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記事 2518番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/11/1
オンエア特別講座モニター募集中 as/2518.html
森川林 2016/02/03 20:44 


 言葉の森では、2月から、寺子屋オンエアシステム(googleハングアウトとskypeを利用した対話型の学習システム)で、オンエア特別講座を行います。
 これは、言葉の森の生徒であればどなたでも参加できます。ただし、事前に、googleハングアウトとskypeの利用できるパソコンが必要になります。(現在市販されているパソコンであれば、簡単な登録だけで利用できるものがほとんどです。)

 今回は、初回の講座として試験的に行いますので、受講者はモニターとして募集します。したがって、全2回の参加費用は無料です。また、モニター謝礼として、お子様に1000円の図書カードをお送りします。
 講座終了後、保護者の方に、ハングアウトの会合で感想を述べていただくか、又は簡単なレポートを提出していただくことをお願いします。

 実施する講座は下記のとおりです。
 参加を希望される方は、言葉の森事務局までご連絡ください。(電話 045-830-1177 ファクス 045-832-1466)
 googleハングアウトやskypeをまだ利用したことがない方でも、当日までに設定していただければ参加できます。設定の仕方についての資料は別途お送りします。ご希望の方には事前に接続テストを行います。

番号講座名対象学年保護者参加1回目2回目内容
1親子作文講座新幼長~新小2保護者同伴2/22(月)17:00~17:303/7(月)17:00~17:30作文がまだあまり書けない低学年の生徒を対象に、親子の対話を生かして構成図を書き作文を書く練習をします。この講座で楽しく作文を書くコツを身につけてください。
2紙折り暗唱講座新小3・新小4を中心に全学年小学生は保護者同伴2/23(火)18:00~18:303/1(火)18:00~18:30暗唱がまだあまり得意でない生徒を主な対象に、どんな難しい長文でも繰り返し読めば暗唱できるという紙折り暗唱のコツを説明します。暗唱教材は、「春はあけぼの」(枕草子)です。
3公立中高一貫校講座新小5・新小6保護者同伴2/24(水)18:00~18:303/2(水)18:00~18:30実際の公立中高一貫校入試の適性問題をもとに、問題の解き方とともに家庭での勉強の仕方を説明します。
4定期テスト対策講座新中1~新中3保護者の参加は自由2/25(木)20:00~20:303/3(木)20:00~20:30それぞれの生徒の前回の定期テストの分析の仕方と、次回の定期テストの対策の立て方を説明します。テストは匿名にして資料として使います。
5センター国語満点講座新高1~新高3保護者の参加は自由(保護者だけの参加も可)2/26(金)20:00~20:303/4(金)20:00~20:30センター試験のような選択式の国語問題の解き方を説明します。実際に問題を解いていただき、そのあと各自の疑問点について解説をします。保護者だけの参加もできます。

・時間はいずれも30分となっていますが、そのときの話の様子で15分ほど時間が延長する場合があります。
・参加者には、別途それぞれの講座資料をお送りします。

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yamatoko 20160209  
子供が本がが大好きで 学校で1番冊数を読んでいます 暗記も好きで家で覚えますが ただひたすら読むので コツがわかればもっと楽しくなると思い応募しました

森川林 20160211  
 yamatokoさん、こんにちは。
 読書も暗唱も好きなのですね。その得意分野をどんどん伸ばしていくといいと思います。
 今度、読書についても、学年別の読書紹介コーナーなどを作りたいと思っています。そこで、ほかの人の紹介で読みたい本があったら、個人間で貸し借りをするような形です。
 暗唱は、お母さんも一緒に練習していくといいので(笑)今度の講座でコツをつかんで親子で一緒に楽しんでください。

iwa 20160308  
先日はオンエア2回目の講座を受講しましてありがとうございました。構成図の利点が理解できました。子どもの自己肯定感も作文指導で高められるんだと思いました。学校では内容のふくらませられない課題例えば、動物愛護について書くこと のようにペンが進まない場合はどう進めたらよいのかなと思いました。

森川林 20160308  
 iwaさん、ご参加ありがとうございました。
 作文の課題は、その年令に応じたものがあります。
 事実の経過を書いていくのが小学校低学年で、それを立体的に(似た例を入れたり、説明を入れたりして)書くのが中学年、一般化して(人間や社会の視点で)書けるのが高学年です。
 動物愛護というテーマは、高学年向けの説明文、意見文のテーマですから、低中学年ではうまく書けなくていいのです。
 お母さんが一緒に構成図で書くときは、親子で具体的な実例を思い出すた形でふくらませていくといいです。

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春の遠足(関西地方)は1泊2日、岡山県瀬戸内市の前島で as/2517.html
森川林 2016/02/01 06:36 


 関西地方で予定していた春の遠足は、春休みの3月30日(水)~31日(木)の1泊2日の宿泊遠足になりました。(JRの駅で3/30 9:30集合 3/31 16:00解散の予定)
 場所は、岡山県瀬戸内市牛窓町からフェリーで5分の前島にあるカリヨンハウスというところです。
 参加費は20,000円。対象学年は、新小2~新中3です。
 目的は、生徒の交流と、夜の作文の勉強ですが、勉強は短時間です。

 春の宿泊遠足の参加のお問い合わせ、お申し込みは、言葉の森事務局までお電話でお願いします。(電話0120-22-3987 平日9:00~20:00)

       

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合宿(14) 

記事 2516番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/11/1
言葉の森のスマホアプリがダウンロードできます(無料) as/2516.html
森川林 2016/01/24 16:45 

 これは、昔の記事で、現在、このアプリは終了しています。
 言葉の森からの定期的な情報を希望される場合は、言葉の森オンライン新聞のメール配信のページにご登録ください。
https://www.mori7.com/ope/index.php?k=rr

 言葉の森のスマホアプリがダウンロードできるようになりました。
 このアプリで、教室の新着情報、授業の予習、先生への連絡、長文問題などいろいろなことができるようになります。(予習のページ、問題のページは現在作成中)

 言葉の森の生徒・保護者のみなさんは、アプリをインストールしたら、「アプリ連絡」というところから感想をお送りください。

■iPhone/iPad(Apple Store)
https://itunes.apple.com/jp/app/id1016833658
■Android(Google Play)
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.appcapsule.ac4200259001s

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わろわ 20160213  
ダウンロードしました。まだよくわかりませんが、勉強などに役立てていきたいと思います。

森川林 20160213  
 はーい。ありがとうございます。
 スマホアプリの中に、「アプリ連絡」というページがあるので、そちらからも送っておいてください。
 よろしくお願いします。

otowa 20160217  
ダウンロードしました。
アプリ連絡の場所が分かりませんので、こちらから送信します。

森川林 20160217  
 otowaさん、ありがとうございます。
 アプリの方で自動的に集計しているので、すみませんが、アプリの右側にある2ページ目の「アプリ連絡」というところからコードとパスワードを入れおいてください。

いさき 20160229  
ダウンロードしました。教室の生徒にも
すすめました。アプリ連絡のほうは、生徒さん用みたいなのでこちらから連絡させていただきます。

森川林 20160229  
 いさきさん、ありがとうございます。
 今はまだ一部分しかできていませんが、これから「山のたより」などもスマホで簡単に見られるようにする予定です。

わのし母 20160229  
目の体操、やってみました。面白いです。
ホームに戻るボタンがあるとよりよいな、と思います。
言葉の森新聞など楽しみな記事が出先の空き時間などに読めて便利です。


森川林 20160301  
 わのし母さん、ありがとうございます。
 目の休憩、くたびれたでしょう(笑)。
 ホームに戻るボタンは、こちらの記事を参考にしてください。
http://www.mori7.net/mori/mori.php?ki=20160301#23898
(ちょっとわかりくいけど、すぐできます。)

ゆよた(母) 20160309  
いつもお世話になっております。
高学年からの入会で、数ヵ月が経ちました。
本日ダウンロードしました。
興味深い内容が沢山あり、
これから少しずつチェックしていきたいと思います。
スマホでチェック出来るので便利です。
これからもよろしくお願いいたします。

森川林 20160309  
ゆよた様
 ありがとうございました。
 これから、更に内容のあるページを増やしていきたいと思っています。

土屋けいすけyoromu0056 20160507  
土屋けいすけもダウンローどできました。が、アンドロイド版は、いくらインストールしようとしても、アプリが見つかりません、となってしまっています。アンドロイドでグーグルハングアウトするのに便利そうですが、なくなってしまったのでしょうか?

森川林 20160507  
 すみません。
 今、googleplayの基準が変わったため、ダウンロードができないようになっているようです。
 近日中に、ダウンロードできるようになりますので、そのときにまたお知らせします。

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記事 2515番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/11/1
暗唱検定用の長文のページ as/2515.html
森川林 2016/01/22 12:15 


 暗唱検定用の長文のページに、初級1~3月の長文を掲載しています。
https://www.mori7.com/mine/as2.php
 暗唱検定は、この1~3月の合計約3000字を5分で暗唱できることを目標にします。とりあえずは、1月分がしっかり暗唱できたあと、2月、3月に進んでください。

 3月からの暗唱検定は、skype又はgoogleハングアウトを利用して自宅で行えるようになります。

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Shino 20160127  
こんにちわ! 長文暗唱のページを初めて拝見いたしました。 娘はまだ年少ですが幼稚園の朝の課程でこの「雨ニモマケズ」と暗唱しております。 2歳の頃から取り組んでいたので年少1学期の時点で完全の暗唱できるようなっております。 意味はわからずともリズムにのってサラサラと暗唱しており、毎日聞く私も暗記してしまいました 笑 今は諺にも取り組んでいるようです。

森川林 20160129  
 Shinoさん、ありがとうございます。
 幼児から小2までの間は、何でも苦もなく吸収する時機なので、この時期に日本語のいい文章を繰り返し音読暗唱する機会を作っておくとよいと思います。
 意味を理解する必要はないので、目標はすらすら読めるようになることだけに置いておくといいです。
 なぜ、意味を理解する必要がないかというと、大きくなって必ず意味を知る機会が出てくるからです。
 すると、それまで意味がわからずに読んでいた過去の経験が、全部意味を伴って自分の中に残るからです。
 それから、暗唱がすらすらできると、つい勉強的な暗唱をさせたくなりますが(笑)、そういう方向には進まずに、いい文章をより長いまま暗唱できる方向に向けていくといいと思います。

Shino 20160201  
ご返信ありがとうございます! いつもためになる記事を拝見し、日々の子育ての指針にさせていただいております。 子供に対する教育というより、自分自身の教育が必要だと感じております。

森川林 20160201  
 Shinoさん、こんにちは。
 子供と同じように、親も親の役割は初めてなので、いろいろ試行錯誤をしながら柔軟にやっていけばいいのだと思います。
 何かあれば、いつでもご相談ください。

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暗唱(121) 

記事 2514番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/11/1
プレゼン作文発表会の動画とアンケート(久しぶりの記事更新でしたが) as/2514.html
森川林 2016/01/21 19:43 


 12月に第2回目のプレゼン作文発表会を行いました。
 この発表会に参加した言葉の森の生徒で、動画を公開してもいいという承諾のあった人の動画を、「これまでの記録」のページに掲載しました。
▽「プレゼン作文発表会これまでの記録」
https://www.mori7.com/hpk/koremade.php

 また、同時に参加した言葉の森の生徒を対象にアンケートを実施し、これも、「アンケート」のページに掲載しました。
▽「プレゼン作文発表会アンケート」
https://www.mori7.com/hpk/anke.php

 作文の中心は、もちろん文章ですが、それは表現の手段として文章を使っているということであって、文章を書くことそのものが目的なのではありません。
 目的は、相手に伝わるように表現することであって、それを文章でできるようにしているということです。
 プレゼン作文発表会は、作文で表現されている内容を、絵や写真や動画や音楽を使って、更に表現を豊かにして発表するという企画です。

 言葉の森の生徒のほとんどは通信で勉強していますから、日常的に交流する場はほとんどありません。例外的に夏の寺子屋合宿で会う人もいます、そういう交流に参加できる人はほんのわずかです。
 生徒の分布は、日本の場合は、北は北海道から南は沖縄まで、更に海外の生徒もいますから、言葉の森の生徒が一堂に会するような機会はまずありません。

 ところが、インターネットを利用したウェブ会議のような形であれば、どこからでも参加できるということが、テクノロジーの発達によって現実的なものになってきました。
 言葉の森では、既に、寺子屋オンエアでウェブ会議を利用した家庭学習の指導を行っているので、操作のできる先生はたくさんいました。
 そこで、昨年の6月と12月に、プレゼン作文発表会をウェブ会議形式で行ってみたのです。
 初めて参加する子供たちもたくさんいましたが、みんな積極的に作文発表と交流を楽しんでくれたようです。

 今後、このインターネットテクノロジーを利用した新しい企画を、いろいろな形で提案していきたいと思います。

 ところで、言葉の森が、こういう新しい技術を次々に利用できるのは、もとになる作文指導がしっかり定着しているからです。
 例えば、言葉の森の生徒が自主的に投稿するコンクールなどでは、毎月何人もの生徒が受賞しています。
▽「入選の滝」
https://www.mori7.com/taki/
 また、受験作文コースでは、中学入試から大学入試まで、毎年多くの生徒が合格しています。
▽「合格情報」
https://www.mori7.com/saisou17.php

 これからも、長年の蓄積に支えられた充実した指導と、新しい技術を活用した楽しい学習を両立させていきたいと思います。


 さて、以下は、言い訳です。
 今回は、記事の更新がだいぶ遅れてしまいましたが、それは、激動する社会情勢に対応するために、今後の言葉の森の方針を煮詰めていたためです。
 その新しい方針は、ひとことで言うと、ホームページのトップに書いた「明日の日本を支える子供たちを育てる、勇気と知性と共感と創造性の教育」です。
 作文指導を土台にして、明日の日本を支える子供たちを育てる教育を進めていきたいと思います。

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発表交流会(20) 

記事 2513番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/11/1
受験作文コースの直前の対策は、これまでの作文を読み返すこと as/2513.html
森川林 2016/01/08 14:53 


 受験作文のい直前の対策と言っても、この時期に新しいことをやるのではありません。ときどき、言葉の森で勉強したものを学校やほかの塾の先生に見てもらう人がいますが、よほどその先生が作文指導に慣れている先生でなければそれはやらない方がいいです。(そういう先生はほとんどいません。)
 というのは、作文指導に慣れていない先生ほど、この時期に直す指導をしてしまうからです。もちろん、その直す指導が具体的で本人にすぐできるものであればいいのですが、ほとんどの場合その生徒がすぐにはできないことを言います。
 すると、子供は混乱して、これまでできていたことまでできなくなってしまうことがあるのです。

 もし万一そういうことをもうしてしまった人がいたら、お母さんかお父さんがしっかりした方針として、「これまでのやり方でやっていけばいい」と言ってあげてください。
 これは作文の試験以外のすべての試験にあてはまります。
 何事も、最初に決めてやってきたやり方が、いちばんいいやり方なのです。

 では、どういう直前対策をするかというと、それはこれまで書いてきた作文をファイルにとじておくことです。
 その上で、その作文を読んで、自分なりに上手に書けたと思うところに赤か青のペンで線を引いておきます。(赤ペンは既に担当の先生が引いていることが多いので。)
 また読み返してみると、表現を直した方がいいと思うところも出てきます。その場合は、小さい字になってもいいので、その部分をよりよい表現に直しておきます。ひらがな書きになっているところや、誤字のところも同じです。

 そのようにしてファイルした作文を、ときどき読み返します。全部読む時間がないときは、上手に書けたと思った傍線の引いてある箇所だけでもかまいません。試験の直前まで何度も読んでいると、試験の本番で同じ表現や実例を使える場面が出てくるからです。
 作文の勉強の仕上げは、自分がこれまでに書いた作文を読むことなのです。

 また、もっと時間があるという人の場合は、同じテーマで元の作文を見ずに、時間制限の中で同じように書けるかどうかを確かめてみてください。(全く同じに書くというのではありません。大体の方向が同じであればいいということです。)

 受験で差がつくのは、時間が限られているためです。同じテーマで何度も書いていると、自分が最高のスピードで書けばどのぐらいの時間で何文字書けるかがわかってきます。この自分の最速の字数を知っていると、試験の本番で残り時間が少なくなったときでも、「あと何分あるから、何文字は書ける」という見通しがつくので、焦らずに書いていくことができます。

 作文試験や面接試験の当日には、読みかけの小さい本も持っていくようにしてください。作文の場合は、これまでに書いた作文を見直すのが試験前の準備ですが、それでも時間があるとき、又は面接試験で待っている時間があるときは、持ってきた本を読んでおきましょう。
 試験前に本を読んでいると、なぜか不思議なことに、作文や面接の試験のときに、その本の内容を生かせる場面が出てくることがあるのです。

 作文試験の本番で、書きやすい、易しい課題が出てきたら、それは普段の心がけがよかったからです。
 その反対に、難しい、書きにくい課題が出てきたら、それは逆にチャンスです。自分が難しいと思うときは、ほかの人もみんな難しいと思っています。言葉の森での作文の勉強は構成を重視して練習しているので、難しくて書きにくい課題のときほど上手にまとめて書くことができるからです。

 さて、生徒の方はこういう準備でやっていけばいいのですが、お父さんやお母さんも心の準備をしておく必要があります。
 合格を目指して勉強することは、とても価値あることです。こういう受験勉強の中で、親も子も鍛えられます。

 しかし、人生という長い目で見ると、合格した子も、合格しなかった子も、途中の経過は違っても、なぜかその子の本来の目指していたところに行き着くようになっているのです。
 合格が有利で不合格が不利に見えるのは、そのときだけです。その後の人生の中では、有利に見えたことが不利になったり、不利に見えたことが有利になったりして、いろいろな紆余曲折を経て、その子の本来の道を進んでいたことに気がつくのです。
 だから、お父さんお母さんは、なごやかな表情で子供の受験勉強の最後の仕上げを見守ってあげてください。

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受験作文小論文(89) 

記事 2512番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/11/1
作文力記述力をつけるには、森リン点で評価し、暗唱検定を目標に as/2512.html
森川林 2016/01/07 13:19 


 これからの入試では、選択式の問題は次第に少なくなり、記述式の問題が増えていきます。更に、記述式以上に文章力の評価を重視した作文、小論文の試験も増えてきます。
 記述力というものは、誰でもそれなりにありますが、入試で大事になるのは記述をするスピードです。

 これは読解の問題でも同じで、国語の問題は誰でも時間をかければそれなりにできるようになりますが、スピードを上げて読み取るというところが難しくなるのです。
 家でゆっくりやればできるのに、実際の試験ではできないというのは、このスピードが不足しているからです。

 読解と記述のスピードを上げるためには、難しい語彙を読み取る語彙力と、難しい語彙も的確に使える語彙力とが必要です。読む語彙力と書く語彙力がそれぞれに必要なのです。

 語彙力の有無は、森リン点の数値として出てきます。
 人間が読み取って、「何か密度が薄い気がする」と思うものは森リン点が低く、その反対に、「密度の濃い文章という気がする」と思うものは、森リン点が高いという関係があります。
 つまり、森リン点は、その文章に使われている語彙の質と量をチェックしているのです。

 では、どうしたら語彙力が増えるかというと、ひとつは長文音読で、もうひとつは長文暗唱です。
 長文の暗唱に慣れていると、英語の勉強も、算数数学の勉強も、わかりにくいといころはとりあえず暗唱で対応という形がとれます。
 これは、決して丸暗記というのではありません。丸暗記というものは、テスト前のそのときだけ覚えていてあとは忘れてしまうような暗記です。
 そうではなく、わからないながらも暗唱で丸ごと自分のものにしておくと、あとからそのわからないところが時間の経過とともにわかるようになるというのが暗唱なのです。

 この暗唱によって、難しい語彙を読み取る力と、その語彙を使う力がついてきます。
 小学校高学年から中学生にかけては、理解の語彙力に比べて表現の語彙力が低くなる時期です。そのため、この時期の子供は作文を書くことに負担を感じやすくなります。
 つまり、読む力はあるので、それに比べてあまりに低い自分の書く力を見て、作文が苦手だと思うようになるのです。

 この苦手な時期をのりこえる勉強が、音読と暗唱です。
 音読は、張り合いがない勉強という気がするので、家庭では続けにくい面があります。また、家庭で音読をしていると、よく親から読み方を注意されることがあります。それでますます音読は続けられなくなりがちです。
 暗唱の場合は、暗唱をし終えたあとの達成感があるので、音読よりも続けやすい面がありますが、達成感を感じるようになるまでの最初の練習を乗り切るまでが難しいところです。

 言葉の森の寺子屋オンエアでは、音読については、skypeのビデオメッセージで先生に音読を送るという形を取っています。これで、音読を続けやすく感じる生徒が増えてきました。
 暗唱については、暗唱に慣れるまでの間、やはり寺子屋オンエアで暗唱クラブのようなものを立ち上げ、それを今年からスタートする暗唱検定でチェックするという形を考えています。

 作文力や記述力は、文章を書けば上達するわけではありません。書いて上達するのは、作文力記述力の一部です。文章を書く力は、文章を書くよりも、読む力をつけて上達する面があるのです。
 その読む勉強を、毎日の自習という自然な形で取り組めるようにしていくのが大事です。

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sizuku 20160908 51 
「作文力や記述力は、文章を書けば上達するわけではありません。書いて上達するのは、作文力記述力の一部です。文章を書く力は、文章を書くよりも、読む力をつけて上達する面があるのです。 」

私も高1の娘といっしょに読解力アップに励みたいと思います。

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暗唱検定は3000字の予定。skypeのビデオ通話かgoogleハングアウトで自宅から受検。 as/2511.html
森川林 2016/01/06 13:53 


 言葉の森の生徒の毎日の自習としての暗唱は、希望者が1ヶ月で900字の長文の暗唱をできるようにするという形で続けてきました。
 暗唱は、やり方さえわかれば誰でもできるという見通しがあったので、以前はできるだけ全員がやるようにすすめていました。そして、今も実際に今やっている生徒のほとんどは、毎日の暗唱が勉強の習慣になっています。

 しかし、家庭でお母さんと子供だけで自習をする形ですと、微妙なところで本来の正しいやり方とずれて、暗唱が続けにくくなる子がいました。
 例えば、机の前にきちんと座って、ゆっくりていねいに読むというような暗唱の仕方です。やりやすい暗唱は、歩き回りながらでも何をしながらでもいいから場所などは気にせずに、早口で棒読みで読むというやり方です。
 また、例えば、わずかの「てにをは」の違いを、内容が合っていれば少しぐらい違っていてもいいと最初に見過ごしてしまい、そのあと直せなくなるという人もいます。暗唱は、最初の数回目が最も大事で、ここで間違って読むとあとからはなかなか直せなくなるのです。
 そのほか、文章を見ながらすらすら読むのではなく、文章を見ずにできるだけ思い出して読むような読み方をしてしまう子もいます。すらすら読めるようになるまでは、文章を見ながら音読した方がいいのです。思い出しながら読むと、思い出す読み方が癖になってしまうからです。

 このように家庭で正しいやり方で取り組むのは、いろいろ難しい面があったため、暗唱の仕方のビデオを作りました。
 しかし、このビデオもまだやや簡単に説明しすぎているところがあるので、今度はもっと本格的なビデオ教材を作りたいと思っています。

 さて、言葉の森では、毎週先生が電話指導をするので、毎週の暗唱チェックができるという利点がありました。これは、通常の通信教育ではなかなかできないことだと思います。
 しかし、電話だけのチェックでは、中には、長文を見ながら音読して暗唱してしまう子も出てきました。通常は、電話の近くには、お母さんなど家族の人がいるのでそういうことはありませんが、中には子供がひとりで電話で先生と話をするという家庭もあります。そういうところでは、暗唱チェックが形だけのものになってしまう可能性がありました。

 また、暗唱チェックは、どうしても聞いている先生が甘くなってしまい、少しぐらい間違えたり、思い出せなくて助け舟が必要だったりしても、せっかく熱心にやっているのだからと合格にしてしまうケースもありました。

 そこで、暗唱の自習をもっと確実にできるようにするために、今年から暗唱検定を行うようにし、暗唱検定用の暗唱長文も新たに作成しました。
 現在、幼長から高3までの30編以上の新しい暗唱長文は大体できていますが、ルビふりなどの細かいところのチェックに時間がかかり、現在暗唱のページに掲載しているのは1編です。

 今後の予定としては、1~3月の間に掲載する予定の3編の暗唱長文(1編が約1000字)を、続けて暗唱できるかどうかをチェックする暗唱検定を3月ごろに行う予定です。
 3編続けてですから、約3000字の暗唱です。これを5分以内に間違えずに暗唱できることが目標になります。

 暗唱は、正しく(ということは、親子喧嘩などをせずに)やれば、多くのメリットがあります。
 例えば、語彙力がつきます。記憶力がつきます。理解力がつきます。表現力もつきます。毎日の勉強の習慣もつきます。また、今回の暗唱長文は日本の古典から選んでいるので、日本の文化に対する感受性も育ちます。
 これらがわずか毎日10分の自習でできるのです。

 しかも、言葉の森の電話指導の際に先生に暗唱チェックをしてもらえば、暗唱検定までの間の意欲も持ち続けられます。

 暗唱検定は、電話ではなくskypeのビデオ通話か、作文検定と同じようにgoogleハングアウトで行う予定です。自宅で検定試験が受けられるので、取り組みやすい検定試験になると思います。

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暗唱(121) 



小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習