受験が無事に済んだ生徒が、一応志望校に合格したが、国語の読解や記述が苦手だということがわかったから、中学生になったら言葉の森で勉強したいと言ってくることがあります。
そういう生徒は上達が早いのです。
なぜなら、本人が勉強したいという自覚を持って入ってくるからです。
国語も作文も、理詰めの勉強であって(言葉の森の場合)、決して生まれつきのセンスを必要とするようなものではありません。
中学生や高校生になると、その傾向が更にはっきりしてきます。
だから、中学1年生で国語や作文が苦手だった生徒が、中学3年生になるころには、国語が得意になり、作文も普通よりずっと上手に書けるようになるのです。
それは、国語も作文も、努力によって実力がつく勉強だからです。(言葉の森の場合)
中学入試から大学入試まで、合否を左右する度合いの最も高い教科は算数数学です。
それは、できる生徒とできない生徒の差が大きいからです。
特に、入試によく出てくる図形の問題は、一種のパズルのようなもので、一度似た問題の解き方を習ったことのある人はすぐに解けるが、そうでない人はいくら考えても解けないという性質があります。
だから、算数数学は点数の差が大きく出ますが、その差は、生徒の本当の実力である思考力の差ではありません。
思考力は、難しい文章を読み、それを自分なりに考えることによってついてきます。
そして、この難しい文章を読み取る力がつくのが、小学校高学年から中学生、高校生にかけてなのです。
ところが、今の中学、高校では、難しい文章を読むような勉強をあまりしません。
特に、中学の勉強は、知識を詰め込むような勉強の度合いがかなり増えます。
だから、中学生は、詰め込み勉強の結果がテストに出たかどうかということに終始して、肝心の難しい本を読んだり考えたりという時間をなくしてしまう人が多くなるのです。
しかし、もちろん将来必要になるのは、その思考力の方です。
それは大学入試でも必要になりますが、それ以上に社会に出てからも必要になる本当の学力だからです。
その思考力の基礎を作るのが、中学生からの意見文の練習です。
これまで、言葉の森での作文の勉強は、講師との一対一の電話通信指導によって行われてきました。
しかし、今は新たに寺子屋オンラインという少人数のクラスでの勉強ができるようになりました。
中学生になって新しく作文の勉強を始めたいという人は、時間が合えばこのオンラインクラスに参加するといいと思います。
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塾で勉強していたが、結局国語の成績は上がらなかったという人は多いと思います。
それは、勉強法が問題集を解くようなものだったからです。
問題集は解くものではなく読むものです。
難しい文章を繰り返し読んで自分のものにし、その読む力の上に問題を理詰めに解く方法を身につけるものなのです。
記述の勉強が苦手だったという人は、どういう勉強をしたらいいかわからなかったと思います。
それは、今の記述の勉強が、ただ書かせるだけのもので、どう書けばよいか教えるものではなかったからです。
記述の力をつけるためには、記述に絞って勉強するのではなく、作文というひとまとまりの文章を書く力をつける中で記述力をつけると考えていくとよいのです。
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3.2週の授業の資料を鳥の村の資料室にアップロードしました。
3月までは小1から小6までですが、4月からは中学生の資料もアップロードします。
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東京医科大学医学部看護学科
東京女子医科大学看護学部
獨協医科大学看護学部看護学科
目白大学看護学部看護学科
東京医療大学ヒューマンケア学部看護学科
獨協医科大学附属看護専門学校 N.S.さん
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都立北園高校 T.S.さん
(担当講師より)
一般で見事合格です。
おめでとうございます!
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△カラスノエンドウ、見つけた。
「書くこと決めてきた?」
「はい」
という子は、上達します。
「書くこと決めてきた?」
「いや……」
「長文読んできた?」
「まだ……」
「お母さんに似た話聞いてみた?」
「ないって……」
という子も毎回書いていれば上達しますが、かなりスローペースです。
その書く前の準備が確実にできるのが、寺子屋オンラインの少人数クラスです。
みんながそれぞれに、自分がどんな材料でどんなことを書くつもりか話すからです。
人の話を聞いていると、なるほどそういう例もあったかと気づきます。
そして、自分も次はそんなことを準備してみようと思うのです。
ただし、少人数でも6人を超えると、準備の話だけでかなり時間を取られます。
すると、作文を書く時間が少なくなるので、ある程度時間制限をして発表してもらわなければなりません。
しかし、それぞれのほかの人の発表について、あとでみんなに質問や感想を言ってもらうので、聞いている方ものんびりしていられません。
メモを取りながら聞いているので、かなり頭を使います。
厳しい授業で人を熱心にさせるというのは邪道です。
楽しい授業で自然に熱心になるのが本当です。
作文指導で、あそこを直せとかここを直せとかいうのは、一見勉強になっているように見えますが、直るのは表面的なところだけです。
子供が、自分の内面からいい作文を書こうと思うことが大切です。
そのために、ほかの人の褒められているところが参考になります。
全員のいいところをそれぞれ褒めているだけで、みんなが上達します。
もしこれが逆に、全員の直すところを一人ずつ言っていたら、みんながだんだん書けなくなります。
直して上達するのは、最初のうちだけです。
長い目で上達させようと思えば、直すのではなくいいところを褒めるしかありません。
しかし、漠然といいところを褒めるのではなく、事前指導に沿ってできたいいところを褒めるのです。
事前指導という客観的な基準があるから、ほかの人の褒められたところが、自分の書く作文の参考になります。
そういう集団の力が働くのが、少人数クラスの長所です。
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人前で自分の考えを発表し、人の話も聞き、その感想を述べるというのは、かなり頭を使います。
そして、それ以上に重要なのが、ほかの人の感想の述べ方を聞くことです。
不思議なことに、すべての子が、ほかの人に対して思いやりのある感想の言い方をします。
それは、たぶん自分も同じ苦労をしているからという共感があるからです。
作文を書く前の準備で、みんな苦労をしているのです(笑)。
その苦労を共有して勉強できるのが少人数クラスのいいところだと思います。
子供にとって大事なのは、いい先生でも、いい教材でも、いい勉強法でもなく、いい友達です。
低学年の子にとっては、その前にいいお母さんです。(お父さんはその次か。)
いい人間関係の中でものごとを意欲的に取り組むことができれば、あとのことは自然についてくるのです。
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