ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 5368番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/6/10
英検、漢検に続く第三の検定試験、日本語作文検定 as/5368.html
森川林 2025/09/19 10:25 


 英検、漢検を悪く言うわけではありません。
 この検定試験によって、多くの子供たちが英語を学び漢字を学びました。

 しかし、AIの時代には、英語の力のかなりの部分はAIによってカバーされます。
 また、今後、中国の発展とともに中国語が必要になったときに、新たに中国語検定に取り組みたいと思う人はいないはずです。
 AIで補える学力は、人間に本当に必要な学力ではないのです。

 漢検も同じです。
 ただ、ここで区別する必要があるのは、漢字の書き取り力と読み取り力とは性格が違うということです。
 漢字の書き取りは、すでにスマホやパソコンがカバーするようになっています。
 書き方を忘れた漢字を辞書で調べて、改めて覚え直すという人はもういません。

 必要なのは、漢字の書き取り力ではなく漢字の読み取り力です。
 しかし、読み取り力はと、知識として「玉蜀黍」や「蒲公英」が読めるということではありません。
 それは単なる漢字クイズです。

 必要なのは、「黄昏」とか「微風」とか「佇む」とかという漢字を見て、「ああ、いいなあ」とか「うんわかる」などと実感を伴ってわかる感性です。
 だから、それは漢字力というよりも日本語の母語の力なのです。

 これと似たものが数学力です。
 数学力の本質は、「物事は理詰めに考えれば理解できるはずだ」という世界観を身につけることです。

 私たちの日常生活では、理詰めに考えることが必要な場面はあまりありません。
 ほとんどは、習慣で処理したり、勘で処理したり、思いつきで処理したりして何とかなります。

 数学を学ぶ意義は、理詰めに考えることの意義と効果を実感として身につけることです。
 しかし、今の数学の多くは、試験で差をつけるための数学になっています。
 数学力として必要なことを学ぶのは小学校低中学年までで、高学年になり中学生になり高校生になると、数学力の本質とは関係のない差をつけるための難問に取り組むようになるのです。

 よく学校時代に成績の悪かった子が、社会に出て活躍していることがあります。
 その子にとって、学校時代の勉強は、社会で活躍するためにほとんど必要なかったということです。
 学校教育は、差をつけるための教育ではなく、人間が生きていくのに必要な学力をつけるための教育になるべきです。

 そうすれば、学校での勉強はもっと短時間で終わり、しかも楽しいものになるはずです。


 では、本当に必要な学力とは何かというと、それは日本語力と先ほどの数学力です。
 また、学力とは少し違いますが、共感力と実践力も重要です。

 日本語力で大事なものは、書く力、読む力、話す力などですが、現在最も学習の不足しているものは書く力つまり作文力です。
 その作文力を、子供たちの日常的な学習として取り組めるようにしたのが、日本語作文検定® です。
 日本語作文検定は、小学生から高校生まで一貫した学習として取り組めるようになっています。

 これから、英検、漢検に続く第三の検定試験が日本語作文検定になります。
 そして、作文検定は、AI時代にも通用する真の検定試験とも言えるものなのです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
日本語作文検定(4) 

記事 5367番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/6/10
森リンが使えるようになりました――ちょっと経過報告 as/5367.html
森川林 2025/09/18 17:54 


 話は長くなりそうですが、簡単に。

 これまでの作文教育のいちばんの弱点は、客観的な評価ができないことでした。

 これは、現在でもそうです。
 学校の作文試験でも、塾や予備校の作文模試でも、客観的な評価をしているところはどこにもありません。
 「構成A、表現B、意見C……」などという評価がつくことがありますが、その根拠は、つけている本人も説明できません。

 では、将来、AIが作文を評価できるようになるのではないかという考えもありますが、そのときの問題は、評価の中身がブラックボックスであることです。
 ブラックボックスの評価で努力できるのは、同じブラックボックスの機械だけで、人間はそういう努力はできません。
 人間の努力には、明確な言語化された理由が必要なのです。


 さて、そこで言葉の森では、作文の客観的な評価のシステムを「森リン」として作りました。
 しかし、その森リンを作ったときの言語解析システムのchasenが古くなったので、新たにmecabというシステムを導入することにしました。

 そのために、サーバーのOSを変えなければならなくなりました。(2024年11月)
 しかし、OSを変えると、これまで動いていたページのほとんどすべてが動かなくなりました(笑)。
 しばらくは、その対応で毎日を過ごしていました。

 その後、大体のページが安定してきたので、森リンを新しい形態素解析システムで作り直すことにしました。
 それは比較的うまく行ったのですが、そのころChatGPTのAIが誰にも使えるようになっていたことに気が付きました。
 そこで、新しい森リンは、AIの講評も入れられるようにしたのです。

 ここまでは順調でした。
 しかし、ちょうどこの2025年の8月下旬からいろいろなトラブルが続き、森リンが急に使えなくなりました。

 その対応に時間を費やして、やっと今日9月18日(木)に森リンが復活するようになりました。
 そのため、今日は朝2時ごろから夕方の16時ごろまで、ずっとその作業をしていました。

 昔は、そういうときはストレスがたまったのですが、今はそういうことはありません。
 淡々と、「やってられないなあ(笑)」と思いながら、単純な作業を繰り返していました。

 今は、どんなことがあっても漠然と、「そういう困難があるのは、それを受け入れろということだ」というと思うからです。
 まだ、何かを悟るような年ではありませんが、根がAB型のせいか、どんな状況も受け入れるのが早いのです。
 もちろん、意に反することは受け入れないので、そのために今日は一日仕事をしていたのだと思います。


 さて、ここまでが近況報告とも愚痴とも言えない書き込みですが、これからの展望は明確です。
 私は、日本の教育はかなり変な方向に行っていると思います。

 それを正しく修正するのは、読書教育、作文教育、全科学力教育(基礎学力と総合学力も)、創造発表教育です。

 森リンの修理が一段落したので、明日からは、というか今日からその新しい展望で仕事をしていきたいと思います。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
森リン(103) 
コメント311~320件
……前のコメント
プログラミング 森川林
 プログラミング学習のような新しい学習は、「面白そうだからや 6/15
記事 4481番
作文力のない子 森川林
 作文については、大きな誤解があります。  それは、作文は 6/14
記事 4480番
小学校低学年の 森川林
 学力の本質は、日本語を読む力です。  漢字とか計算とか英 6/13
記事 4479番
言葉の森の那須 森川林
 那須のサマーキャンプは、オンライン4人クラスの勉強で知り合 6/12
記事 4478番
秘密は蜜の味 ゆめ
白うささん、お菓子を部屋に隠すってすごいね。 わたしも自分 6/12
記事 4369番
秘密は蜜の味 白うさ
私の秘密は母がいない間にこっそりお菓子を食べることです。お菓 6/11
記事 4369番
自然のペット、 森川林
 スズメが都会で最近少なくなったのは、巣を作れるような空間が 6/3
記事 1801番
自然のペット、 白うさ
スズメなら私の住んでいる東京でも見かけます。 夏のある日の 5/28
記事 1801番
問題集読書は、 森川林
 お久しぶりです。  高校生で100冊本を読むというのは立 5/26
記事 4462番
問題集読書は、 kの母
ご無沙汰しています。息子は高3 受験生になりました。 この 5/25
記事 4462番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
また、みずほが 森川林
 また、みずほ銀行がしょうがないことを言ってきた。 た 6/1
森川林日記
今の時代の基準 森川林
 今の時代の基準を文化に当てはめようとすると歴史の伝統を変え 5/24
森川林日記
いいことを考え 森川林
 いいことを考えついたので、よし気合いを入れるために肉でも食 5/24
森川林日記
藤原直哉さんは 森川林
 藤原直哉さんはいいことを言ってるが、高市さんを批判して、い 5/24
森川林日記
2026年5月 森川林
https://www.youtube.com/watc 5/22
森の掲示板
Re: 読解検 森川林
 これは、その言葉があるかどうかではなく、文脈として読み取る 4/28
国語読解掲示板
読解検定小5の みきひさ
読解検定 小5 4月について3問教えてください。 どうぞよ 4/27
国語読解掲示板
茨木のり子さん 森川林
 茨木のり子さんが晩年に書いていた言葉、 「倚(よ)りかか 4/27
森川林日記
軽くて意味のな 森川林
軽くて意味のない広告の文面を書いていたのでくたびれた。 嘘 4/27
森川林日記
Re: 例えば 森川林
 この歌の本質は、「言えない」又は「言わない」というところに 4/27
森川林日記

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
■小1から高3まで、年間の作文指導と結びついた作文検定
●評価サンプル
●知識偏重の教育から思考力重視の教育へ
AIと独自アルゴリズムを組み合わせた「日本語作文検定」がリニューアル


●【重要】7月の新学期から作文用紙と封筒用紙の配布を廃止します――手書きの人は作文ノートの利用をおすすめします
●森からゆうびん2026年2月
●思考力を育てる作文教育

●本で最も進んでいるオンライン教育――少人数の対話と個別指導 無料体験学習 受付中。
●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。小1から高3のオンライン少人数教育。
●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育

●小学1、2年生は作文を始める適齢期です
●小学3・4年生は、作文がいちばん伸びる時期です
●小5・小6から、作文は「考える作文」に変わります。

●高校入試につながる作文力を、中学生から
●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(高校向け)
●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(塾高校向け)

●学校のための日本語作文検定(学校向け)
●学年ごとの「書く力」が一目でわかる(学校向け)
●総合型選抜・小論文評価業務に関するご提案(大学向け)

●学習塾のための日本語作文検定(塾向け)
●「書ける」ことが塾の強みになる(塾向け)
● 小1からのオンライン作文で、「読む力・書く力・考える力」を一生ものにします(生徒向け)

全国初の本格的な日本語作文検定作文の客観的評価で、誰でも作文が好きになり実力がつく。特許取得の独自のアルゴリズムとAIによる対話型600字講評。(学校塾向け)
●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育 言葉の森
●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。

●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習