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プログラミング教育の未来と新しい作文教育 as/3653.html
森川林 2019/04/01 06:46 

 プログラミング教育について主に語っているのは、プログラミングに思い入れのある人たちと、プログラミングというものを全く知らない人たちです。
 だから、プログラミング教育が過大に評価されています。

 中学の技術家庭でプログラミングの教育が行われるようになるだろうことは、20年以上も前に予測されていましたが、その後の教育の変化は遅々として進みませんでした。
 そして、今やっとプログラミングが学校の正課の教科として取り上げられるようになりましたが、時代はもう一歩先に進んでいるのです。

 「スティーブ・ジョブズが子供に学ばせたかったAppleのデジタル教育」の著者であり、アップルの教育部門の初代バイスプレジデントであったジョン・カウチ氏は、コーディング(プログラミング)の教育における可能性を大きく評価しています。

 カウチ氏は、デジタルネイティブ世代に人気の高いゲームが、今の教育とは対極にあると述べています。
 第一は、対象とする世界がゲームの方が圧倒的に広く、それはプレイヤーの関わり方で無限に広がる点です。
 第二は、多くの人との協調や協力が求められ、それが認められることです。学校では「協力」は「ズル」とみなされることがあるのに対してです。
 第三は、プレイする場所がオンラインである点です。学校では、オンラインはほとんど活用されていません。
 そして、第四は、子供たちが楽しく真剣に取り組む点です。

 この第四が最も重要です。
 昔のゲームは、今の学校のように細かいルールと一直線の道が用意されていました。
 学校の教科書のように、決められた順に読み進めないと先に進めないという作り方がされていました。
 パターンを覚えてそれを繰り返し習熟することで、学校教育のように他人に勝つことが目的になっていました。
 今のゲームは、勝つことよりも、発見すること、創造すること、協力することに重点が置かれています。

 そういうゲームの面白さに通じる教育こそ、コーディング(プログラミング)教育だと言うのです。

 この大筋は、全面的に共感できる話で、これからは確かにゲームのように面白い教育が行われるようになると思います。
 親が、今の子供たちのゲームを止めたがるように、「もういい加減に勉強はやめて、別のことしなさい」と小言を言うようになる時代がやがて来るのです。

 しかし、それがコーディング教育によってなされるかというと、そこには大きな疑問があります。
 10年か20年前だったら、コーディング教育こそが、子供たちが熱中する、しかも創造的な教育でした。
 今、アメリカで生まれているさまざまなデジタルの革新的技術は、そのコーディング教育で育った世代によって作られたものだと思います。
 日本は、このデジタル教育の面で、大きく立ち遅れたのです。

 私は、個人的に、日本が立ち遅れた最も大きな原因は日本語文字コードの複雑さと混乱にあったと思っています。
 日本語文字コードの相次ぐトラブルが、中高生がプログラミングに熱中する手前の大きな壁になっていたのです。

 今はその問題はかなり軽減したので、今後プログラミング教育を進める前提は大きく改善されています。
 子供たちが、プログラミングに熱中する時代はすぐに来ると思います。

 しかし、時を同じくしてそのプログラミング教育の黄昏(たそがれ)が、現実の社会の側からやってくるのです。
 それは、コーディングが時代遅れになる時代です。

 昔、鉛筆をナイフで削る教育が行われていたことがありました。
 昔の子供たちのように、自分の持っている小型ナイフで鉛筆を削れるようになるというのは、子供たちにとって新しい経験で、その技術に習熟することはそれなりに面白いことでした。
 しかし、自動鉛筆削り器があったり、シャープペンシルがあったりする時代に、そのような面白さは持続させることができませんでした。

 同じようなことが、プログラミング教育にも生まれてくるのです。
 今のプログラミング教育は、一文字ずつ打ち込むような形で行われるものが想定されていると思います。
 しかし、そのような手作業的なものは、現実の世界ではなくなりつつあります。
 ひとまとまりのプログラミングを一つのブロックとして扱い、そのブロックをレゴのように組み立てる方向に向かいつつあるのです。

 ブロックの組み立てにも確かに創造性はありますが、最初から手作業でひとつずつのコマンドを書いて組み立てるような難しさも面白さもありません。
 プログラミング教育は、だんだん頭を使わないような方向に進化する可能性があるのです。

 それは、かつてパソコンの製造が最先端の技術のように言われていたものが、今ではどこでもできるパーツの組立産業になっていることと同様の進化です。

 では、未来の教育を担うものが、コーディング教育でないとしたら、何になるのでしょうか。
 未来の教育とは、自由で、自主的で、知的で、創造的で、他の人との協力が自然に生まれるような教育です。

 それを、私は、新しい作文教育の中で実現できると思っています。
 そして、その新しい作文教育を世界に先駆けて発信できる国が、万葉集の伝統を持つ日本なのです。
 これからの寺子屋オンラインの作文クラスを、このような大きな見取り図の中で進めていく予定です。

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森川林 20190401  
 昔のプログラマーの卵たちは、「こんなコード書いたんだよ」と言うと、みんなが驚いてくれました。
 今は、そしてこれからは、どんなに工夫したコードを書いても、「ああ、それ、スマホのアプリにもあるよ」と言われるようになります。
 このような中で、コーディングに熱中する子が生まれるとは思えません。
 新しい教育は、プログラミングとは別のところで、そして日本で生まれるようになるのです。


nane 20190401  
 私は、20年前に、みんながプログラミングに熱中する時代が来ると思っていました。
 しかし、今は、もうそのような時代は来ないと思っています。
 プログラミング教育は、学校の教科の中に組み込まれますが、それは、電卓の時代に手計算の練習をするような普通の教科になっていくのです。
 そのプログラミング教育に代わる新しい未来の教育が、新しい作文教育です。


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春の読書作文キャンプ無事終了 as/3652.html
森川林 2019/03/31 16:26 

 春の読書作文キャンプが、31日午後1時半ごろ無事終了しました。
 迎えに来ていただいたお父さん、お母さん方、ありがとうございました。

 初日の読書時間に、言葉の森の講師2名の飛び入り参加があり、参加生徒と先生のリアルな初顔合わせもありました。(普段は、Zoomなどの準リアル対面なので)
 そして、一緒にバーベキュー広場から瀬上の池まで同行してくれました。

 2日目のどんぐりハウス前の広場でも、言葉の森の講師と名犬ゆめがみんなを出迎えてくれました。

 初日の夕方のおふろの王様は、車が入れないほど混んでいたので、そのあとに予定していた作文は延期にし、そのかわり百円ショップに行ってしばらく時間をつぶし、夕方8時におふろの王様に再挑戦。雨の中で露天風呂に入ってきました。

 時間がずれこんだため、夜は寝るのが11時近くになってしまいました。
 遅くまで騒いでいたのに、ほとんどの子が5時ごろからもう起き出しました。

 2日目の朝は、読書を省略して最初から作文。
 全員、たとえとダジャレを入れる課題で学年の百倍の字数まで書きました。

 2日の昼は、どんぐりハウスで遊んだあと、芝生の上で作文の発表会をする予定でしたが、みんな遊びに夢中でそんな雰囲気は全然なかったので、ただ遊ぶだけになりました。

 今回のキャンプは、できるだけ子供たちにやってもらうことにしたので、上級生の子が下級生の子たちの面倒をよく見てくれました。
 上級生のみなさん、ありがとうございました。

 キャンプ期間中の作文と動画は、のちほどアップし、参加した方にメールで連絡します。
 以下は、その写真の一部です。

▽読書。
 みんなそれぞれ個性のある本を持ってきて、集中して読んでいました。


▽出発。
 最初は曇り空でしたが、途中から晴れてきました。出発時には、もう飛び入り参加の先生もいました。


▽バーベキュー。
 広場で用意してくれた食材で、お肉がいっぱい入っていました。


▽バーベキュー広場。
 食べたり、遊んだり、また食べたり、を繰り返しました。みんなすごい食欲でした。


▽瀬上の池。
 全員、網を持って勇んで出かけたものの、小さなオタマジャクシが数匹いるだけでした。


▽朝食。
 バイキング形式で、それぞれが自分の好きなものをお皿に入れてきました。ワッフルを何度も焼いては食べている子がいました。


▽作文。
 45分の予定をかなりオーバーしましたが、全員が新学年の百倍、たとえとダジャレを入れる課題を書き上げました。


▽どんぐりハウス。
 ハシゴを登ったり、ぐるぐる滑り台を降りたり、地下室に入ったり、みんなでフルに遊びました。お昼は、自分たちで選んできたお弁当やパン。


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森川林 20190401  
 春の読書作文キャンプを30,31日と一泊二日で行いました。
 初めて会う子供たちが大半でしたが、2日目には旧知の友達どうしのようになりました。
 今回は、できるだけ事前の準備や全体の企画はせずに、子供たちと一緒に自由に遊びと勉強のできるキャンプを目指しました。
 子供たちも、そういうやり方が好きだったようで、何人もの子が、「このあと、自由時間ある?」と聞いていました。
 その自由時間で、子供たちどうしがいろいろな遊びをしていたのです。
 そして、読書と遊びの時間には、みんな集中して取り組んでいたので、「よく遊びよく学べ」を実践したようなキャンプになりました。あと、「よく食べ」と(笑)。


nane 20190401  
 今回のキャンプは、曇り時々雨の予報でしたが、昼ごろから晴れだし春らしいキャンプになりました。
 30日の夕方から夜にかけては大雨になりましたが、その雨をついて露天風呂に行ったのは、かえって面白い経験になったと思います。
 翌日の31日は好天で、芝生の上の昼ごはんはお花見気分でした。


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今日から春の読書作文キャンプ as/3651.html
森川林 2019/03/30 07:41 

 今年は、港南台教室で春の読書作文キャンプを行います。
 教室の中の4部屋にそれぞれテントを張って、そこでシュラフで泊まります。
 1部屋の人数が4~5人になので、互いに親しくなるにはちょうどよい人数だと思います。

 全体の企画は、勉強以外にゲーム的なことも考えていましたが、全体での遊びは学校などでもやっているので、夜は自分たちで自由に遊ぶ時間を確保することにしました。

 戸外の自然の中での遊びというには、今日は少し寒く、まだ生き物もそれほど表には出てきていないようです。
 しかし、みんなの交流を中心に楽しくやっていきたいと思います。

 今回、特に新しく行うのは、みんなで出かける夜の買い物です。
 セリアという100円ショップが歩いて5分ほどの駅前にあるので、そこでみんなで自分の好きなおもちゃを買ってきて、夜の自由時間に部屋で遊ぶというようにしたいと思います。

 読書は、これまでと同じように、自分の持ってきた本と教室で借りた本を何冊も積んで、次々に読んでいく付箋読書のような読み方をします。
 作文は、これまではひとりで書く形でしたが、今回は、上級生が下級生にたとえやダジャレなどをアドバイスしてグループとして作文を仕上げるというようにする予定です。

 夕食と発表会と夜の部屋の様子は、ご家族向けにZoomで放映する予定です。
 夕方17:00ごろから放映の準備をします。
 パスワードは、お電話でお聞きください。


瀬上の池の休憩所

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森川林 20190330  
 今日から、春の読書作文キャンプです。
 横浜の教室なので、交通の便は比較的便利です。
 これから、毎月、読解検定と合わせた読書作文キャンプを行っていく予定です。


nane 20190330  
 読書作文キャンプのテーマは、読書と作文と自然と人間との交流です。
 ただ並べただけのようですが、この四つが大事なのです。
 将来やりたいと思っているのは、工作やプログラミングで、みんなで協力して何かを作り上げながらの交流です。


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4月からの寺子屋オンラインの勉強の進め方 as/3650.html
森川林 2019/03/29 06:26 

 新小1~新中1の4.1週の授業の動画を資料室にアップロードしました。
https://www.mori7.com/mori/

 資料室には、「4月からの寺子屋オンラインの勉強の進め方」の動画も載せています。
 寺子屋オンラインに参加される方は最初にこの説明をごらんください。
 動画:https://youtu.be/5pb6Orxl30I

 図:https://www.mori7.com/izumi/gazou/2019/3290438100.jpg

 寺子屋オンラインとは、オンラインの少人数クラスで、発表と交流のある全員参加型の学習を進めていく勉強形態のことです。
 寺子屋オンラインには、現在、作文クラスと、発表学習クラスと、自主学習コースがあります。

 作文クラスの学習内容は、電話通信指導や通学指導の内容と同じですが、生徒全員が事前の準備を発表し、その発表をもとに相互に質問や感想を言う時間を取っているところが違います。
 作文の準備と発表のほかに、読んでいる本の紹介や暗唱の発表なども行います。
 また、45分間の授業時間中に、作文実習の時間をとるので、未提出ということがありません。

 Zoomというウェブ会議システムを使う勉強形態は、ほとんどの人が初めて経験する勉強の仕方ですが、ほぼ問題なくつながります。
 ただし、動画や音声の処理などでメモリを消費するためだと思いますが、長時間つないだままにした場合や、古いパソコンの場合は、途中でZoomが落ちてしまうことがあります。
 しかし、その場合でも、再アクセスすればすぐに復帰できます。

 言葉の森では、この寺子屋オンライン方式の勉強を、作文や発表学習や自主学習以外にも広げ、教育全体を寺子屋オンラインでカバーできるようにしたいと思っています。
 また、寺子屋オンラインで知り合った生徒どうしが、夏休みなどの自然合宿で交流できる機会を数多く作っていきたいと思っています。

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森川林 20190329  
 寺子屋オンラインは、未来の勉強です。
 最初のころ参加した生徒は、ユニークな子が多かったです。
 今でも、その傾向はあります。
 いちばんの特徴は、受け身ではなく自分から進んで何かをしようという子が多いことです。
 これが、これからの教育の新しいプラットフォームになると思います。


nane 20190329  
 言葉の森が日本で初めて作文専科の教室を開いたときは、毎週のようにやり方を変えていました。
 しかし、今はもうほとんど変わっていません。
 寺子屋オンラインも、日本で初めての試みなので、かなり頻繁にやり方を変えています。
 しかし、それでも大筋の方針は決まりました。
 これから日本の教育のプラットフォームを作っていきたいと思います。


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