これからの勉強は、与えられた知識を詰め込んで、それをテストで再現できればよい、というものではなくなります。
自分で考えて、新しいものを作り出す力をつけることが勉強の目的になってきます。
そのための学習のひとつが、発表学習です。
言葉の森のオンラインで行っている発表学習クラスでは、毎回子供たちが、個性的で創造的な自由研究を発表しています。
こういう子供たちは、勉強というものに肯定的な感情を持って成長していくと思います。
▽発表学習クラスから「海苔(ノリ)の一生」
https://youtu.be/GrIJS5e6lFw
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発表学習クラスのいいところは、誰もが楽しんで勉強をしていることです。
テストのために勉強したことは、テストが終われば忘れてしまいますが、自分が興味を持って学んだことは、その子の心の中にずっと残ると思います。
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キャンプは短い期間だとみんな仲よくやっています。
しかし、中ぐらいの期間だと、ときどき誤解からいざこざが起こることがあります。
しかし、更に長期間になると誤解が解けて、また仲よくできるようになります。
そこで、今回の夏のキャンプは、日数は自由に選べるようにしました。
今年のサマーキャンプの新しい企画は、読書と作文だけでなく、感想文と勉強を取り入れたことです。
また、新しく遊べる場所を開発したので、渓流で魚釣りと水遊びを行う予定です。
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父ゾウ「さあ、どっかいくか」
母ゾウ「この子、くたびれたから、もうどっかいけんてい」
3月、4月、5月と行ってきた読解検定の結果を本日郵送しました。
点数と合否の結果は、ウェブで解答を送信した時点でわかりますが、それをプリントした形で送るのに時間がかかってしまいました。
海外の方には、保護者掲示板から該当ページのリンクをお送りしています。
普通、試験というと、よい点数を取るほうがよいものと思われていますが、この検定試験は×があるほどよい試験という位置づけです。
それは、×になったところの理由を考えると、そのあとの国語の試験でも、理詰めに読んで解く解き方が身につくからです。
この理詰めの解き方は、「小学生のための読解・作文力がしっかり身につく本」(かんき出版)に書かれています。
この試験で、毎回100点を目指してじっくり考えて問題を解いていった生徒は、国語力が著しく向上しました。
国語の成績をもっと上げたいと思っている人は、小学生から高校生まで、この読解検定を受けるといいと思います。
6月の読解検定は、6月23日(日)10:00~、18:00~です。
Zoom会場で行うので、自宅から受検できます。
お申込みは、下記のページからお願いします。
▼読解検定6月の申し込みフォーム
https://www.mori7.net/jform_pre.php?f=dks201906
読解検定要項はこちらです。
▼読解検定要項と検定結果サンプル
https://www.mori7.net/dokken/youkou.php
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読解検定は、理詰めに解く試験ですから、百点を取ることが目標です。
しかし、百点を取れる子は、今はまだ約1割です。
試験の結果よりも、結果がわかったあとの、×の理由を考えることが読解力を伸ばします。
読解検定を受けて実力をつけ、国語だけは自信があるというようになってほしいと思います。
読解検定の見直しの仕方は、正しい答えがなぜ正しいかを考えることではなく、正しくない答えがなぜ正しくないかを考えることです。
これが、問題文をじっくり読むということです。
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6.1週の作文のヒントの動画をアップロードしました。
鳥の村の資料室に、各学年の動画が載っています。
なお、6月1週より、小学5、6年生は、受験用のハイパー作文コースの課題もできるようにしました。
ハイパー作文コースの課題に取り組む人は、説明の部分をよく読んでおいてください。
(「鳥の村」の「資料室」の中の「ハイパー作文コース」というところに書いてあります。
参考までに、6.1週のハイパー作文コースの授業の動画です。
https://youtu.be/LCftr7bFZgU
こちらは、ハイパー作文コースの説明の動画です。
▼ハイパー作文コースの説明の動画
https://youtu.be/9_puwv0YIG0
▼ハイパー作文コースの説明
新ハイパー作文コースは、小学5年生、又は、6年生の6月から開始します。
小学5、6年生は、どちらの課題をやっても結構です。(受講料の変更はありません)
■1.ただし、担当の先生には、自分がどちらをやるか伝えておいてください。
■2.ハイパー作文コースは、項目の出来は評価から除外します。これは、受験作文コースも同様です。
そのかわり、構成がわかりやすいこと、題材に個性挑戦共感感動があること、表現に光るものがあること、主題に深みがあることという内容面を見ます。
■3.また、字数は、志望校の字数と時間を参考にして、各自目標を決めて書くようにしてください。
以前は、受験作文コースの過去問をやっていましたが、このやり方だと、小6の9月ごろから受験作文コースを開始したときに、問題が重複してしまう可能性があるので、ハイパー作文コースは、別の教材を使うことにしました。
■4.言葉の森の生徒は、「小学生のための読解・作文力がしっかり身につく本」(かんき出版)を購入されている方が多いと思うので、この本をテキストとします。
作文、読解、記述のそれぞれの章の文章を中心に、受験対応の作文の書き方を説明していきます。
■5.作文の送り方は、通常の送り方でいいのですが、それとは別に、「鳥の村」の「発表室」の「ハイパー作文コース」というところにも、そのgoogleフォトのコピーを送ってもらいます。
これは、ハイパー作文コースの生徒どうしが、互いの作文を見て参考にできるようにするためです。
(受験作文コースの場合は、こういう互いの作文を見られる形はとりません。)
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高学年の生徒が受験モードになってきているので、ハイパー作文コースを6月から本格的に取り組めるようにしました。
(これまでもこのコースはあったのですが、やる人があまりいないようだったので)
ここで行っている作文の書き方の解説は、塾でやっているようなものとは全く違うと思います。
このような解説だから、誰でも迷いなく書くことができ、しかし、それにもかかわらずいくらでも奥の深い書き方ができるのです。
言葉の森のようなやり方で受験作文を教えているところは、どこにもないと思います。
全部、オリジナルな教え方だからです。
もし、同じ教え方をしているところがあったら、それは言葉の森の真似です(笑)。
こういう教え方をすれば、どんな苦手な子でも書き出すことができます。
そして、努力次第で、合格する水準まで推敲することができるようになるのです。
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小学3・4年生は、作文が最も楽しく書ける時期です。
このころの子供たちは、表現力がついてくるとともに、面白いことを書きたいという気持ちがわいてくるからです。
小学5・6年生になると、難しいことを書きたくなってきます。
それは、教科書でも、読書でも、だんだん難しい文章を読む機会が増えるからです。
だから、自分もそういう文章を書きたいと思うのですが、書く力は、読む力よりも一歩遅れてついてきます。
そのため、自分が思うように書けないから、書くことが苦手になったと思う子が増えます。
しかし、どの学年になっても楽しく書く教え方はできます。
それは、作文を書く前に、どう書いたらいいのかを説明して、それができたら大いに褒めることです。
ところが、作文を教える先生の中には、子供が書いたものを注意して直すだけの先生もいます。
初心者の先生ほど、そうなりがちです。
もちろん、それは善意でそうしているのですが、そのことによって子供はどんどん作文が嫌いになっていきます。
本来ならば、小学生のころは、誰でも作文を書くのが好きな時期なのです。
もし、子供が作文を嫌いになりかけているとしたら、教え方を見直してみる必要があります。
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▼関連記事「作文の勉強を好きにするのも嫌いにするのも教え方次第」
https://www.mori7.com/as/2807.html
小学生に楽しく作文力をつけるのは簡単です。勉強の仕方の基本をいくつか守っていけばいいのです。
しかし、小学生を作文嫌いにするのはもっと簡単です。それは、欠点を注意していればいいだけだからです。
小学生の書く文章で、欠点のないようなものはまずありません。また、欠点がないように見えるものでも、見つけようと思えばいくらでも欠点は見つかります。それは、作文の評価のかなりの部分が主観的に行われているからです。
だから、「面白みがない」とか、「何が言いたいかわからない」とか、「書かれていることが表面的」とかいうような、曖昧で、どうしたらよいのかわからない評価がされることがあるのです。
中には、通知表で、作文を書くという項目だけが低く評価されているが、その理由は、子供にも、親にも、書いた先生にもわからないというような意味のない評価もあります。
作文力をつけるのは簡単ですが、しかし、もちろん時間はかかります。
それは、作文というものは、その生徒の読書や対話や経験などの日本語を使う生活の集大成だからです。他の教科の勉強は、その勉強に力を入れれば、すぐに成績が上がります。しかし、作文は、力を入れてすぐに結果が出るものではないのです。
そのかわり、楽しく作文を書くということはすぐにできるようになります。
この楽しく書けるということが最も重要で、楽しく毎週作文を書いてさえいれば、それに伴って作文力はついてきます。
では、楽しく書くためにはどうしたらよいかというと、まず何をどう書いたらよいのかをはっきりさせることです。この反対に自由に書かせて、あとからどこができていないなどと批評するのが最も子供のやる気を失わせる勉強の仕方です。基準をはっきりさせて、その基準に合わせて褒めるということが大事なのです。
作文のような主観的になりやすいものだからこそ、指導も評価もできるだけ客観的にしていく必要があるのです。
言葉の森の作文指導の特徴は、事前指導に力を入れていることです。作文を書く前の準備が充実していれば、それに応じて内容のよい作文が書けます。
そのために、事前に課題の長文を読んだり、事前に両親に似た例を取材したりすることが重要になってきます。
事前の長文音読は、小学校低学年のころであれば、習慣化することが容易です。朝ご飯の前に長文を音読すると決めておけば、音読の時間はわずか2、3分ですから、歯を磨いたり顔を洗ったりするのと同じ感覚で自然にできるようになります。
しかし、これが学年が上がり、小学4、5年生になってから毎日の音読をさせるというと、かなり難しくなります。この場合は、その自習をさせ続けるという親の強い決心が必要になります。また、音読の仕方についても決して注意をせずにいつも温かく褒めてあげるという忍耐心が必要になります。
事前の親子の話し合いは、やはり小学校低学年のころから始めれば、家庭の習慣として定着するようになります。普通の日本の家庭では、あるテーマについて家族全員で話し合いをする機会があるというところはほとんどないと思います。だから、作文の勉強をきっかけにして、そういう親子の話し合いの文化を作っていくといいのです。
もちろん、これはすぐにスムーズにはできません。最初のころはいろいろな試行錯誤があるはずです。しかし、小学校低学年のころから対話の習慣をつけておけば、学年が上がるにつれてその対話は更に充実したものになっていきます。
言葉の森が、小学校低学年からの作文の勉強をすすめるのは、低学年だからこそ作文の準備となるいろいろな習慣がつきやすいからです。
そのかわり、作文は楽しく勉強することを最優先させなければなりません。せっかく作文を書いているのだからと、間違いをきれいに書き直しさせたり、上手な表現に書き直させてコンクールに応募したりするのは、そのときは子供は素直に従っているように見えても、決して楽しい作業ではありませんから、かえって作文の勉強が長続きしなくなることも多いのです。
書いたものはいつも褒めてあげ、その一方で事前の準備としての読書、音読、対話などに力を入れるのが、作文の勉強の基本なのです。
ここで、蛇足のようにも思いますが、こういう作文指導を子供の勉強全体の大きな流れの中で見ていることが大事です。作文指導であれば何でもよいというのではありません。
というのは、小学生の作文指導は、低学年のうちは誰にでもできるような気がするからです。
言葉の森の作文指導は、小学校低学年から始めて高校生まで続ける子がよくいます。これは、一つには担当の先生からの電話指導が毎週あるからです。もう一つには高校生の大学入試小論文まで高度に指導するカリキュラムがあるからです。
だから、小学校低学年から作文の勉強を始めるとしたら、まず言葉の森で始めていくのがいいのです。
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子供たちは、みんな作文を書くのが好きです。
特に、小学3、4年生は、作文がいちばん楽しくなる時期です。
ところが、小学3、4年生で作文が嫌いになる子がいるのです。
それは、子供の問題ではなく、教え方の問題です。
小学3、4年生で作文の楽しさに目覚めれば、課題が難しくなる小学5、6年生の受験作文になっても、同じように楽しく書いていくことができるのです。
それが、作文の中にも出てきます。
だから、小学3、4年生の作文は、書いている方も、読んでいる方も楽しくなるのです。
ここで、その作文の楽しさをたっぷり味わい、そして、小学5年生以降の難しい作文に挑戦する気持ちを育てていくのです。
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