国語の読解問題の成績を上げるコツは、読解の仕方を理屈で理解することです。(理詰めにやるのが大事)
国語力を上げるコツは、難しい本を読むことです。しかし、そういう本は手に入れにくいので、入試問題集を読書がわりに読むといいです。
一方で面白い本を多読し、他方で難しい問題集を精読するという読み方です。精読とは、詳しく読むことではなく繰り返し読むことです。
昔はこういうことを教えてくれる人がいなかったので、今の中高生は勉強の仕方の面で恵まれています。
ちなみに、数学の成績を上げるコツは、わからなかったらすぐに解法を見てその解法を自分のものにすることです。
しかし、これは成績を上げるコツであって、数学の本質とは関係ありません。
英語の力をつけるいちばんの土台は、英語の教科書を音読することです。
これらの国語、数学、英語の勉強中で何がいちばん大事かというと、難しい本を読むことです。
その難しい本を読むのに最適な時期は、高校3年生ぐらいからの数年間です。だから、大学ではもっと学生に難しい本(というか古今の古典)を読ませるといいと思います。
facebook記事より。
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今日、作文を書きにきた中3の生徒に、勉強が終わったあと、将来の仕事の話などをしていました。
「どんな教科が好きなんだい」と聞くと、「まあ理科ですけど、国語もよくなってきて。いちばん苦手だった国語が、模試で満点取ったりして」ということでした。
実は、その生徒は中2の終わりごろ、お母さんと一緒に、「国語のテストだけがこんなに悪くて」と見せにきてくれたのです。
そのテストを見ると、感覚的に解いていることがすぐにわかったので、「これは大丈夫。これから理詰めにじっくり解く解き方を説明するから」と言って、しばらく解き方の説明をしました。
それから、問題集読書をすすめておいたのです。
だから、国語が苦手といっても、頭さえよければすぐに成績は上がります。それも満点レベルにまで上がるのが国語です。
だから、大事なことは、小学生のころから国語の問題集などをやるのではなく、楽しい読書と対話で頭をよくしておくことです。
頭さえ鍛えておけば、高校入試の受験勉強は1年(もかからないぐらい)で大丈夫です。ただし、その受験勉強の1年間は燃えて取り組むことが大事です。
その生徒も、来年は1月1日からもう塾があるそうです。しかし、1年間の辛抱だからあまり苦にならないと思います。
ラストスパートで集中するためにも、勉強はあまり早い時期からガンガンやらない方がいいのです。
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受験直前の勉強は、これまでやってきたことを再確認することです。
そして、自分なりに納得できる作品を仕上げて、これまでやってきたことに自信をつけることです。
ところが、受験直前に不安になり、別の塾や予備校に相談したり、別の勉強をやろうとしてしまう人も多いのです。
そういうことが、これまで何度もありました。あるいは、模試で悪い点数を取って自信をなくすという子もいました。
ところが、そういう悪い点数を取ったり、これまでの作文をけなされたりした子もちゃんと合格しています。
作文のよさは内容のよさです。他人にどうのこうの言われて判断するものではありません。
しかも、受験の直前にそういうところで他人にふりまされるものではありません。
言葉の森は、中学入試だけでなく、高校入試でも大学入試でも通用する作文小論文を指導しています。大学入試では、どの予備校の小論文講座よりも優れた指導をしている自信がありますし、現にそういう実績を上げています。
塾や予備校で、その学年の生徒だけ指導しているのとは厚みが違うのです。
かわいそうなのは、受験直前にこれまでと違うアドバイスを受けて動揺してしまう子供たちです。
言葉の森では、たとえほかの塾や予備校から入ってきた子がいても、前の作文指導の悪口などは決して言いません。そんなことを言っても、子供にとっては何のプラスにもならないからです。そして、自然に言葉の森のやり方で作文が書けるように指導していきます。
だから、子供のそれまでの作文をけなす指導者は、それだけでもう二流です。
保護者のみなさんは、そのことをよく頭に入れておくといいと思います。
今の時期は、新しいことを始めるのではなく、これまでやってきたことを固めることに全力を尽くす時期です。
受験にはメンタルな面があります。親が不安がっていては、子供も力を出せません。お父さんやお母さんがどっしり構えて、これまでやってきたことをそのまま一直線に続けていくことが大事なのです。
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facebookにも書いてきた。
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親の役割は安定です。
日中どんなことがあっても、夜寝る前は優しく子供にお休みを言ってあげることです。
受験直前はどんなことがあっても、不安そうな顔を見せないことです。
この時期、不安を感じているお母さんからよく相談を受けます。
共通しているのは、お父さんの存在が希薄なことです。
会社の修羅場で闘っているお父さん、こういうときこそお父さんの出番です。
子供は、勉強そのものよりも、そういうときのお父さんの一言から学ぶのです。
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どんなに冷たい雨が降っていても、いつも、あしたは晴れるだろうと思えばいい。
たとえあしたが雨でも、あさってには晴れる。
あさってが雨なら、しあさって。
希望を持っていれば、未来はいつでも明るい。
雨の中で、撫子が3つ肩を寄せあって咲いていました。
「雨なんかへっちゃら」「うん」「うん」
今日もいい一日をお過ごしください。
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模試の成績というのは、順位や偏差値が入っていて、表やグラフが見やすく表示されているので、いかにも確実な資料のように見えますが、あまりあてになりません。
特に、作文小論文の模試の点数は、全くあてになりません。
毎年、「模試の点数が悪かったんですけど」というような相談があります。(「よかったんですけど」という報告もありますが。)
そのつど、「あれはあてにしなくていいです」と言っています。
では、あてのあるのは何かと言えば、過去問の出来具合です。
しかし、過去問をじっくりそのまま解いてみるというのは、心理的な負担が大きいので子供だけの意志ではなかなかできません。
そこで、いちばんいいのは、先に答えを書き込んでおき、その答えを見ながら問題を解いてみることです。
これなら、あまり負担がないのですぐにとりかかれます。
受験前は、みんな神経過敏になっています。
そういうときこそ、お父さんやお母さんが大きな目で見て、子供を励ましてあげることが大切です。
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どの家にも、どの国にも、子供たちに伝える尊い祖先たちの歴史があります。
その歴史を知ることが、子供たちがよりよい日本の社会を作る原動力になります。
だから、第一に大切なことは、子供たちに誇りの持てる日本の歴史を伝えることです。
一方、今の国際社会では、日本をけなすことに利益を感じる国がごく少数残っています。
だから、第二に大切なことは、日本の正しい姿を世界に示していくことです。
そして、第三に大切なことは、将来正しいことが伝わるまともな社会が来ることを前提にして、その社会を担う創造的な人間を育てていくことです。
詳しく言えば、愛と勇気と知性と創造性のある子供たちを育てていくことです。
その要になるのが、作文を中心とした読書と遊びと対話の教育です。
1月からの小学校低学年の作文課題として、遊びと行事と行儀作法を提案していきます。
親子で、お金や時間をあまりかけずに楽しく遊び、その遊びを通して対話を充実させ、その経験を作文に生かし、その作文をプレゼンテーションとして発表していくという流れを考えています。
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