今、新しいコンセプトの勉強を考えています。
第一は、先生の授業を聞くことよりも、生徒が自分で考えて発表することを大事にする勉強です。
第二は、みんなと同じ正しい答えを出すことよりも、自分らしい問題を作ることを大事にする勉強です。
第三は、子供だけにさせる勉強ではなく、お父さんお母さんと協力して行う過程を大事にする勉強です。
第四は、すぐ役に立つことばかりでなく、今は役に立つかどうかわからないようなことでも本人の好きなものをやることを大事にする勉強です。
これからの世の中は、ますます創造性が必要とされるようになります。
正しいことをきちんとこなす仕事は、人工知能が代替していきます。
答えのある勉強は学力の基礎ですが、その基礎は勉強の目的ではなく創造性を発揮するという勉強の手段です
だから、学校で教わる勉強以上のことをするのが、寺子屋オンラインの勉強です。
今度、寺子屋オンラインでは、理科、社会の勉強も取り入れる予定です。
テスト勉強という目から離れると、理科も社会も面白い創造的な勉強になるのです。
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みんなと同じことを、ただ努力だけでがんばれば何とかなる時代は過ぎました。
みんなと同じでよかったのは、経済が右肩上がりの時代の話でした。
今は、みんなと違うことを工夫しなければならないのです。
それは、大人の仕事でも、子供の勉強でも同じです。
答えのない時代には、答えのない生き方をたくましく生きていくのです。
社会の変化も、技術の進歩も加速しています。
こういう時代に大事なことは、新しい知識を吸収することと、新しい工夫を実行することです。
未来は、向こうからやってくるのではなく、自分たちが作るものなのです。
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オンラインの作文の少人数クラスでは、開始の合図とともに、みんなが一斉に作文を書き出します。
通信指導や家庭学習で作文を書く場合、書き出す前にはエネルギーがかなり必要ですが、オンラインを少人数クラスではみんなが書き出すので自然にすぐに書き始める雰囲気ができあがります。
オンラインの少人数クラスのいいところは、このように他の人と一緒に交流することが勉強の励みになることです。
また、個別に説明が必要な場合は、ブレイクアウトセッションという分科会の会場に移動してもらい、その生徒だけに詳しく説明することができます。
これは、リアルな教室よりも優れている点です。
リアルな教室では、みんなが静かに書いている中で一人ひとりに個別の話をすると、中にはその声が気になって集中しにくいという子も出てきます。
作文の勉強は、他の勉強と違って人の声が聞こえるところではかなり書きにくくなるからです。
オンライン少人数クラスの場合は、静かな部屋は静かなままで書き続けることができます。
このオンラインの教室のもう一ついいところは、授業の様子をあとでお父さんやお母さんが見ることができるという点です。
先生がどんなことを説明して、子供がどんな風に勉強したかということが分かるのです。
また、授業のあとの保護者懇談なども、すぐに行うことができます。
オンラインの作文の少人数クラスは、先生にとっても利点があります。
それは赤ペン添削のような時間のかかることを大幅に省略して、口頭での説明を中心にできるからです。
口頭説明とは、作文の該当する箇所に番号をつけて、その番号のところを詳しく説明するのです。
ですから、同じ時間内に伝えられる内容はかなり多くなります。
オンライン少人数クラスの作文指導というのは、全く新しい授業形態なのでまだどこでも行われていないと思います。
しかし、これから作文指導の理想的な形として広がっていくと思います。
ところで、今、電話通信で作文の授業を受けている生徒は、今の先生のまま授業を続けたいと思っている人も多いと思います。
その場合は、今の電話通信の先生が、オンラインの作文の少人数クラスを担当するまで待っていただくといいと思います。
電話通信から、オンライン少人数クラスへの移行は、意外に早く進むのではないかと思っています。
「思います」や「思っています」ばかりになりましたが(笑)。
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世の中の変化は、加速しています。
アマゾンが登場した最初のころは、「やっぱり本は手に取ってみないとわからない」などと言っていたのが、あっという間に近所の書店にはもうほとんど足を運ばないようになっていると思います。
こういう時代に最後に残るのは、親しい人間どうしの関係です。
本はネットで購入しても、その本を人に奨めるのは人間で、その人間のつながりを強化するものがネットの技術革新です。
オンライン作文少人数クラスも、そういう方向に進んでいくと思います。
何か宣伝文句みたいなタイトルですが(笑)、これは本当です。
作文を書き出すというのは、ほかの勉強に比べると、何倍もの大きな精神的エネルギーを必要とします。
だから、夏休みの読書感想文の宿題が、最後の最後まで残ってしまったりするのです。
そのエネルギーを出しやすくするのが、集団の力学です。
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実は、私のうちの子も小学校4年生のころに不登校になりました。
理由は、学校で友達が授業中に先生からいじめられているのを見るのが嫌だからということでした。先生からというところが何か変ですが(笑)。
私は、自分自身が学校に行くのがあまり好きではなかったので、その話を聞いたときにはすぐに賛成しました。
私が、学校時代にいちばん苦痛だったのが、硬い椅子に座って先生の話をただ聞いているだけの退屈な時間を我慢することでした。
だから、学校に行かずに家でのんびり楽しいことをしていた方が、ずっと人間らしい生活が送れるという感覚が自分の中にあったのです。
子供の不登校ということについては、全く何も心配していませんでした。
子供と話をしていて、まともに対話ができるのであれば、学校に行くとか行かないとかいうことはどうでもいいことだと思っていたからです。
社会が決めた路線から子供を見るのではなく、親が自分の目で見てちゃんと育っていると思う子であれば、学校に行こうが行くまいが、成績がよかろうが悪かろうが、そういうことはあとからどうにでもなるのです。
特に、今は学校に行かなくても、主要教科の参考書を一冊ずつ用意して家庭で勉強すれば、学校に行くよりもずっと短時間で多くのことを学べます。
授業的なことをしたいのであれば、スタディサプリなどで勉強をしていくこともできます。
学校の利点は、友達や先生との集団生活が行えるということですが、それは放課後の地域のサークルのようなところに参加してもいいですし、又は、インターネットでいろいろな集まりに参加してもいいと思います。
今の社会では、勉強する手段はいくらでもあるし、友達と交流する手段もいくらでもあるので、学校に行くということを義務と感じる必要は全くないのです。
そして、いちばん大事な考え方は、人生の目的は仕事をすることであって学校に行くことではないということです。
昔は、学校に行くことが仕事の最初のステップであるかのように考えられていましたが、今はそういうことはありません。
学歴で採用を決めるような企業はもちろんありますが、世の中にはどこの学校を出ていようが関係がないという仕事の方がずっと多いのです。
今仕事をしている大人の人は、同じ仕事をしている仲間がどこの学校を出たかということとその人の実力はほとんど関係がないことを知っているはずです。
関係があるとすれば、それは偏差値の高い学校を出た人は誤字が少ないとか、長い文章を読むのが苦にならないとかいう程度のことです。
その程度の長所は、その他の様々な長所でいくらでも逆転するごく一部の長所にすぎません。
ですから、今子供が不登校になると心配している人については、むしろ不登校を活かして自分らしい個性的な生き方をしていくチャンスだと考えていくことです。
今の世の中の大人の多くは、まともな路線を歩んできている人が多いので、人と違うことをやることに不安や恐怖を覚えるようです。
しかし、大きく考えれば人生は誰にとってもチャレンジの連続で安心できるような道などはどこにもありません。
それならば、むしろ人と違う道を歩むということをいい機会だと考えていくといいのだと思います。
ところで、最初に書いたうちの子は、今は普通の社会人で子供もいて普通に仕事をしています。
不登校の時期に、北海道の山村留学に行きしばらく暮らしていましたが、近くの海でウニを取って浜辺で焼いてみんなで食べたのがすごくいい思い出になっているようでした。
どんなことも過ぎてしまえば、みんな楽しい思い出になるのです。
だから、今起きていることは、どれも必然で必要なことで、それがあとで必ずいい結果になると考えていくといいのです。
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少子化が進み子供の数は年々減っているのに、不登校の子の数は増えています。
しかし、学校に行きたくないというのは、表面的な現象に過ぎません。
不登校の本質は、もっと人間らしく、あるいは自分らしく生きていきたいということなのです。
だから、大人はその本質を生かせる道を考えてあげることです。
これは宣伝ではないので、問合せはしないでほしいのですが、不登校になったらオンラインの少人数クラスで勉強すればそれでいいと私は思います。
当事者がいちばん事情をよくわかっているでしょうから、不登校の子のお母さんが、同じような不登校の子の保護者に呼びかけて、オンラインの少人数の勉強会をすればいいのです。
そうしたら、みんなそっちの方がいいと言うようになるかもしれません。
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横浜市立金沢高校 M.Hさん
(担当講師から)
受験勉強をしながらも言葉の森は絶対続けたいと頑張ってくれた生徒さんなので、合格を知りとても嬉しかったです。
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この春から、作文のオンライン少人数クラスを始めました。それが、寺子屋オンライン作文クラスです。
このオンラインと、少人数という組み合わせが、実はかなり難しいのです。
オンラインのビデオ授業や、オンラインのマンツーマン指導はどこでもやっていますが、オンラインの少人数というのは、多くの場合ごく狭い範囲でしかできません。組織的にオンライン少人数指導を行うとなると、運営上のハードルが格段に高くなるからです。
さて、このオンライン少人数クラスは、グループディスカッションができるクラスですから、特色のある教え方をしたいと思っています。
その一つが、作文の好きな子が集まり切磋琢磨をしながら、よりレベルの高い作文を書くという前向きな勉強をしていくことです。
それで、この少人数作文クラスの愛称を、ハイパー作文クラスとしました。何しろ前向きに、高度なことをしていくのです。
この場合、作文が好きであるということが唯一の条件で、上手だとか下手だとかいうことは問いません。
作文が苦手な子であっても、書くことが好きであればいいのです。または、面白そうだからやってみたいという子であればいいのです。子供の意向が第一です。
ただし、作文を毎回アップロードするのに、保護者の協力が必要です。といっても、もちろん難しい操作ではありません。慣れれば子供でもできる手順です。
また、お母さん又はお父さんが、最低限月に1回は必ず懇談会に参加できるということも条件にします。ただし、懇談会と言っても、授業のあとのミニ懇談会を予定しているので、15分程度のものです。
こういう親子の協力があれば、子供の作文は更に充実したものになるからです。
ハイパー作文クラスは、次のようなわかりやすい目標を決めて勉強していきます。
まず第一に、小学校低学年・中学年であれば、各種コンクールに入選することを目標にします。
しかし、大事なことは実力で入選することですから、先生が作文に手を加えたり、上手になる表現を教えたりというようなテクニック的な指導はしません。本人の実力を伸ばして入選することが目標です。
第二に、小学校高学年の場合は、公立中高一貫校の作文試験に合格できるだけの作文力をつけることを目標にします。
かなり難度の高い指導項目も出てきますが、小学校高学年の生徒はそういう難しいチャレンジを喜ぶようなところがあるので、かえって面白い勉強になると思います。
第三に、小学校高学年、及び中学生で、パソコン入力ができる生徒は、森リン大賞の毎月入賞を目標にして書いていきます。
森リン点を上げるにはいろいろな条件が必要になりますが、その条件を工夫していくことが表現力と語彙力を伸ばすことにつながるからです。
中学生の場合は、高校入試に作文があれば、これがそのまま入試作文の対策になります。
高校生の小論文入試対応講座や、センター試験国語満点講座したいのですが、今は時間的に難しいのでそれはまたいつか単発講座としてやっていきたいと思います。
ハイパー作文クラスは、当面は限られた曜日・時間でしかできませんが、運営が軌道に乗ったら、また別の特色を持った作文クラスを運営していきたいと思っています。
例えば、kindle出版を目指すクラスとか、祖父母の自分史を取材して書くクラスとか、四コマ漫画とセットにした作文クラスとか、英語翻訳作文クラスとか、いろいろ考えられます。
教える先生の個性を生かした特色あるクラスが、いくつもできると思います。
講師は、中根と、森林プロジェクトで作文講師資格講座に合格した先生です。
オンライン少人数クラスは、リアルな教室と違ってオープンな研修環境があります。
リアルな教室は、学級王国と言われることがあるように、どうしても閉鎖的になりがちです。たまに、授業参観や研修があっても、そのときだけ外向けの特別な授業になりがちです。
その点、オンライン少人数クラスは、日常的な指導の中でも常時研修が可能なので、生徒ばかりでなく講師も成長する条件が整っています。
このオンライン少人数クラス(正式名称は、寺子屋オンライン作文クラス)を、これからの作文小論文指導のスタンダードにしていきたいと思っています。
▽現在開設している寺子屋オンライン作文クラス(カッコ内は講師コード)
・月19:00~19:45(ゆた)
・水17:00~17:45(ほえみ)
・木17:00~17:45(きら)
・木19:00~19:45(いさき)
・土 9:00~ 9:45(なね)
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言葉の森に作文を習いに来る生徒には、作文が好きで得意だからという子もかなりいます。
もちろん、苦手で困っているからという子もいますが。
得意な子と苦手な子がいた場合、教える先生は人情としてどうしても苦手な子に力を入れがちです。
得意な子は、教えればどんどん上手に書けるので、それ以上のことは特に必要ないと思ってしまうのです。
そこで、今度のオンライン少人数クラスは、むしろ得意な子、好きな子の力を伸ばすという方向で進めることにしました。
と言っても、何もスパルタ式でやるのではありません(笑)。
子供たちどうしのディスカッションを生かし、自然に前向きになる勉強をしていくのです。
子供たちが勉強に対して意欲的になる大きな条件が、講師と保護者とのコミュニケーションです。
保護者面談などを行うと、別に何も特別なことを話すわけではないのですが、子供たちがそれからシャキッとするのです(笑)。
オンライン少人数クラスは、自宅でできるという利点を生が活かせるので、随時父母懇談会を行っていきたいと思っています。
クラスのみんなが入選しているのに、一人だけ入選しない子がいたらどうしたらいいのでしょうか。
それは、簡単です。
「選者が、君の作文のよさを理解できないぐらい個性のある作文を書いているんだから、それでいいんだよ」
ということなのです。
私は、いつも自分に対しても、子供に対しても、この路線でやってきました(笑)。
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