ログイン ログアウト 登録
 新小学1年生から始める作文と総合学力(1) Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
Onlineスクール言葉の森・サイト Onlineスクール言葉の森
記事 4653番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/12/18
新小学1年生から始める作文と総合学力(1) as/4653.html
森川林 2023/02/21 07:29 


 言葉の森の作文と総合学力は、幼長、小1から始めることができます。
 なぜ、このように早くから始めるのがいいかというと、第一に、毎日の勉強の習慣がつくからです。
 第二に、読書紹介や学習の中で、自分から進んで発表する力がつくからです。
 第三に、対話型の勉強を通して、親子の間でも対話の機会が増えるからです。

●総合学力クラスで、毎日の読書の習慣がつく

 毎日の勉強の習慣の中でも、特にわかりやすいのが、読書の習慣と暗唱の習慣です。
 国語や算数の勉強は、ほとんどの子が行っていますが、毎日の読書は、子供によって大きな差があります。
 この読書が、子供時代の学力形成で最も大事なものです。

 本をよく読んでいる子は、どの勉強もできるようになります。
 国語はもちろん読む力が必要ですが、算数も国語と同じように読む力が必要です。
 プログラミングも、先に進むほど、説明を読んで理解する力が必要になります。

 読書力は、目立たない力なので、家庭学習の中では見落とされがちですが、総合学力クラスの読書紹介を通して、子供の読書力の大体の傾向が把握できます。
 同年齢の子供たちの読書と比較して、どういうレベルの読書が必要かということが自ずからわかってくるのです。

●総合学力クラスで、暗唱の練習ができるようになる

 暗唱の練習は、家庭で独自に進めることはなかなかできません。
 それは、お父さんお母さんが、子供時代に暗唱の練習をした経験があまりないからです。

 暗唱の授業が月に1回あれば、その授業を目標に毎日の暗唱を続けることができます。
 暗唱の練習を毎日していると、自然に暗唱をすること自体が面白くなってきます。

 この暗唱力が、学力全体の土台になります。
 暗唱力のある子は、学年が上がるにつれて成績がよくなります。
 暗唱力と学力には、高い相関があります。

 総合学力クラスで、読書と暗唱という2つの大事な家庭学習の習慣がつくのです。

●作文クラスは、ひらがなが読めれば、まだ書けなくても始められる

 作文クラスは、まだひらがなが十分に書けない時期からでも始めることができます。
 生徒本人が書けない間は、親が子供の話を聞いて書いてあげることができるからです。
 その作文を子供が読むことによって、正しい作文の書き方を身につけ、自分で作文を書けるようになります。

 親子合作の作文では、最初は、題名だけを本人が書き、続きを親が書いてあげるというような形で進めていきます。
 親子で対話を楽しみながら、子供の実力に合った能率のよい作文の練習ができるのです。

●作文クラスで、題材選びの習慣がつく

 作文クラスで、毎週作文を書く練習をしていると、題材選びの習慣がつきます。
 日常生活の中で、面白い出来事があったとき、よりよく観察しようという意識が生まれます。作文の勉強によって、観察力が育つのです。

●毎週作文を書く習慣が、記述力、作文力を育てる

 毎週作文を書いていると、書くことが苦にならなくなります。
 このときに大事なのは、書いたあとの作文を直さないことです。
 書き方の間違いがあるのは、作文力の問題ではなく、読書力の不足という問題だからです。
 作文の上だけで間違いを直そうとすると、なかなか直らないだけでなく、書くことが苦手になります。

 これからの学力評価は、知識の再現力から、記述力、作文力、面接力の方に移っていきます。
 そのときに、自分で書く力や話す力が重要になります。
 それらの力の中心になるのが作文力なのです。
(つづく)



コメント欄

コメントフォーム
新小学1年生から始める作文と総合学力(1) 森川林 20230221 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
そたちつ (スパム投稿を防ぐために五十音表の「そたちつ」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
総合学力クラス(0) 小学校低学年(79) 
コメント1~10件
森リン大賞が示 森川林
作文力を上達させるコツは、褒めることでも直すことでもなく、書 12/13
記事 5398番
作文コンクール 森川林
 子供たちの教育で大事なのは、知識の詰め込みではなく、読書と 12/10
記事 5395番
読書と作文が子 森川林
 小学生時代は、勉強よりも読書。  中学生以上は、勉強と同 12/9
記事 5394番
子どもの文章力 森川林
今の受験は知識の詰め込みの勉強になっています。 考える問題 12/8
記事 5392番
作検研究。森リ 森川林
作文は、褒められても注意されても、そこに客観的な基準がなけれ 12/7
記事 5391番
「作文検定」「 森川林
 今は、AI社会の前夜。  昔は新聞やテレビが中心だった。 12/7
記事 5390番
AI時代に子ど 森川林
AI時代には、先生の役割は「教えること」ではなくなります。 12/6
記事 5389番
【合格速報】順 森川林
Rさん、合格おめでとう!! よくがんばりましたね。 受験 12/4
記事 5387番
森リン大賞9月 森川林
 従来の作文評価は、小学校低学年では「正しい表記ができている 11/9
記事 5382番
作文の学習で大 森川林
 「何でも自由に書いてごらん。いつでも褒めてあげるから」とい 11/7
記事 5381番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
3I/atla 森川林
日本にはかつて穏やかに何万年も続いた縄文文明があった。そのよ 12/12
森川林日記
Re: 11月 森川林
 これは、解き方の問題ではなく、読む力の問題です。  読解 12/5
国語読解掲示板
Re: ICレ 森川林
 ChatGPT、あまり文章うまくないなあ(笑)。  音声 12/5
森川林日記
ICレコーダと 森川林
AI時代に子どもが伸びる――全科学力クラスという新し 12/5
森川林日記
noteのペー 森川林
https://note.com/shine007 12/4
森川林日記
11月分 4  あういと
問題7と問題8が分かりません。 キーワードはわかるのですが 12/3
国語読解掲示板
Re: 森川林
 字がきれいだったのは、そのあとの日記の内容を見ると、弟が葛 11/30
国語読解掲示板
Re: 11月 森川林
 お返事遅れて失礼しました。  易しい国語問題は、「同じ言 11/30
国語読解掲示板
ともとも
小5の11月の読解検定のBの問題が誕生日だから字が綺麗だと思 11/28
国語読解掲示板
2025年11 森川林
△ムラサキシキブ ●作文検定スタート  学校 11/26
森の掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン