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頼りになるのは、未来に向かう力(facebook記事より) as/1646.html
森川林 2012/11/05 15:43 



 頼りになるもの、未来。

 頼りにならないもの、過去。

 いちばん頼りになるのは、ゼロからスタートしても生きる力を持っていること。

 しかし、そういう人は少ないから、当面は助け合う仲間を持っていること。



 人間は、ひとりで生きていくこともできます。(ネコ科の動物たちのように)

 しかし、他の人と協力して生きた方がよりよい生活を送れるので、人間の社会を作りました。

 その原点にあるものが、自分から相手に与えることのできる何かです。


 これから、時代は大きく変化します。

 そのときに、いちばん頼りになるのが自分自身です。

 自分が他の人に与えることのできるものがあれば、自分の周囲に社会を作って生きていくことができます。

 それは、力仕事でも、料理の腕でも、みんなを喜ばせる技術でも何でもいいのです。

 会社勤めをしていても、会社の給料を上回る仕事をしていれば、それは与える何かを持っているということです。


 そして、与えることのできるものの中で、最も求められるものが新しいものを創造する力です。


 欧米に追いつこうとした時代は、もうしばらく前に終わりました。(学ぶことはありますが)

 これからは、日本人が、日本のこれまでの文化を土台にして日本独自のものを創造する時代です。


 その創造の基盤になるものが、子供たちの教育です。

 その教育を支えるためにも、私たちがまず自分から創造し与えることのできるものをたくさん作っていきましょう。



 連休明けは、曇りのち雨模様。

 クマたちもそろそろ冬眠の準備に入っているころでしょう。

 今年はクリもドングリも豊作だったようです。

 クマちゃんたち、よかったね。


 人間には冬眠はないので(毎朝、冬眠のように寝ている人はいますが)、春も夏も秋も冬も年中活動です。

 それでは、今日も元気な一日をお過ごしください。

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国語力はいつの間にかついてくるもの(facebook記事より) as/1645.html
森川林 2012/11/03 08:24 



 国語力 忘れたころに やってくる

 どこかで聞いたフレーズだなあ。あ、寺田寅彦だ(笑)。


 国語の勉強は、他の教科の勉強と少し違います。

 普通の勉強の場合は、わからないところがあれば、その問題をブレークダウンしてわからないところまでさかのぼり、理解し直せばわかるようになってきます。

 すぐには理解できなくても、少なくとも、そういう見通しが成り立ちます。

 それと同じ発想で、国語の勉強もやってしまうことが多いのです。


 国語の文章の読解は、全体を段落に分け、文に分け、単語に分けて理解しても、それで全体の理解につながるわけではありません。

 なぜかというと、国語の文章は、個々の段落や文や単語の辞書的な意味を超えて、読み手の体験や読書の経験と結びついて理解されているからです。


 もちろん、子供がわからない文を、大人がいろいろな例を挙げて説明すると理解は深まります。

 しかし、それは辞書的な理解ではなく、その話によって子供がその文を経験することによる理解なのです。


 だから、国語の勉強の基本は、そのわからない文章を読み慣れることです。

 そして、読み慣れるためには、読むことを気長に褒めつづけ励ましつづけることです。

 それで、国語力は、忘れたころにやってくる(ついてくる)のです。


 とは言っても、その忘れたころはそんなに遠い先の話ではありません。

 特に、最初のうちは見る見る上達することもあります。

 しかし、それでも、やったからすぐにできるようになるとは考えないことです。


 特に、読む勉強は、解く勉強に比べて手ごたえがないように感じられがちです。

 気長に読みつづけることが大事なのです。





 今日は、まだうっすらと曇り空。

 穏やかな秋の一日、文化の日です。

 どこかに出かける人も多いことでしょう。


 そこで一句。

 天候は 忘れたころに 晴れてくる(といいなあ)


 それでは、今日もいい一日をお過ごしください。

 (中根)

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