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勉強は気長に褒めて続けることで成果が出る(facebook記事より) as/1670.html
森川林 2012/12/09 17:56 



 褒めて励ませば、長続きするから成果が出る。

 直して注意すれば、続かなくなるから成果は出ない。

 勉強は、うどんのように

 細く長く続けるところに意義がある。


 保護者へのアンケートを見ると、

・音読の習慣がついた。

・本を読むようになった。

・家庭での対話の機会が増えた。

・家庭学習がやりやすくなった。

などのいい面を書いてくれる人がかなりいます。


 そういう家庭では、子供が例えば音読していたら、それをいつも褒めています。

 本を読んでいれば、それもいつも褒めています。

 長文の内容を説明すれば、それもいつも褒めています。

 だから、子供は気分がいいから、長続きするのです。


 アンケートの中には、次のようなものもたまにあります。

・もっと厳しく注意してほしい。

・悪いところ指摘してほしい。

・直して、いい表現を教えてほしい。


 しかし、直してすぐに結果が出るような勉強なら、もうとっくに直っていたはずなのです。


 音読をしたら、「もっとこういうふうに読みなさい」と注意したり、

 読書をしたら、「もっとこんな本を読みなさい」と注意したり、

 長文の内容を説明したら、「もっとわかるように説明しなさい」と注意したりすれば、

 すぐに嫌になり続かなくなるから、結局ますます成果が出ません。


 もちろん機械的にただ褒めればいいというのではありません。

 たまに優しく時に厳しく注意するということはあります。

 しかし、基本は褒めて続けさせることです。


 毎日の音読、暗唱、読書を気長に続けていくことが勉強の基本で、褒めて続けていたらいつの間にか力がついていたというのが理想の勉強の仕方です。

 直して成果が出るというのは、浅い勉強です。

 続けているうちに成果が出たというのが、本当に身につく勉強なのです。


 (中根)


 今日は寒い一日でした。

 日は明るいのですが、何しろ風が冷たいので、犬の遊びも早々と切り上げ。というか、犬が先に早々と帰り出しました(笑)。


 「いーぬはこたつで丸くなる」

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これからの勉強はどうなるのか 4(国語と算数の違い) as/1669.html
森川林 2012/12/08 18:39 



 小学校の勉強は国語が基本です。国語と言っても、漢字の書き取りのような国語ではなく、文章を読む力という意味での国語です。読む力さえつけておけば、そのほかの勉強は、かなりあとからでも間に合います。だから、家庭学習の中心は、読書ということで考えてもいいと思います。

 しかし、国語はよくできるのに、算数は苦手という子がいます。それは、国語と算数の勉強の発想の仕方が違うからです。国語には、言葉を実感として感じ取る力が必要です。文章に書かれている内容をありありと思い浮かべられる子が読解力のある子です。

 しかし、算数はそうではありません。実感を通して学ぶ算数もあるようですが、ほとんどの場合算数は操作の仕方として習得します。だから、例えば、「分数の割り算は分母と分子をひっくり返して掛ける」とか、「未知数をx又はyと置き、未知数の数と同じ数だけ等号の式ができればその未知数は解ける」とかいう説明を聞くと、国語の得意な子はそれだけで息苦しさを感じてしまうのです。

 だから、国語と算数の両方を得意にするために、算数は独自に家庭学習として取り組んでいく必要があります。(つづく)

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