学校に行きたがらない子の多くは、個性的で、学力があり、感受性も豊かな子です。
そういう子供たちが、学校という枠に縛られて不自由な思いをしなくても済む時間を持てるように、読書対話クラスを開講します。
読書対話クラスでは、毎回、自分の読んでいる本をみんなに紹介し、その時々のテーマで自由に対話をする時間を取ります。
生徒の希望に応じて、勉強についてのアドバイスも行いますが、勉強の取り組みは自由です。
毎週土曜日 朝10:00~10:45
対象は小1~高3。
受講料は週1回(月4回)月額6,600円の有料ですが、自習室は毎日いつでも無料で利用できます。
自習室では、ひとりで、又は、気の合った友達と一緒にそれぞれのペースで勉強や交流をしてください。
これからは、自分らしい仕事をする時代です。
小学校から中学・高校・大学と、決められた順序どおりに学校に通って社会に出る必要はありません。
必要な勉強は、必要を感じたときにいつでもできます。だから、学校は、行っても行かなくても自由です。
個性を伸ばして自分らしい人生を歩むことを第一に考えていきましょう。
11月5日(土)から、無料体験学習を受け付けます。
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平日の昼間にも開講予定がありますか?
希望者がいれば始めます。
無料体験学習は1ヶ月の予定。
参加しやすいように。
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●動画:
https://youtu.be/_WibOCdampI
■クラスであること
これからの子供たちの教育環境で大事なことは、クラスという単位で子供たち相互の発表や質問や感想という交流の機会があることです。
子供は、先生から知識を詰め込まれて勉強するのではありません。自分が発表したり、友達の発表を聞いたりという互いの交流の中で、知識以上のものを身につけます。
知識だけを吸収するのであれば、特に先生の話を通して聞く必要はありません。本からでも、ウェブからでも、良質な知識はいくらでも手に入ります。
そして、その知識は、むしろ授業の中で吸収するよりも、家庭での自主学習の中で身につけた方がずっと能率がよくなります。
その家庭学習を発表しチェックしてもらう学習の場として、授業があるという反転教育のスタイルが、これからの学習方法の標準になってきます。
■超少人数であること
超少人数とは、3人から5人という範囲です。
クラスでの生徒どうしの交流が子供たちの成長に役立つとは言っても、そのクラスの人数が多い場合は、一人ひとりの持ち時間は限られてきます
。
例えば、1人2分の発表時間を確保する場合、35人学級では全員が発表するのに1時間以上かかります。
その発表のあと、先生による個別指導が1人につき5分あるとすれば、それだけで約3時間かかります。
ひとつの教科で合計4時間かかるとしたら、日常的な授業としては成り立ちません。
クラスとして授業を行う場合、1時間で発表と個別指導の両方を確保するためには、3人から5人の生徒数でクラス編成を行う必要があります。
しかし、生徒数が1人や2人では、生徒相互の交流が少なくなりますから、クラスとしての授業の効果は薄くなります。
3人から5人という超少人数の生徒数でクラスとしての授業を行うことが必要になるのです。
■オンラインであること
1クラス4人程度でクラス編成を行う場合、その4人が学年も進度もばらばらでは、クラスとして交流できる面が限られてきます。
リアルな教室の場合、ある特定の教科に同じ学年の同じ進度の生徒が4人集まるということは、まれにしか起こりません。
しかし、オンラインの教室であれば、生徒数の増加に応じて、クラス編成を機動的に行うことができ、同学年同進度の生徒で4人程度のクラスを作ることができます。
また、オンラインの教室であれば、国語、数学、英語のような一般的な教科だけでなく、作文、暗唱、理科実験のような特殊な教科のクラスも4人程度の人数で作ることができます。
これからの教育は、参加する生徒どうしがコミュニティを作れるようなものになる必要があります。
今のオンライン教育は、ZOOMでの交流で、生徒どうしがリアルな教育と同じように親しくなることができます。
このオンライン教育に、季節的な行事としてサマーキャンプや遠足や修学旅行を組み合わせれば、この新しいオンライン教育は、これからの教育の標準スタイルになると思います。
■これからの教育
現在の教育は行き詰まっています。
ひとつは、能率の悪い一斉指導の詰め込み授業がいまだに行われていることです。
もうひとつは、生徒が受け身で授業に参加するだけで、自分の個性を生かして発表する場がほとんどないことです。
そして、今の教育では、生徒どうしが互いの交流の中で成長するというコミュニティの要素が限られています。
授業の中で個性が発揮でき、友達との交流があり、先生からの個別指導がある教育であれば、勉強はずっと楽しくなります。
今、学校に行きたくない子が増えているのは、現在のほとんどの教育が楽しくない勉強を行っているからです。
オンライン超少人数クラスの教育は、今日の教育の行き詰まりを打開する根本的な方法です。
この教育プラットフォームが基本になれば、今ある教育問題の多くは解決し、子供たちは思考力、創造力、共感力を育てる真に価値ある教育を楽しく受けることができるようになると思います。
■昔の話
過去をふりかえっても仕方ないので、以下の文章は補足です。読まなくてもいいです(笑)。
言葉の森は、1981年の創立当初から、「Online作文教室言葉の森」という名称で、オンライン教育ということ基本方針にしていました。
それは、オンラインであることによって、参加者どうしの自由な交流ができると考えていたからです。
リアルな教室であれば、授業のほとんどは先生の話を受け身で聞くだけで、生徒どうしが交流できるのは、休み時間や帰り道の時間だけです。
オンラインであれば、自宅に戻ってからも、他の生徒とのやりとりができると考えていたのです。
そこで、1996年のホームページ開設当初から、生徒と講師全員の個人別掲示板を作り、生徒や保護者や講師どうしが交流ができるようにしていました。ちょうど今のFacebookのようなイメージです。
この掲示板は、活発に交流している生徒もいましたが、時代が早すぎたために、活用する生徒はあまり広がりませんでした。
2013年にGoogleハングアウトというウェブ会議システムを使って、オンラインの授業を行うようにしました。
しかし、これも時代がやや早すぎたためか、参加者は新しいものにすぐに対応できる人に限られていました。そのかわり、この時期に参加した生徒は、みんな優秀でした。
2017年に、GoogleハングアウトからZOOMに切り替えました。
Googleハングアウトは、ときどき接続できない生徒がいるというトラブルがありましたが、ZOOMにはほとんどそういうことがなかったので、ウェブ会議システムを全面的にZOOMに代えることにしました。
しかし、この時点でも、ウェブ会議に参加する人はかなり限られていました。
参加者が増えたのは、2020年にコロナ休校があり、オンラインの教室に参加する生徒が増えたためです。
当時、ZOOMを使った授業は続けていましたが、多数の生徒をクラス分けする形にはしていなかったので、すぐにオンラインクラスシステムを作ることにしました。
これが、現在のオンライン4人クラスの教育プラットフォームになっています。
当時のオンライン教育は、どこも、IT先進国と言われるアメリカをはじめ、ただリアルな授業を動画で流すだけの単純なものだったので、少人数クラスの双方向の授業ができるのは、言葉の森だけでした。
現在も、オンライン超少人数クラスで全員参加型の双方向の教育を行っているところはほかにありません。
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●動画:
https://youtu.be/Z9J-pqoudIM
オンラインクラスの便利なところは、スマホでも参加できることです。
だから、ときどき、家に戻るのが間に合わないときに、車の中からスマホで参加する子もいます。
オンラインの授業は、このように機動的に対応できるのがいいところです。
しかし、自宅に戻ったときは、やはりパソコンで参加するほうがしっかり勉強できます。
これからの勉強は、受け身で先生の授業を聞くものではなく、生徒が主体的に授業に参加し、情報を入力したり発信したりするものになります。
また、授業を録画したり、必要なものをダウンロードしたり、キーボード操作をしたりする場合も、スマホやタブレットでは十分に対応できません。
だから、低学年の子供であっても、できるだけ早めに子供専用のパソコンを用意してあげるようにしてください。
OSは、両親が使っているものと同じ方が操作しやすいと思います。
メモリは8ギガぐらいある方が、動きが早いです。
ハードディスクの容量は、今は外付けUSBや外付けSSDが使えるのでそれほどこだわる必要はありません。
新しいパソコンには、ウイルスワクチンソフトがセットになっているものが多いですが、私はそれはアンインストールして、独自に自分がいいと思ったものを入れています。
キーボードはアルファベット入力を基本にした方が英語も打ちやすいのでいいと思います。
子供に文字入力をさせるときは、最初にタッチタイピング(ブラインドタッチ)を覚えさせるようにするといいです。
指がばらばらになってしまうと、ときどきキーボードを見ながら打つようになるので能率が落ちます。
メーカーは、中国製は当たり外れがあります。有名なメーカーのものでも、評判の悪いものがあります。
日本語表記が基本になっている日本製のもののが方がやはり安心できます。
値段は、あまり高いものは買わずに、安いものを早めに買い換える方がいいです。
クロムブックは軽くて便利ですが、ZOOMの表示が日本語になっていないことと、文章を入力する機能が弱いことが弱点です。
また、録画やダウンロードができません。
将来的には改善されると思いますが、今はまだパソコンの方が使いやすいです。
Windows11は、重要なファイルをOneDriveというサービスに自動的に入れる仕組みにしているために、ファイルを削除するときに警告メッセージが出ずにそのままゴミ箱に入れてしまいます。
ゴミ箱のプロパティで「削除の確認メッセージを表示する」にチェックを入れておくといいと思います。
ZOOMに参加して、自分の発言が聞き取りにくいと言われることがあったら、ZOOMのオーディオ設定で、音声入力をチェックしてみてください。
改善しないときは、外付けマイクをつけるようにするといいです。
ZOOMのオンライン授業は、原則としてカメラはオンのままで勉強します。
勉強中、カメラがオンになっていると気が散るという場合は、外付けカメラにしてカメラアームをセットし、勉強しているときはカメラを机上に向けておくといいです。
どういうものがいいかは、パソコンと机の周辺の環境とカメラの形状によって違ってきますから、あまり大げさなものは買わずに、簡単にセットできるもので試してみるといいと思います。
===
2022/10/16追加
【ちょっと重要】ウイルス対策ソフトの動画
ウィンドウズに最初から搭載されている「ウィンドウズセキュリティ」の方が、マカフィーやノートンやウィルスバスターのような訳のわからないソフトよりもずっと精度が高くなっているそうです。
しかもマカフィーなどのソフトが入っていると、ウィンドウズセキュリティが効かないようになっているそうです。
私も、昔から、こういう有料ソフト(マカフィー、ノートン、ウイルスバスター)は、いかがわしい感じがしていました。
だから、ソースネクストのソフトを入れていたのですが、このソフトも全然よくなかったそうです(笑)。
ということで、今入っている有料ソフトはアンインストールして、ウィンドウズセキュリティが有効になっているかどうか確認しておくといいと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=4abg4t0Vmj8
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https://youtu.be/lI4q1DNa9GE
算数の勉強は、小4までは難しいところはほとんどありません。
しかし、今の公立学校のほとんどは、教育力を失っています。
学校に通っているだけでは、わからないところが出てきたとき、子供が自力で克服することはできません。
その小さなわからないところが積み重なって、算数に苦手意識が出てくると、その苦手意識は学年が上がるほど大きくなってきます。
算数数学は、どんなに難しい問題に見えても、結局は答えのある勉強なので、数ヶ月集中して勉強に取り組めば、苦手な子でも得意になるところまで進めます。
しかし、苦手意識があると、その集中的な勉強をあきらめてしまう子も多いので、小学校低中学年の、まだ難しいところがない時期に、算数が苦手にならないように、そしてできれば得意意識が持てるようにしておくといいのです。
算数の勉強の基本は、1冊の問題集を完璧に仕上げることです。
そのためには、できなかった問題にチェックをつけておき、1冊の問題集を最後まで解き終えたら、できなかった問題だけをもう一度解き直すようにすることです。
この解き直す回数は、難しい問題のときは、4回や5回になることもあります。
しかし、繰り返し解き直せば、誰でも算数はできるようになります。
学校や塾の勉強が能率が悪いのは、全員に一律の問題を出し、解ける問題も解かせるようなことがあるとともに、解けなかった問題も解かせ直す機会がないないからです。
算数の勉強の基本は、学校や塾の授業ではなく、家庭での自主学習です。
今の市販の問題集は、解法が詳しく書かれているものが多いので、できなかった問題を解き直す場合、その解法を理解するようにしていけばいいのです。
親が子供に教える場合も、親が理解している方法で教えるのではなく、解法に書いてあるとおりに教えるようすることが大事なコツです。
総合学力クラスでは、ウィンパス算数の小1~小4を使っていますが、この問題集は標準的な問題集なので、算数の得意な子にはものたりない場合があります。
そのときは、学年を先取りして勉強をしていくか、別の問題集を利用するようにするといいと思います。
小学1年生から3年生向けには、市販の「算数ラボ」「算数ラボ2」などが、考える問題が多いので面白いです。
小学4年生では、「中学受験新演習小4上下」の例題と基本問題を解くようにするといいと思います。
計算表という教材がありますが、これは百ます計算と同じような使い方をします。
時間を測って、単純な足し算や掛け算がどのくらいの時間でできたか記録をしておくと勉強の励みになります。
掛け算の19×19までの九九は、暗唱力のある子なら全部覚えられます。
インドで算数の得意な人が多いのは、19×19までの九九を家庭で学習している場合が多いからだと言われています。
欧米の人が日本人より計算が苦手なのは、日本のような九九がないからだと言われています。
計算力の基礎は、九九のような音読暗唱でつけていくといいのです。
今の公立中高一貫校の算数や理科や社会の複合問題には、教科書の範囲でテストをするという制約があるために、複雑な計算をさせる問題が出ることがよくあります。
計算力のある子は、早く答えを出せるので、有利になります。やや本末転倒の試験だと思いますが。
将来の入試は、辞書持ち込み可、電卓持ち込み可になると思います。
算数数学の入試問題で差がつくのは、図形の問題です。
計算の問題と文章題の問題は、手順どおりに解けるので、あまり差がつきません。
図形の問題は、パズルのようなものですから、解き方を教えてもらえば誰でも解けますが、解き方を知らないと、いくら考えてもわかりません。
受験が近い人は、図形の問題を中心に勉強していくといいです。
図形の問題は、難問をいくつも解いていると、パズルのような問題でも解き方のパターンがあることが直感的にわかってくるので、初めての問題でも解けるようになります。
図形の問題は、実感としてわかることが大事なので、難問にぶつかった場合は、その図形の問題に合わせて、紙を切り取ってみたり、消しゴムをその形に切ってみたりするとということも役に立ちます。
しかし、将来の入試では、このような差をつけるためだけの難問はなくなると思います。
総合学力クラスの勉強(1)――家庭学習のきっかけとして授業に出る
https://www.mori7.com/as/4532.html
総合学力クラスの勉強(2)――国語の勉強法
https://www.mori7.com/as/4534.html
総合学力クラスの勉強(3)――読書の仕方、読書紹介の仕方
https://www.mori7.com/as/4543.html
総合学力クラスの勉強(4)――算数の勉強の仕方
https://www.mori7.com/as/4544.html
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先生はフィンランド式教育についてどう思われますか?計算などは頭の体操になると思ってさせていたのですが、計算機があるのだからしなくていい。というスタンスが全く新しく戸惑っています。日本の学校に通うなら、日本の学校のやり方に合わせなければいけないのかとか、色々葛藤があります。
漢字や計算は、能力開発としてもちろんやっていく方がいいです。
ただし、それを重視しすぎないことです。
大事なのは、読む力、書く力、考える力で、漢字や計算はそのあとにやっていくものです。
だから、家庭学習の中心は、読書と知的な対話です。
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