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山頂を広げる文化 as/1840.html
森川林 2013/06/14 09:16 



 窓を開けると、雨の中でスズメたちが待っています。

 昨日の余ったご飯粒をばらまくと、みんなすぐに集まって、雨の中など気にしないように食べています。

 今目の前にあることに心を傾けて生きていく姿がさわやかです。



 しかし、人間の社会では、「今」という時間の多くは、未来のための準備として、何かほかの目的のための土台として使うものになっています。

 本当は、現在は土台なのではなく、そこ自体がひとつの山頂です。

 世界には、今、山の頂上を目指して登っている国々があります。

 そういう国の人たちの意識は、かつての日本人の多くが持っていた上昇志向です。

 しかし、私たちが今することは、次の山頂を目指すよりも前に、あとから来る人たちのために、今いる山頂を広げておくことです。

 それは、生活の量的なものよりも質的なものを豊かにするということです。

 例えば、1点差を争うような勉強で競い合うのではなく、全員が百点を取れるような基礎学力をつけた上で、それぞれが自分の個性を新しい文化として作り上げていくということです。

 大量生産方式を生み出したフォードは、工場労働者には、頭は要らないから手と足だけがあればよいと考えていたそうです。(それも不気味ですが)

 これからの日本が目指す社会はその反対で、手も足ももちろんあるが何よりも頭と顔のある人が仕事をしている社会です。

 そのための勉強は、一律の答えがあるマークシート方式の勉強ではなく、読書や対話や作文という答えのない創造的な勉強なのだと思います。

 ということを考えているうちに、ご飯粒を食べ終わったスズメたちは、どこかに遊びに行ってしまいました。


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「カタツムリを見つけたこと」という作文課題 as/1839.html
森川林 2013/06/12 07:03 


 facebook記事より。

====

 今日は、久しぶりに梅雨らしい空になりました。

 小3の6月2週の作文課題は、「カタツムリを見つけたこと」でした。
 しばらく前までは晴れ間が多かったので、みんな、だいぶ苦労したと思います。

 カタツムリというのは、いざ見つけようとすると、なかなかいないものです。
 しかし、いるところには必ずいるのです。
 例えば、横浜市金沢区で言ったら、野島山の入口近く洞穴の中です。(ローカル過ぎ(笑))

 また、神社やお寺のような古い建物の近くの石垣などにもよくいます。
 これから雨が続くと、もっと見つけやすくなると思います。


 それでは、今日も梅雨空を楽しみながら、いい一日をお過ごしください。

 (写真は、教室の階段のところにいたカタツムリちゃん)

====

 続きの写真です。

▽教室で生まれたカタツムリの赤ちゃん


▽その成長した姿(というかあまり成長していない)


▽おまけ(これは写真集より)


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