです。
 それは、大人ももちろん同じです。
 しかし、あとあとまで残るのは、今点数として表れている勉強ではなく、まだ表れていない子供たちの内面に育っているものです。
 そういう長期的な視野で、子供たちの勉強を考えていく必要があります。

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森川林 20181206  
 今の子供たちは、いろいろ忙しいようですが、本当に大事なものは何かというのをときどきふりかえってみる必要があります。
 明日必要なものよりも、十年、二十年先に必要になるものを第一に考えるのが子育ての基本です。


nane 20181206  
 自分で言うのも何ですが、うちの子がやっていたのは小1から高3まで言葉の森だけで、ほかには塾にも予備校にも行きませんでした。
 それもまた極端だとは思うので、人にすすめるわけではありませんが(笑)。

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【重要】言葉の森への電話は、フリーダイヤル0120-22-3987へ【訂正12/6 18:33】 as/3455.html
森川林 2018/12/06 08:23 
★訂正です。NTTコミュニケーションズによると、フリーダイヤルも同じように切り替えに数週間かかるため、しばらくは1回線しか使えません。
 また、ファクスはしばらくの間、全く使えません。

 ただの電話番号の切り替えに、2週間も3週間もかかり、しかもこちらが事前に携帯電話への転送を設定していなければ、その間電話が何も使えない状態になっていました。
 これは、単純に技術的な対応の遅れだと思いますので、NTTコミュニケーションズは猛省して、技術面の改善を進めていただきたいと思います。
 また、今後引越しを予定される方は、NTTコミュニケーションズが通話料に関与しない形にしておくといいと思います。
 言葉の森は、とりあえず12月中は携帯電話1本で電話対応していきますので、つながらない場合は再度おかけなおしくださるようお願いいたします。
====▼元の記事
 あいかわらず電話の転送ができない状態が続いておりますので、しばらくの間、言葉の森へのお電話は、通常の045-830-1177ではなく、フリーダイヤル0120-22-3987の方におかけください。(「丸い庭二つ咲く花」と覚えてください)
■電話は、0120-22-3987
■ファクスは、0120-72-3987
です。

※12月中旬には、もとの045-830-1177(ファクスは045-832-1466)が使えるようになる予定です。

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【合格速報】東京薬科大学生命科学部 as/3454.html
言葉の森事務局 2018/12/05 14:39 
東京薬科大学 生命科学部生命医科学科(小論文入試) N.Sさん

(担当講師より)

 「高校生になって国語の成績がめきめきあがった。
受講当初は、しらない先生とのやりとりが心配だったけれど、とても気が合ったので続けられた」と言っていただきました。

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【合格速報】國學院大学人間開発学部 as/3453.html
言葉の森事務局 2018/12/05 14:34 
國學院大学人間開発学部(初等教育学科) 社会人入試(OA) I.Cさん

(担当講師より)短時間でしたが、とても頑張っていましたので、その成果だと思います。おめでとうございます! 

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電話5日まで正常に使えず。受験コース木金土の教材は本日から as/3452.html
森川林 2018/12/04 07:49 

 電話の転送設定がうまくいかないため 、見通しとしては少なくとも5日までは正常に使えません。
 これまでの電話番号をかろうじて携帯電話に転送しているので、そこだけつながりますが、複数の通話を同時に受け付けることはできない状態です。
 したがって、なかなかつながらないことが多いと思いますがご了解ください。

 これは、すべて NTT コミュニケーションズの設定の問題で、昨日はほぼまる一日電話で対応を相談していましたが埒があきませんでした。

 ただし、NTT東日本の方が可能な仕組みを考えてくれたので、その対策を5日に行っていただく予定です。

 今回の電話トラブルで、NTT コミュニケーションズとのコラボレーションは、サービスがまだ始まったばかりという事情もあると思いますが、かなり問題があると思いました。
 引っ越しなどの予定がある方は 、電話回線はNTT東日本に一本化しておくとよいと思います。

 さて、そのような対応に時間が取られたため、受験作文コースの木・金・土曜日の生徒の課題の発送が遅れてしまいました。
 課題をアップロードし次第ご連絡しますのでお待ちください。


 さて、また話は大きく変わりますが、今回の電話トラブルの最中に、私は、こういういろいろな経験をするために人間は生まれてきたのだろうなあという感覚がずっとしていました。

 本当はそんな悠長なこと言っていられる状況ではないのですが(笑)、宇宙の果てから見たら、こういう地球上のさまざまなトラブルは、小さな微笑ましいエピソードのように見えるだろうという感じがしていたのです。

 物事がスムーズにうまくいくに越したことはありません。
 しかし、たとえうまくいかなかったとしても、それはそれで価値のある経験なのです。


 ひるがえって今の受験生の立場を考えてみると、志望校への合格不合格は、そのことによって自分の人生が天と地ほども変わるような感覚を持っていると思います。
 そして、そのぐらいの感覚で取り組まなければ、本当には身につくものはないのです。

 しかしそういうときでも、心の中に、合格もいい経験だし、不合格もいい経験だし、どちらであっても自分が真剣に取り組んだものは、自分自身の価値ある経験として残ると思っていくとよいのだと思います。

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森川林 20181204  
 引越しのその後の混乱が続いていますが、昨日2日の夕方にやっと自分の机を置く場所が決まりました。今ごろ(笑)。
 やっと落ち着いたので、文鳥のサクを約2周間ぶりにカゴから出してやったら大喜びでした。
 それまでは不安だったのか、大好きな水浴びも全然しなかったようです。
 いつもは少なくなっている水入れが全く減っていませんでした。
 今日は、今もちょうど水浴びをしています。
 鳥でも、やはりコミュニケーションが必要なのだと思いました。

 このことに関連して、上の子が受験中だと、下の子にいろいろ小さな問題が起こることがあります。
 お母さんが、受験中の子ばかりに関わってしまうので、それがやむを得ないこととはわかってはいても、下の子は不安をうまくコントロールできなくなるのです。
 ちょうど、今回の引越し中ののサクと同じだと思いました。


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