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作文は材料七分に腕三分――材料に関心が向く授業
森川林 2019/03/08 07:05 
△カラスノエンドウ、見つけた。

「書くこと決めてきた?」
「はい」
という子は、上達します。

「書くこと決めてきた?」
「いや……」
「長文読んできた?」
「まだ……」
「お母さんに似た話聞いてみた?」
「ないって……」
という子も毎回書いていれば上達しますが、かなりスローペースです。

 その書く前の準備が確実にできるのが、寺子屋オンラインの少人数クラスです。
 みんながそれぞれに、自分がどんな材料でどんなことを書くつもりか話すからです。
 人の話を聞いていると、なるほどそういう例もあったかと気づきます。
 そして、自分も次はそんなことを準備してみようと思うのです。

 ただし、少人数でも6人を超えると、準備の話だけでかなり時間を取られます。
 すると、作文を書く時間が少なくなるので、ある程度時間制限をして発表してもらわなければなりません。
 しかし、それぞれのほかの人の発表について、あとでみんなに質問や感想を言ってもらうので、聞いている方ものんびりしていられません。
 メモを取りながら聞いているので、かなり頭を使います。

 厳しい授業で人を熱心にさせるというのは邪道です。
 楽しい授業で自然に熱心になるのが本当です。

 作文指導で、あそこを直せとかここを直せとかいうのは、一見勉強になっているように見えますが、直るのは表面的なところだけです。
 子供が、自分の内面からいい作文を書こうと思うことが大切です。
 そのために、ほかの人の褒められているところが参考になります。
 全員のいいところをそれぞれ褒めているだけで、みんなが上達します。

 もしこれが逆に、全員の直すところを一人ずつ言っていたら、みんながだんだん書けなくなります。
 直して上達するのは、最初のうちだけです。

 長い目で上達させようと思えば、直すのではなくいいところを褒めるしかありません。
 しかし、漠然といいところを褒めるのではなく、事前指導に沿ってできたいいところを褒めるのです。
 事前指導という客観的な基準があるから、ほかの人の褒められたところが、自分の書く作文の参考になります。
 そういう集団の力が働くのが、少人数クラスの長所です。


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コメント欄

森川林 2019年3月8日 7時17分  
 人前で自分の考えを発表し、人の話も聞き、その感想を述べるというのは、かなり頭を使います。
 そして、それ以上に重要なのが、ほかの人の感想の述べ方を聞くことです。
 不思議なことに、すべての子が、ほかの人に対して思いやりのある感想の言い方をします。
 それは、たぶん自分も同じ苦労をしているからという共感があるからです。
 作文を書く前の準備で、みんな苦労をしているのです(笑)。
 その苦労を共有して勉強できるのが少人数クラスのいいところだと思います。


nane 2019年3月8日 7時23分  
 子供にとって大事なのは、いい先生でも、いい教材でも、いい勉強法でもなく、いい友達です。
 低学年の子にとっては、その前にいいお母さんです。(お父さんはその次か。)
 いい人間関係の中でものごとを意欲的に取り組むことができれば、あとのことは自然についてくるのです。


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