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教えない教育の本質は、教えないことではなく、自分で学ぶこと as/2152.html
森川林 2014/05/26 19:29 


 教えない教育といった場合、それが、教えない教育ができる優れた先生でなければできない教育であるならば、それは、本当の教えない教育とは言えません。(ややこしいが)

 教えないという言葉にとらわれて、わからない問題に遭遇したときも、すぐに解法を見ずに自分で考えさせるということをすすめる人もいます。
 それも、確かにひとつの方法です。

 しかし、小中学生の勉強は、考える勉強よりも、基礎的な学力を身につける勉強が大部分を占めています。
 だから、わからない問題に出合ったときは、すぐに自分で解法を見て解き方を理解した方がいいのです。
 これを、先生に教えてもらうのではなく、自分でやることが、本当の教えない教育であり、教えない勉強です。

 自分なりに考えることは、必ずしも勉強でする必要はありません。遊びや仕事や趣味の生活の中で、考える場面はたくさんあります。
 すぐに解法を見るという勉強は、考えない勉強ではありません。答えを読んで理解するという能率のよい勉強をした上で、本当に考えるべきことに時間を割くのがいいのです。

 そして、考える時間は、問題集を解くかたちで作るよりも、親子の話し合いの中で作っていくのが最も理想的なのだと思います。

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Pomu 20181227  
割とこれは事実ですよね〜

ワークを家で宿題としてさせるよりも、答えを見てもいい形で授業の中で問題とかせてわからないやつは解説がしっかりしてる回答をみながら解いていくっていう。

まあ、答え全部移しちゃえー!って子もでてくるんだろうけど。



森川林 20181227  
 Pomさん、ありがとう。
 その「答えを写しちゃえ」となったときが、また大事な教育の機会なのです。
 そこで、勉強というのは自分を向上させるためにあるということを優しく話すと、子供のそれからの勉強に対する姿勢が変わってくるのです。

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学問の力 as/2151.html
森川林 2014/05/25 16:33 


 「算数は、+-×÷ができればよい」とか、「英語は会話ができればよい」とか言う人がいます。確かに、現実の必要から遊離した受験的な勉強の行き過ぎから、そういう声が出てくることは理解できます。
 しかし、学問の意義は、生活の必要のためではなく、生活の必要を超えたところにあるのです。

 ある公立中高一貫校の適性検査の中に、「ハンガーに洗濯物をバランスよく干すにはどうしたらよいか」というものがありました。
 左の何列目かにハンカチを1枚干した場合、右の何列目にハンカチを2枚干すかというような問題です。

 このようなことを日常生活で考える人はまずいません。試しにやってみて、バランスのとれたところを見つけるというのが普通のやり方です。
 では、なぜこのように、やってみればすぐわかることを、机上の紙の計算でやるのでしょうか。
 実は、これが学問なのです。

 もし、この問題を考えた子が、将来、宇宙ロケットのプロジェクトに参加し、月に遠隔操作でバランスのとれた装置を作るという課題が与えられたとします。その装置を月にまで持っていって、試しにやってみることはできません。
 つまり、生活の必要を超えた、より高い創造的な目標を達成しようとするときに、学問は必要になるのです。

 明治維新のときに、日本が急速に欧米の文化を取り入れることができたのは、この学問の力があったからです。
 江戸時代の寺子屋教育は、読み書き算盤という生活の必要の範囲にとどまっていたような印象を受けますが、そうではありません。寺子屋で基礎的な勉強を済ませたあと、より高度な学問に取り組んでいった人が数多くいたのです。

 例えば、伊能忠敬(いのうただたか)は、49歳で家業を長男に譲ったあと、かねてから関心のあった天文学を学び直しました。そして、地球の大きさを正確に測るために、日本列島を測量することを思い立ちました。
 当時の日本には、既にそういう、生活の必要から離れた学問を専門に教える先生がいたのです。

 翻って現代の教育を考えてみると、小学校低学年のころの生活の必要に結びついた勉強は、やがて高学年になり受験のための勉強へと発展していきます。しかし、そのあとの学問のための勉強につながる部分が不十分なように思えるのです。
 その証拠に、生涯で最もよく勉強したのが、高3の受験勉強のときだったという人は多いと思います。本当は、大学でこそ、生涯で最もよく勉強しなければならないのです。

 学問の素養は、18歳以降の古典の読書によって培われるものだと思います。
 言葉の森では、将来、そういう学問力をカバーするような勉強を進めていきたいと思っています。

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