9.2週に構成図を書く練習をしますが、これは来年1月からの本格スタートの準備として行うものです。
構成図の書き方はそれほど難しいところはないので、本格スタートから始めてもすぐにできると思います。
したがって、構成用紙の送られていいない海外の生徒は、今回の構成図の練習はしなくて結構です。
また、パソコン入力の生徒は、画像をウェブにアップロードする方法がわかりにくいと思いますので、パソコン入力の生徒は、構成図を書くだけで提出はしなくても結構です。
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ハワイで作文教室を開いている「あお」先生から、教室新聞が届きました。
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構成図を次の次の学期(1月)から本格的に指導していきます。
構成図は現在、中1以上の生徒対象に、白紙に自由に書くようになっています。これを今後、小3以上の生徒を対象に、構成用の枠が印刷されている構成用紙を使って書くようにします。(これまでどおり白紙に自由に書いてもかまいません)
9月2週の「山のたより」と一緒に構成用紙が1枚入っています。対象は小学3年生以上ですが、小学2年生以下の生徒にも入っています。小学2年生以下の生徒は、この構成用紙は使いません。裏に絵をかくような形で使っても結構です。
この構成用紙に、次のような要領で構成図を書き、作文と一緒に提出してください。
1、9月2週の「山のたより」に構成用紙が1枚入っています。
2、小学3年生以上の生徒は、作文を書き出す前に思いついたことを構成用紙に書いていきましょう。
3、9月2週の「言葉の森新聞」に構成図の書き方の例が載っていますので、それを参考にしてください。
4、なお、白紙に自由に書いた方が書きやすいという人は、この用紙の裏を使って書いてください。
【構成図の書き方】
構成図を書くときに大事なことは、思いついたことを自由にどんどん書くことです。テーマからはずれていても、あまり重要でないことでも一向にかまいません。
たくさん書くことによって、考えが深まっていきます。
したがって、構成図は、できるだけ枠(わく)を全部うめるようにしてください。
枠と枠の間は→などで結びます。この矢印は、書いた順序があとからわかるようにするためです。作文に書く順序ということではありません。
構成用紙は、構成図の書き方に慣れるために使います。構成用紙を使わずに、白紙に自由に構成図を書いてもかまいません。
1月からの構成用紙の見本 | 構成用紙を使って構成図を書きます。 |
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頭の中にあるものをそのまま書くとき。 | 構成図で書くとき。 |
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初めに絵をかきます。(絵はどこにかいてもいいです) | 思いついた短文を書きます。(どこから始めてもいいです) |
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思いついたこと矢印でつなげていきます。 | 関係なさそうなことでも自由にどんどん書きます。 |
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枠からはみだしてもかまいません。 | 全部うまったらできあがり。 |
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【構成図のサンプル】
以下の構成図は、6.2週の課題で書いたものです。楽しく考えを深めている様子がわかります。しかし、あまりていねいに書くと時間がかかるので、もっと簡単に書いてかまいません。
▽小4の生徒
▽小5の生徒
▽中1の生徒
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通学教室で、付箋読書の指導をしています。みんな、よく読んできます。
付箋読書のよい点は、早く読めて記録が残ることです。早く読むといういうよりも、一目で把握するような読み方です。
これまでは、生徒の読んだ本の感想を先生が一人ずつ聞いていました。すると、かなり長い話になってしまい、生徒が並んでしまうことも出てきます。そこで、本の感想をしゃべるのではなく、書かせることにしました。
書かせるといっても四行詩です。なぜ四行詩かというと、
本を読んだら伝えたい内容があるはずであり、それを作品的に短時間で伝えるということが四行詩としという形でなら簡単にできるからです。
本の感想に限らず、誰でもひらめきが浮かぶことがあります。しかし、伝える手段がないと、ほとんどのひらめきは忘れてしまいます。
短歌や俳句を書く人なら、作品化して残すこともできますが、短歌や俳句は慣れるまではやや敷居が高いものです。また、説明的意見的なものは、短歌や俳句では書きにくいという面があります。
ブログなどを書いている人なら、思いつきをメモにしておき、あとで長い文章に仕上げることもできます。しかし、そういうことをする時間的な余裕のある人は限られています。
メモだけをして、思いつきを残しておくこともできないことではありませんが、その後の使い道がないことは、メモをする気にもなれないのが普通です。
そこで、四行詩が登場します。四行詩の利点は、作品性があることと短時間でできることです。
四行詩の条件はただひとつ、四行で書かれていることだけです。できれば、リズム感があることや、たとえや自作名言などの光る表現があることも条件ですが、これらはなくても構いません。
詩的なリズム感というのは、いわく言いがたいものです。現代詩には、詩的なリズムがあります。しかしそれは、韻を踏むとか五七五で書かれているとかいうはっきりしたルールにはなっていません。多くの優れた詩に接することによって、自然に感じてくるものなのだと思います。
(この文章は、構成図をもとにICレコーダーに録音した原稿を音声入力ソフトでテキスト化し編集したものです)
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長文暗唱の自習は、続けにくい面があります。父母アンケートでも、いくつかそういう声が寄せられていました。
うまく続けるためには、ルールを決めておくことが大事なようです。例えば10分間をタイマーで計る方法や、自分の声を録音してそれを聴く方法や、朝起きたら朝ご飯の前にやる方法など、ルールを決めておくと続けやすくなります。
何度も読んで暗唱できるようにするというのは、形として残らないので、張り合いがなくなりやすい勉強です。そこで言葉の森では、毎週授業の前に、先生が暗唱チェックを行っています。しかし、暗唱という勉強を初めてやる子も多いので、始めること自体に壁があるということもあるようです。
そこで、
暗唱用の自習用紙を作ることにしました。これは、A4サイズ1枚の紙を切り取り線で切って、10分間の暗唱カウンターとして使うものです。回数を数えるときにその回数の形が残るという点で、タイマーよりもわかりやすくなっています。しかも、片手で操作できるので簡単です。さらに、何日も続けて暗唱すると、その蓄積の結果も形として残ります。
通学教室では、9月から900字暗唱に挑戦する予定です。暗唱できた文章は、さらに暗写することも考えています。これによって、段落や読点も自然に覚えられるようになります。900字暗唱は、記憶術の練習にもなります。最初のうちは、作文にも使えるような文章を暗唱の長文として作る予定です。
通学教室で様子を見て、いずれ通信教室にも拡張していきたいと思っています。
自習用紙の使い方は、こちらのページに載っています。
https://www.mori7.net/mori/mori/annsyou.php
(この文章は、構成図をもとにICレコーダーに録音した原稿を音声入力ソフトでテキスト化し編集したものです)
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