Zoomを使ってオンラインの少人数クラスで作文を勉強するというコンセプトがわかりにくいと思うので、なかなか人が集まらないかと思ったのですが、それでも毎日数人のペースで参加者が増えてきました。
しかし、このクラスの難しいところは、人数が多くなりすぎても少なくなりすぎても少人数クラスではなくなってしまうことです。
今後、学年別のクラスが軌道に乗れば、作文の勉強はこれまで以上に高度にできるようになると思います。
子どもたちにとって、一生懸命に書いた作文は自分の分身のようなものです。
だから、人からその作文に対する感想を言ってもらうとうれしいのです。
そして、不思議なことに、これまで誰一人も、ほかの人の作文の欠点を感想で言うような子はいませんでした。
みんな、(今の大人の世代が子供だったころより)人間ができているような気がします。
この寺子屋オンライン作文よりもコンセプトがわかりにくいと思うのが、発表学習クラスです。
発表学習は、創造的な学習を発表することが目的ですから、単なる発表だけではありません。
どこかに出かけて遊んだという発表も発表ですが、そこから学問的なところまで発展させることが大事です。
それは、小学校中学年までの子供には少し難しいので、お母さんが、「こういうことを調べてみったら」と言ってあげるといいと思います。
その親子の対話の中で、子供たちはものごとを学問的に見る見方を養っていきます。
それを日曜日などの親子の関わりの時間の中でやっていくのです。
一方、逆に学習が単なる学習になってしまっても、本来の発表学習の意義は薄くなります。
例えば、教科書や参考書に書かれている知識を書き写すような発表は、勉強としての意味はありますが、それだけではその子にとって面白いものになりません。
学問を教科書から引っ張ってくるのではなく、自分の経験から引っ張ってきて、そこにもうひとつ自分の創造を加えて発表するというのが発表学習の目指す学習です。
子供たちにとって、こういう抽象的な目的はわかりにくいと思いましたが、子供たちの中には、こういう目的を把握しているかのように素晴らしい発表を毎回行う子がいました。
そういう子供たちは、互いの発表に感想を言う場合でも、深く考えられた感想を簡潔に言う力がありました。
これからの未来の学力として求められているものが、発表学習クラスの中にはあると思います。
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少人数クラスは、多くなりすぎても少なくなりすぎても少人数にならないというややしいところがあります。
だから、このあたりが独自のノウハウになると思います。
作文教室というのも、最初はすごくわかりにくいコンセプトで、そのころ来たのは、優秀な子(とお母さん)が多かったです。
今の寺オン作文や発表学習クラスもそれに似ているところがあると思います。
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小山工業高等専門学校 H.K.さん
(担当講師より)
将来は技術者になりたいという目標を一貫して持ち続けていた立派な女の子です。合格されて本当に良かったです。
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都立竹早高校 M.G.さん
(担当講師より)
受験勉強と作文、どちらも全力で頑張ってくれました。「疲れた、ほっとした」と笑っていました。
おめでとうございます‼ 本当によかったです。
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小学1、2年生の子供には、親がすべてです。
お父さんやお母さんの言ったことは、すべて正しいことのように考えてそのまま吸収します。
だから、この時期は何でもできるようになります。
この時期の子供たちは、親や尊敬できる大人を模倣しながら成長していきます。
小学3年生になると、小1、小2と同じように親の言うことを聞くことに加えて、勉強面でもどんどん力がついてきます。
やらせれば何でもやれるようになる感じがします。そして、実際にいろいろなことがやれるようになります。
しかし、この時期にやらせすぎると、あとから反動が来ます。
この時期は、親のペースでやらせるよりも、本人の自主性に任せるように、方向を切り替える時期です。
しかし、すべての親にとって子育ては初めての経験なので、自主性に任せるような非能率なことをするよりも、親の指示でやらせる方向をそのまま進めてしまうことが多いのです。
親の指示でやらせると、何でもどんどん捗(はかど)ります。
ところが、親の言うことをよく聞いていた子ほど、小学4年生から、急に親の指示に反発を示すようになります。
人間は、もともと自分の意思で行動したい生き物なので、人の示した道をそのとおり歩むというのは抵抗があります。
そういう人間本来の意思が出てくるのが、この小学4年生からの時期なのです。
この時期から先の子供は、次第に親から離れた子供だけの世界を持つようになります。
しかし、この小学4年生から先は、勉強が難しくなる時期で、作文の課題も考える内容のものが増えて急に書きにくくなってきます。
だから、本当はこの時期から、親子が助け合って勉強を進めていかなければならないのです。
親子が協力しなければならない時期に、子供の自立が始まり、親と子だけで勉強を進めることが難しくなります。
子供は、親から離れようとします。親が引きとめようとすれば、ますます離れようとするようになります。
この時期は、親も子供から離れる時期なのです。
子供は、親から離れて、友達との関係の中で自分を成長させるようになっています。
これからの時期は、親の言うことを聞かせる時期ではなく、いい友達を作る時期です。
親の役割は、子供にいい友達のできる環境を作ってあげることになります。
そして、親自身も、同学年の子供を持つ他の親といい友達関係を作ることになるのです。
小学4年生から先の子育ては、親子で単独でやるものではなく、他の友達の親子との関係を含む社会生活の中で進めていくようになるのです。
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子供が親の言うことを聞かなくなったら、それは本当は喜ぶべきことです。
そういう子は、頼りになるからです。
逆に考えればわかりますが、いつまでも親の言うことを聞いている子がそのまま大人になったら、全然頼りになりません。
だから、親は早めに子供の自主性を生かす方向に子育てを切り換えていくといいのです。
小4からの親子関係の助けになるのが、他の友達の親子です。
親と子だけの関係から、社会の中での親子関係に移る時期になるのです。
他の親子はライバルなんて言っていられません。
この小4からの新しい親子関係に、寺子屋オンラインの少人数クラスが活用できます。
子供は、きれいで優しいお母さん、格好よくて面白いお父さんが好きです。
だから、小4までに、お父さんお母さんは、そういうふうになっておくといいのです。
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寺オン作文クラスで、みんなの発表や読書紹介のあと、互いに感想を言っています。
オンラインで会っているだけなのに、みんな近所でいつも遊んでいる友達どうしのような感じで話をしてるのがわかると思います。
話が楽しいと、作文を書く時間が遅くなってしまうのが、先生の苦労するところですが、この交流と勉強をバランスよくできるようにしていきたいと思っています。
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このオンラインの作文の授業を聞いていると、実際の通学教室より子供たちが親しく交流していることがわかると思います。
それは、ちょうど円卓で互いに全員の顔を見ながら話すような形になっているからです。
しかも、作文の授業なので、答えはひとつではなく、みんなが個性的な発表をします。
こういうオンラインの作文がこれからの勉強のひとつのスタイルになっていくと思います。
授業のあと、Zoomの録画機能で保存したmp4ファイルから、avidemuxで音声だけmp3で抽出し、野菜の写真を選んできて(そこが意味不明なところですが)ウィンドウズに付属しているムービーメーカーでmp4ファイルにしました。
本当は、顔が映っていれば、みんなが楽しそうに話している様子がよくわかるのですが、顔のかわりに野菜を並べることにしました。カボチャとか。
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